Redmi9Tに軽量ROMを導入
MIUIは多機能で便利だけどロースペのRedmi9Tには重すぎる…
ここではMIUI以外のカスタムROMを入れてみます
Redmi9Tはロースペなのでなるべく軽いROMを選びましょう
今回はPixelBlasterというROMをインストールしていきます
▶espresso+joystick+2画面でレイドバトルの動作を確認済み
▶条件によっては落ちる場合があります
▶ 当然ですが2画面はカクカクです
PixelBlasterOSとは
PixelBlasterはPixelExperienceをベースにしたカスタムROMでAOSPです
安定性が重視されており、多少のカスタマイズはされていますが余計な機能がないのでかなり軽快に動作します
必要な環境と端末
BootLoaderアンロック済みのRedmi9T
-BLUの解説はしないので各自調べてください
ADB環境導入済みPC
-BLUしていればすでに導入済みのはずです
導入前の注意事項
Redmi9Tは国や機能、製造時に使用された部品によって仕様が異なりROMによっては全ての仕様に対応できていないため、非常に仮文鎮化しやすい機種です
必ず手順通りに進めてください
仮文鎮化した場合はTWRPを起動させてROMのインストールをやり直してください
もしくはMiFlashTool等で元の公式ROMを焼いてください
ファイルの準備
まずPixelBlasterOSをダウンロードしてきます
https://github.com/PixelBlaster-Releases/juice/releases
PixelBlaster_3.0_juice-11.0-20210910-0436-OFFICIAL.zipをダウンロードします
次にRecoveryをダウンロードしてきます
すでにTWRP等のカスタムリカバリがインストールされている場合はそれで問題ありません
※RecoveryによってはROMのAndroidバージョンに非対応の可能性があるので対応したRecoveryを探してください
また、Redmi9Tは個体によって動かないカスタムリカバリがあるので注意してください
以下のリンクからダウンロードできるTWRPはほぼ全ての個体に対応していると思います
上記URLからRedmi9TのTWRPをダウンロードします
続いてeuROMをダウンロードします
Redmi9Tは多種多様な仕様が存在する関係でカスタムROMをインストールする場合はeuROMに上書きする形でインストールすることがほとんどです
ですのでeuROMが必要となります
xiaomi.eu_multi_HMNote94G_HM9T_V12.5.6.0.RJQCNXM_v12-11.zip 2022-01-21 3.0 GB
をダウンロードします
最後にカーネルと呼ばれるものをダウンロードします
先述と同様の理由で仕様によっては正しくタッチパネルの操作が行なえない等の不具合が発生する場合があるのでこれを修正するファイルとなります
https://github.com/stormbreaker-project/kernel_poco_citrus/releases/
StormBreaker-chime-r5-21-07-2022.zipをダウンロードします
ダウンロードした4つのファイルをRedmi9Tのフォルダ内にコピーします
▶Type-CのUSBメモリ等の外部ストレージを持っている場合は外部ストレージ経由のインストールをおすすめします
9TはmicroSDも扱えます
導入手順
Redmi9Tにファイルがコピーできたら電源をオフにしてFastboot モードで起動してください(音量下電源ボタン同時押し)
PCと接続後、コマンドプロンプトを開き
fastboot flash recovery
と入力をし、
ダウンロードしたtwrp-3.6.0_10-1-lime-brigudav.imgをドラッグ&ドロップで放り込みます
画像ではfastboot flash recovery twrp-3.6.0_10-1-lime-brigudav.imgとなっていますが、ファイルの場所は人によって異なりますので同じように入力してもコマンドは通りません
必ずfastboot flash recovery のあとにリカバリファイルをドラッグ&ドロップで放り込んでください
エンターを押し、Finished.と表示されればRedmi9Tにインストールされているので電源ボタン+音量上同時押しで起動させるとTWRPが立ち上がります
起動したらまずeuROMをインストールします
▶外部ストレージにファイルをコピーした場合はファイル選択時にストレージを移動してください
左上のInstallを選択し、コピーしておいたxiaomi.eu_multi_HMNote94G_HM9T_V12.5.6.0.RJQCNXM_v12-11.zipを選択します
下部のSwipe to Flashを右にスワイプするとインストールが完了します
下部の真ん中を押すとホームに戻るので続いてPixelBlaster_3.0_juice-11.0-20210910-0436-OFFICIAL.zipをインストールします
インストールが完了したら再びホームへ戻り
StormBreaker-chime-r5-21-07-2022.zipをインストールします
カーネルのインストールまで完了したらホームへ戻り右上のWipe-Fomat Dataを選択し、yesと入力して初期化します
初期化後reboot systemで再起動すると無事にPixelBlasteOSが起動します
Magiskをインストールする場合
https://github.com/topjohnwu/Magisk/releases
最新のMagisk.apkをダウンロードし、Redmi9Tのフォルダ内にコピーしておきます
電源をオフにして音量上と電源ボタン同時押しでリカバリを起動します
InstallからMagisk-vNN.n.apkを選択し、Swipe to Flash
ホームへ戻り、電源マークからReboot Systemを選択して再起動
インストール時フォルダ内にapkファイルが出てこない場合は
zipにする必要があるのでファイル名を
Magisk-vNN.n.zipに変更して再度端末内にコピーしてください
起動後にMagisk-vNN.n.apkをインストール
Magiskの設定を行ってください
※Magisk26.0以降をインストールした場合はMagiskアプリ起動時に[Magisk インストール] - [直接インストール(推奨)] - [再起動]をしてください
必要に応じてSmali Patcher や Universal SafetyNet Fixをインストールすること
その他
AOSP系のカスタムROMでは
端末を横に傾けると左下に画面回転のアイコンが出ます
消したい場合は開発者モードからUSBデバッグをオンにして
pcと接続しコマンドプロンプトから(通常起動の状態で接続)
adb shell settings put secure show_rotation_suggestions 0
を実行してください
もとに戻す場合は
adb shell settings put secure show_rotation_suggestions 1
を実行してください