Mind Over Magic Playtest プレイメモ
開発Sparkypants、販売Kleiの魔法学校経営ゲームのMind Over Magicのプレイテスト版に参加できたのでプレイしてみてその内容、感想についてまとめてみます。実際には申し込みさえすれば期間限定で誰でも参加可能なオープンベータテストのようなものだったようですが…。
プレイテストは現地時間で25日まで開催、今からでも応募すればすぐプレイ可能だと思われます。
概要
ゲームの舞台となる世界は生物を脅かす謎の霧の脅威に晒されています。そのとある場所にかつては繁栄する魔法学校があり、霧を押し戻していましたがやがてその力も衰え、学校は滅び周辺は霧に覆われた無人の土地となってしまいました。プレイヤーはその学校の設立者の幽霊に導かれ、魔法学校の再建に乗り出します。
職員を使って設備を整え、生徒を迎え入れて魔法を教え、日々迫ってくる霧を押し戻して更なる土地と資源を手に入れて学校を発展させていくというゲームです。
特徴
コロニービルダー的な経営もの
こうした建物を横から見た形式の経営ものは種類とサイズを指定して資金的なポイントを消費すると部屋が出来上がるというものが多いと思いますがこのゲームでは木や石などの素材を使って壁、床、天井を作り、その中に設置した器具により部屋の種類が決定します。
販売元であるKleiが開発したOxygen Not Includedに似た、あるいはDwarf FortressやRimworldにも近いシステムです。
地下探索
学校の地下にはアンダースクールという迷宮が広がっています。ランダム生成のダンジョンでプレイヤーは地下には一切建設を行うことができません。最初は入り口とそれに隣接する部屋しか見えませんが職員、生徒からパーティを編成し、部屋に待ち受ける敵を全滅させるとさらに先の部屋が明らかになります。また地下にはそこでしか取れない素材、再配置して使える家具などが落ちています。
魔法スキル
通常は素材集め、建設、生産などには採掘、伐採、建設といった作業スキルを使用しますがこのゲームでは全ての作業は魔法で行うという設定になっているため、火や水、土といった魔法スキルがそれらの作業スキルのかわりになります。例えば伐採は自然スキル、採掘は土スキル、調理は火スキルで行います。スキルの高低はできる作業の種類と効率に影響します。
また魔法スキルは地下探索で発生する戦闘にも用いられます。戦闘も全て魔法で行いますが、職員、生徒のメインとなる魔法系統とそのレベルにより使える魔法とそのランクが決まります。土は壁で身を守るタンク役、雷は前衛、後衛などの位置関係に関係なく好きな場所にいる敵を攻撃できる、火は安定性は低いものの攻撃力が高いなどの特徴があります。
生徒の卒業と就職
鍛え上げた生徒は魔法学校の職員として雇用するか卒業させるかを選ぶことができます。雇用すれば単に数が増えるだけでなく教育の結果次第ではより優れた職員が手に入ります。就職すると覚えた魔法スキルの数に応じて研究に必要な巻物が手に入ります。
ゲームの進め方
最初に難易度を選択します。Relaxedは低難易度で初めてプレイする人向け、Relentlessは高難易度で2回目以降、あるいはこのジャンルに慣れた人向けです。今回は手探りで進めていくのと、プレイ可能な期間が限られているのでRelaxedを選択します。
次に初期職員3人を選びます。いきなり多くの情報が出てきて迷いますがとりあえずここで気にする必要があるのは魔法スキルですね。真ん中少し下に「Earth Wand I」「Lightning Wand I」「Nature Wand I」と杖の魔法系統とランクが表示されています。その下に各系統のスキルレベルと使用可能な魔法が表示されています。
前述の通りこのゲームは魔法スキルができる作業の種類と効率に影響します。最初は建設用の素材を集める必要があるので伐採用のNature(自然)、採掘用のEarth(土)をそれぞれ1人ずつ選ぶのがお勧めです。
ない場合は杖の絵の下にあるRe-rollボタンを押せば再抽選が可能です。
職員の数は難易度Relaxedだと3人ですがRelentlessでは2人になります。種族は以下の4つがあるようです。
人間 - 体力とマナの上限が高め。初期生命力(戦闘で倒れてもこれが残っているうちは死なない)が1ある
ウルフキン - 狼男。魔力とスピードにボーナス。どこでも寝ることができ、野生の動物をそのまま食べられる
ビビファイド - 所謂アンデッド。体力の上限が極めて高く、何でも食べられる
レイヴンカルト - 終末の予言を信じる狂信者。能力は高いが幸福度が低く精神崩壊しやすい
戦闘の向き不向きなど結構影響があるのですがあくまでの初期職員、後々より優れた職員も雇用できるようになるのであまり気にする必要はないです。
最初は地下しか見えないのでまず中央にあるマナフォントを選択して霧を押し戻す「Repel Fog」の儀式を行います。担当する職員を選んで少し待つと儀式が始まり、地上の霧が遠ざかって土地と資源が利用可能になります。また同時に地上の墓からかつてこの地にあった魔法学校の設立者らしき人の幽霊が職員として加わります。全魔法スキルが1ですが食事、睡眠が不要で24時間働いてくれます。
最初の儀式でかなり広い範囲が開きましたが霧は毎日左右から迫ってきます。霧が学校の中央まで及ぶと即ゲームオーバーです。押し戻すために定期的に「Repel Fog」の儀式を行う必要がありますが今後は素材が必要になります。厳密には霧が中心から遠い状態にあるほど儀式実行に必要な素材の量が増えます。
素材は主に地上で集める必要があるわけですが、霧に覆われたエリアは進入禁止、資源も取れません。では資源がない状態で霧が迫ってきたら詰みなのか?というとそんなことはなくて、あと1日で滅亡という状態までくると初回と同様、素材なしで儀式が実行できます。
地上の資源は植物はもちろん石も時間経過で再生するため無限です。
地上で建設ができるのは床として木の板が貼ってある場所だけです。この木の板は後に追加可能ですが時期的には中盤以降となるため、序盤に使える建物用の土地はこれだけです。そのため縦に伸ばしていく必要があります。
左右に壁を建てて、その上に床を配置しましょう。
壁、床(天井)を置いて1階ができたら階段を作って1、2階を接続します。普通の階段と螺旋階段がありますがスペース的には後者の方がいいでしょう。
実はこの設置例はSteamの掲示板で見かけたものの丸パクリでオリジナリティ皆無なのですが使いやすくまた綺麗なので気にしてはいけません。チュートリアルを読むと1階の部屋に屋根をつけることを促されますが、それに従うと上に部屋が置けなくなってやりにくいですし…。
中央の部屋にはGruel Pot(料理用の鍋)とWand Shaper(杖作成用のクラフト台)を置くと良いでしょう。杖は新たな生徒の募集に必要になります。これらの設備を設置する際は縦、横に加えて奥行きの位置指定も可能です。最初は使えるスペースが少ないため部屋ごとに用途を分けるのではなく1つの部屋に複数種のクラフト台を置いた方がいいです。ただし職員、生徒が通れるように適度に隙間を開けておく必要はあります。
壁、床、天井で囲むと部屋が出来上がりますが真っ暗です。暗いとその部屋に有害なキノコが発生する恐れがあります。壁に照明を追加しておきましょう。照明レベルは0-10%、11-50%、51-100%の3段階あり、51%以上だとキノコが湧かなくなります。照明レベルは照明強度の合計と部屋のサイズで決まります。
この有害なキノコが部屋に湧くと、その部屋にいるキャラのマナが徐々に減少していきます。マナは作業時に消費される、いわばスタミナのようなものです。これが尽きると作業を中止し、マナフォントまたは設備の1つであるMana Lanternで充電します。クラフトや研究などマナ消費の激しい作業が必要になる部屋にはランタンを置いておくとはかどるかもしれません。
2階の作業部屋の上に同じサイズの部屋を作り、宿舎を作ります。ベッドを人数-1個(幽霊分は不要)作ります。
この時、部屋の片側は通路、扉ではなく壁にしましょう。このゲームではいくつかの条件を満たすと普通の部屋から特定の用途専用の部屋になり、それにより実行できる行動が増えたり効果が強化されます。宿舎の場合、条件の1つに「Private」というのがあり、これは入り口が1つだけの場合成立します。なので片方だけ廊下または扉、もう片方は壁にするわけです。
職員、生徒にはHP、MP以外にConvictionという変動するパラメータがありますがこれは所謂幸福度です。飢えや疲労、娯楽などの充実度と各種イベントで変動し、これが著しく低下すると精神崩壊してやけ食いなどの問題行動をおこし、その後Traumaという一種の負傷状態になります。各キャラにはDeath Saveという値がありますがこれは所謂生命力、戦闘で倒れたり精神崩壊すると1減少し、0の状態でそうなると完全に死亡します。
次に魔法の学習用の部屋を作ります。この部屋の条件は学習用の設備があること、学習用の設備は建設メニューのTeachingにあるLearning Stone(学びの石)と「Lofted」(部屋の横サイズより縦サイズの方が大きい)です。これも条件が成立すると壁紙が変わります。部屋の条件のうちよく出てくるものは
Private - 入り口が1箇所だけ
Lofted - 部屋のサイズで横より縦の方が長い
Grounded - 基礎のすぐ上にある
Elevated - 下に他の部屋、基礎がない
Skewed - 片側の壁が反対側の壁より3マス以上高い
等があります。
実は学びの石さえあればよくて学習専用の部屋を作る必要は必ずしもありませんが、それを作ることで学習速度が50%増加します。またスキルレベル5以上の学習には学習専用の部屋、その2段階目(Intermediate Classroom)が必要となります。
生徒の召喚には杖が必要です。これはWand Shaper(杖のクラフト台)で作成します。この杖の種類と等級によって習得可能な魔法レベルの上限が決まります。魔法の系統は火、水、土、自然、風、雷、闇の7つがありますが水、闇あたりは最序盤の作業では必要とならないので他の4つ、特に資源収集効率の上がる土と自然、技術研究を行う雷あたりがお勧めです。
杖が出来たら地下の祭壇で生徒を召喚します。最初にRepel Fogを使った時と同様、担当する職員を選ぶ必要があります。職員の特性により優れた素質を持つ生徒が来る確率が高まったりするようですが誤差レベルです。
職員、生徒はそれぞれ別のスケジュール表に基づいて行動します。職員は食事と休憩以外の時間はずっと労働に、生徒は学習になっています。とりあえずしばらくはスケジュール設定を変更する必要はありません。授業には生徒だけでなく職員も1人必要ですが、初期スケジュールのままでも自動的にやってきます。娯楽用の時間が全く割り当てられていませんが、娯楽の実行に必要な設備は研究しないと作れないので割り当てても無駄です。
生徒はスキルが全て上限に達すると教育完了となり、以後は作業に従事してくれるようになりますが全ての作業を行えるわけではなく、掃除や運搬などの補助レベルに留まります。
生徒固有の要素としてTrials & Medalions(試練と勲章)というのがあります。生徒は入学時にいくつかの試練を持っていて、この試練の条件を達成すると能力値にわずかなボーナスを与える勲章を手に入れられます。勲章は職員になった後も有効ですが、試練は生徒でいる間に達成しなければなりません。試練には「難易度1の敵パーティを3回全滅させる」といった簡単なものから「清掃を15回行う」など作業優先度の設定が必要になってくるものもあります。
生徒の教育がある程度進んできたらマナフォントで学校の地下のダンジョンを開放すると良いでしょう。この儀式には教師と生徒が2人ずつ必要ですが別に特定の魔法スキルが必要だったりはしないので、生徒を呼んだら即実行可能です。
儀式完了後に探索にいける部屋が1個出てきます。そこの探索を選ぶとパーティ編成画面になります。前衛、後衛2人ずつ、最大4人が参加可能です。この探索は職員、生徒のどちらも参加可能です。戦闘が試練の条件になっていることが多いのでどちらかといえば生徒中心に編成した方が良いでしょう。
攻撃する側は位置の制限はありませんが、大半の攻撃は前衛しか対象に選べません。HPが高い、または自身にアーマーを張れる土系統のキャラを選ぶと良いでしょう。
探索といってもやることは戦闘だけです。戦闘はターン制でどちらかが全滅するまで続けられます。戦闘は特に凝った要素はないのでただひたすら殴り合うだけですが注意が必要なのは減ったHPはその後手当てが必要になるのでできるだけノーダメージで勝つことが重要、あと魔法を使うとマナが消費されますが自然回復はありません。枯渇してしまうと消費アイテムのマナポーションを使うか、雷系統の魔法で他キャラから補給してもらうしかなくそれもできない場合は後は待機しかできなくなります。
地下に行く主な理由はArcane Scrollの入手です。一部の技術はアルカナと呼ばれるアンロック条件が必要で、具体的にはArcane Scroll、そしてより高度なアルカナではMastery Scrollが必要になります。Arcane Scrollは地下の部屋を探索すると手に入り、Mastery Scrollは生徒の卒業、職員の退職時にそのキャラのスキルにより入手量が決まります。
ダンジョンの一部の部屋にはダンジョンタイマーというのがあって、一定時間経過すると未探索の状態に戻ってしまいます。その先の部屋は探索済みの状態のままですが、経路が途切れてしまっているので先には進めなくなります。タイマーにより未探索の状態になった部屋は再度戦闘することができ、報酬もまた改めて手に入るためArcane Scrollも常に新たな部屋を探索し続けなくても無限に手に入るということになります。
退職と卒業、そして生徒の職員への取り立てには儀式が必要です。この儀式にはRitual Sigil(儀式用の記章)を置いた部屋が必要となります。宿舎の上に部屋を追加して必要な設備を配置しましょう。
退職、卒業にはそれぞれ普通のものと豪華な式典付きのものの2バージョンありますが現時点では普通のものしかできません。どちらも対象となったキャラのスキル値に応じた量のMastery Scrollが手に入ります。儀式には退職、卒業の対象者以外に他の職員を選ぶことができますが、それにより幸福度に対するボーナス、ペナルティが発生します。
技術研究はArcane Secretaryより行なえます。建設済みで利用可能な状態であれば画面左下のボタン(ホットキー: 5)からも研究画面が開けます。研究作業は雷系統なので雷系魔法のスキルが高い職員に担当させることでより短時間で完了します。研究可能な技術としては新たな設備のアンロックが中心ですが、上位の等級の杖も研究により利用可能になります。
基本的なやることはこれで全てです。あとはひたすら素材集め、杖を作成し生徒を迎え入れ、研究し職員にするか卒業させる、あるいは元の職員を退職させてより優れた生徒を職員として取り立てる、技術を研究し新たな設備をアンロックして学校を発展させていきましょう。
よくありそうな質問
Visceralが足りない、どうすれば?
Midden Jellyというのを研究して設置すればここで小動物の死骸からVisceral、Sinew、Ectoplasmを生産できます。これは装置ではなく生き物らしく、生産させることで友好度が増加して生産効率が上がるようです。
Traumaの回復方法がわからない
Traumaは医療用ベッドで治療できますがただのベッドではだめで、医療用の部屋の中になければなりません。条件としてはベッドの数が複数、またIncense Burnerという設備も必要です。アルカナの技術の1つなのでArcane、Mastery Scrollが必要になります。
闇魔法の使い所がわからない
闇魔法で行える作業はQuilting、魔法の糸を使って単純作業を行うQuiltedという生き物を作り出すことができます。これは作業ごとに種類が決まっていてそれしかできず、また梯子の上り下りができません。梯子は基礎と同じ技術でアンロックされる設備で、普通の階段は使えます。
Quiltedには寿命があり数日で死亡して死体が残されます。この死体は初期状態では解体ができず、Quilted製造の少し先にある技術を研究すると解体して一部の素材を回収することができます。ただしQuilted製造と解体の技術の間にアルカナがあるのでArcane Scrollに余裕がない状態だとあちこちに残骸が転がったままの状態になります(特にペナルティはないです)。
最初から研究できる技術が多い、どれを研究すればいい?
ぶっちゃけある程度プレイしているとAracane Scroll不足でアルカナがアンロックできず、他に研究する技術もないから必要ないけどやっておくか…という感じで全て研究することになります。
どのアルカナを優先してアンロックするかですが5系統あるうち右から2番目、アルカナ1個で到達できる「Boil and Bubble」を早めに研究することをお勧めします。これはポーションの作成が可能になる技術ですがポーション自体はどうでもよくて、必要なのはその先にある各種薬草の栽培技術です。これで野外にプランターをいくつか設置しておけば、他のクラフトや儀式で必要になるSmokestick、Ice Petalとかが放置状態で数百個とかのレベルで手に入ります。
土地を広げられるFoundationのアンロックが魅力的に思えると思いますがとにかく必要なArcane Scrollの数が多いため直行しようとするとやれることが増えず退屈なプレイになりがちかなと思います。各種Quiltedの製造(+解体)、Tier 2の杖のアンロック(あちこちの系統に分散してますが)、本棚のアンロックとか色々手を出してみるのがいいと思います(本棚はスキルレベル5以上で必要になる2段階目の教室作成に必要です)。
素材をクリックするのがやりづらい
右上の資源一覧、そのWildの項から欲しい素材をクリックすると発見済みのものを順番に選択してくれます。そこからGキーで採集指示も出せます。設備とかも一覧からクリックして選択、またその場所に移動ができます。
建物用の土地が狭すぎる、増やせないの?
技術研究によりFoundation(基礎)が設置可能になります。ただしそのためにはアルカナを2回アンロックする必要があります。合計でArcane Scroll 50、Mastery Scroll 25が必要、特にArcana Scrollの方が問題となります。
Arcana Scrollの入手はUnderlordと呼ばれるボスがいる部屋が良いでしょう。1回倒すごとに6~8枚手に入るうえに復活時間も短いです。
また設備は移動、小型化しての収納が可能なので、儀式用の部屋とか常時使うものでなければ普段は医療用とかに使っておいて必要な時だけ設備を入れ替えて凌ぐとかした方がいいです。
突然戦闘まであと10分!とか警告が出た。放置したらまずい?
野外に湧く数種類のクリスタルで敵が発生することがあります。時間内に倒せれば追加の報酬が得られますが間に合わなくてもその機会が失われるだけで別にそこから敵が攻めてくるわけではありません。特に脅威度3の敵はかなり強いので下手に手出ししないほうがいいです。
あとこのクリスタルで戦闘を開始するにはその周辺にある程度空きスペースが必要です。自然発生した石や鉱石で埋め尽くされていると戦おうとしたら場所がないと言われた、採掘指示を出したが間に合わなかったということにもなりがちなので、ある程度掃除しておきましょう。
変な生き物が建物に入ってきたが…
照明器具を壊して回る幽霊と、素材を破壊していくグレムリン、栽培中の作物を食い荒らしていくCroa(カラス?)など危険な生き物がいるようです。ただ深刻な脅威ではありません。グレムリンは時にScrollを破壊したりすることもあり厄介ですが、これは部屋が汚れていると発生するようです。掃除の優先度を上げるか掃除用のQuiltedを配備しておくと良いでしょう。
Croaは野外のCroa Nestから発生しますが、その死体が素材のBrain(脳)、Eyeball(眼球)の材料となるためNestを発見次第壊しているとそれらが手に入りません。ある程度は残しておいた方がいいかもしれません。
評価
数時間やってみたうえでの感想としては、とりあえず現時点でもクオリティ、ボリューム的には早期アクセスに十分と言えるでしょう。というか同ジャンルのゲームの半数はこれ未満だと思います。
難点としてはチュートリアルがテキストと一枚絵だけの説明で不十分、またこのゲーム独特のキーワードが多数登場するのもとっつきづらい点かなとは思います。現在だと言語は英語のみなので読めない人も多いでしょうし仮に後から日本語が追加されたとしてもいちいち読んでいられるかという人もいるかもしれません。
あとはゲーム進行が若干淡白、展開に変化がなく平板かなとも感じました。
まず人員面ですが、各種作業で参照されるのが魔法スキル、これは生徒の間は成長しますが職員になってからはいくらその作業をしても成長することはありません。学校全体としての人材の能力としては生徒を職員として採用すること以外で変化がないのです。序盤は使えるスペースが限られるうえ、職員の採用は現在の職員の数に応じてコスト、部屋の条件が増していくため順当に増やしていけるわけではありません。
技術研究についてもアルカナのアンロックが必要でそのためには地下探索を繰り返す必要があります。敵の種類は少なく展開は似たりよったりです。特につまらないというわけではないものの、回数をこなす必要があるだけに作業感が強いのも事実ですね。1戦闘あたりの難易度を減らして報酬を増やし、回数を減らした方がいいかもしれません。
といくつか気になる点はあるものの、なかなか期待できるタイトルではあります。いつ発売なのかよくわかりませんが今後の動きに注目していきたいと思います。