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2024年 社台サンデー申込馬&結果発表


初めてツアーに行ってみた件

今年は一口馬主16年目にして初めて募集馬ツアーに参加してきました。
 
基本的には血統・配合・母年齢・統計重視のスタイルなので、実馬を見なくても大丈夫なスタイルでこれまでやってきた訳ですが、今年はちょうどツアー週に出資馬のサーマルウインドが函館スプリントに出るという読みがあり(そして読みは見事に外れ、サーマルウインドは北九州記念に出る。笑)、「函館に行くついでに募集馬を見てくるかー」という軽いノリで募集馬ツアーに初参戦してきました。
 
結論から言うと、天気に恵まれたということもあって、かなり楽しめました。やはり馬を間近で見れるのは楽しいですね。
 
行くまでは「いろんな募集馬を見ているうちに候補が増えて悩みが増えそう」という不安があったのですが、終わってみれば逆。むしろ「気に入った馬を諦めきれない」という点において悩ましい経験になりました。
 
自分には「走る馬体を見極める相馬眼的な能力はない」と自覚しています。
 
一方で、これまで出資が確定してきた1歳馬を牧場で見てきて「これは競走馬向きのメンタルだ」「そうじゃない」という見極めはそれなりに自信を持っています。ここは本当に経験の積み重ねです。
 
ですから、今回の募集馬ツアーでも事前に候補として考えていた馬は8頭ぐらいいましたが、実馬を見て納得して出資できる馬は4頭ぐらいに絞りました。

かなり票読みが難しかった2024

そして、近年、社台ファーム生産馬の頑張りもあって、今年は最初の中間から社台サラブレッドクラブにも多くの申込が入り、とにかく票読みが難しかった。
 
自分のように実績がほとんどないにもかかわらず、納得して馬を買いたいという頑固者には苦しい募集になってしまった2024年。
 
ちなみに、中間発表前に自分が出資を前向きに検討していたのが下記の4頭。
 
【社台】スピニングメモリーズの23(キズナ)
【社台】イリュミナンスの23(ルヴァンスレーヴ)
【サンデー】スペルオンミーの23(シスキン)
【サンデー】シャンデリアハウスの23(レイデオロ)
 
イリュミナンス以外は初日から名前が出るほどの大人気。そのイリュミナンスも最終中間で第2希望では獲れないことがほぼ判明。
 
こうなると、かろうじて実績で戦える可能性があるイリュミナンスに一点入魂するか、妥協して候補の二軍から選ぶか、はたまた2年越しのラッキーナンバーに賭けるか?
 
他の多くの会員もつぶやいてましたが、今年はとても票読みが難しく、思考を放棄しかけた2週間でした。。。

申込はこの2頭にしました

自分は馬体を見る際、最初に動画からチェックします。サンデー関東→関西→社台関東というように流していく訳です。そうすると、社台の関西を見る頃には集中力が落ち始めます。
 
しかし、その瞬間は突然来る訳です。「なんだ? この馬、めっちゃよくね??」思わず再生を止めたのがスピニングメモリーズの23でした。
 
スピニングメモリーズは事前の配合ピックアップ記事でも取り上げていましたが、完全に一目惚れ。ツアー前にして、大本命としました。
 
しかしどうも評判を見ていると人気しそうで、ツアーで社台の社員さんに話を聞いてみると「人気になるでしょうねぇ」とのこと。中間を見て絶望し、諦めきれず、社台の事務所に電話するも「実績じゃ無理ですぅ!」との死刑宣告。
 
でも、実馬を見てしまったら諦めきれないのです。
 
配合もよくて、馬体も満足いく。こういうケースって、本当に少ないですからね。そういうこともあり、ラッキーナンバーに賭ける第一希望としました。
 
ちなみにツアーで社台の営業の方に所感をお聞きしたところ、「うるさく見えますけど、半兄が前進気勢に欠けるところが課題になっているので、それと比べると調教は進めやすいはずです」とのこと。

半兄の近況があまりよろしくない感じだったので、そのあたりの不安が解消された点も特攻した理由です。
 
問題は第二希望。他の会員さんも今年は頭を悩ませたところでしょう。
 
自分の場合は第一希望が分の悪い抽選だとわかりきっている状況。来年以降を見据えて妥協してでも出資実績を積んでおいたほうがいいという気持ちもあり、第二希望としてミスティックジャーニーの23の名前を書きました。


ミスティックジャーニー23(父キズナ)

 この馬は配合でピックアップしたものの、動画の動きはよくないし、ツアーで見た実馬の印象も微妙。気性はギリギリ合格点を与えられるという感じですが、とにかく馬体がぱっとしない。
 
それでもこの馬をチョイスした理由は「1月の早生まれのくせに、全然馬体が完成してない」という点にあります。
 
一見、マイナスしかないような評価ですが、あれだけ馬体が整ってないということは、これからもっとシルエットが変わっていく余地が大きいようにも受け取れました。
 
さらに調べてみると、母自身がタスマニア出身ということもあってか100万円前後で取引された馬ということで「そもそも見栄えが悪い一族なのでは?」という仮説を持ちました。
 
ここから成長しても勝ち上がりは3歳時、しかも春以降とかになりそうですが、こういう馬のペースに合わせて育てていくのは安田翔伍厩舎が得意とするところだと思います。そういったマッチしそうな部分もあり筆入れしました。

抽選結果は……?

第一希望→ スピニングメモリーズの23(父キズナ) 〇
 第二希望→ ミスティックジャーニーの23(父キズナ) ー
※今年は1頭希望にしました
 
仕事中に激重の社台にアクセスして最初に〇が現れたので本当に驚きました。

スピニングメモリーズの23(父キズナ)

締切後に自分よりも高実績の人がわらわらとSNS上に現れ、2年前に出たばっかりのラッキーナンバーでは望み薄…と諦めかけていましたが、なんと第一希望が通りました!!
 
世の中、きれいごとばかりが通るわけではありませんが、一口馬主のスタイルとして「気に入った馬を買う」を大切にしたいと考えているので(かつては人に勧められた馬を買って痛い目にも遭いました。苦笑)、運任せとはいえ自分のスタイルを貫けたことがよかったように思います。
 
あと個人的な話になりますが、ローエングリンが大好きで競馬の世界にどっぷりハマったので、ついに念願の社台レースホースの勝負服の愛馬が誕生したことをとても嬉しく思います。

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