日記。2023.6.18

ネットで知り合った外国人と遊びに行った。
言葉が通じないし(私が英語話せないし相手も日本語を話せない)電話では2回話したけど、まぁ、酷い有様だった。
それでも何故か私たちは「会おう!」となって日付や遊ぶ場所などが次々と決まっていった。

「やばいな、英語勉強しないと、ヤバいな」と語彙力がゼロの頭で英語の勉強をしようと思いながら勉強のやる気だけは出して、とりあえず一旦寝て起きてから勉強しようと思い、結局朝まで寝落ちをするという日々の繰り返しをしていた。
そんなこんなで勉強なんて全然しないで、毎日寝落ちを繰り返していたら、ついに予定の日になってしまった。

電車で移動中にマジでどうしようと緊張しまくりで、お腹が痛くなった。
駅に着いてトイレにへ駆け込み、ちいかわの「なんとかなれーーッ」精神で私は腹を括った。

もう、なんとかなれ、だ。

集合場所に着くと明らかにこの人だろうなという人がいた。絶対間違いないけれど、万が一違って知らない言語でペラペラ話されたらアッ…アッ……しか言えなくなる自信しかなかったけど、なんとかなれ精神で話しかけた。
発音の良すぎる「hello」で頭が真っ白になったけど、とりあえず本人だったようで安心した。

予定としては適当にぶらぶらしてご飯を食べて帰る予定だったのだけれど、ご飯を何処で食べるか決まっていなかった。
入りたい店あったら言ってくださいとGoogle翻訳先生に頼りながらとりあえず、なんととかなっていた。

この店が気になると言われた店が、外見はオシャレなバーだった。高そうだなと思いながら、扉を開けた。
店員さんがいらっしゃいませとこちらをみた時、「日本語話せますか?」と聞いてくれて、「私は話せます」と言った。
お店のオーダーシステムの説明を聞いていたのだが、英語でこれ伝えるの?と頭はパニック状態。とりあえず店員さんの言葉に笑顔で頷いていた。
後から気付いたのだが、この店はコンセプトカフェ、略してコンカフェと言われている場所だった。

なんかおかしいなとは思いながら、とりあえずコーラを注文した。椅子に座って涼しい部屋にいると、なんか食べ歩きの店を探すのが面倒になり「ここで食べる?」とGoogle翻訳先生の力を借りて提案をした。

出てきたご飯は、正直言うと不味かった。
相手が何とも言えない顔でご飯を食べていて、めちゃくちゃ申し訳ない提案をしてしまっと思った。
しかも値段もそれなりに高い。
不味い飯を2人で無言で食べながら店内を見ていた。
男性客がメインのお店、お客さんは可愛い女の子のスタッフさんと楽しそうに話していた。
見ていて軽いバージョンのスナックやキャバクラみたいだなと思った。
私は好きでもない人や、どうでもいい人と何時間もニコニコと楽しそうに話すのがとても苦痛に感じる。
仕事とはいえ、ここで働いている人は凄いなと思いながら不味いご飯を食べてお店を出た。

お店を出て、初めて会って初めて行く店がコンカフェはないだろ。と思いながら商店街をぶらぶらした。

いつもなら絶対店内に入ったら話しかけてくるタイプのお店も外国人が来ると物陰に隠れてこちらの様子を静かに見守っているのが面白かった。
確かに、話しかけて知らない言語で返事が来たら困るだろうし、物陰に隠れてやり過ごそうとする気持ちは痛いほど分かる。
私は店員さんに話しかけられるのが苦手だから外国人パワーありがとうと横にいながら思った。

でも中には英語が分からないのにバンバン話しかけてコミュニケーションを取ろうとしてるオバチャンもいて、その姿勢に凄く勇気をもらえた。
私も分からないなりに話しかければ良いのだけど、簡単なはずの単語も発音が違ったらどうしようと些細なことが気になり、結局Google翻訳先生の画面を相手に見せてその日を乗り切った。

知らない人に話しかける。知らない言語でも話しかける。
これが出来るかどうかは性格でかなり左右されると思うが、話しかけないと何もコミュニケーションが始まらないと強く感じた。
昔働いていたお店の社長に「貴方はノンバーバルコミュニケーションに長けてるね」と言われたけど、流石にあの1日はノンバーバルコミュニケーションを駆使しすぎたと思う。
少しはちゃんと話せと相手も思っていると、私は勝手に思い込んでいる。

流石に話せなさすぎると思って、英語の勉強をすると強く決意した。
決意したのはいいけど、義務教育をサボりすぎて本当に何も分からないので1からスタートだ。
そしてまともに勉強をしたことがないので、何処から手をつけていいのかが、全く分からない。
仕事もあるので、一日中英語やっているわけにはいかないし、お金が無さ過ぎるので、お金もなるべくかけたくないというか、かけれない。

でもとりあえず英語に触れようと思っていた矢先、近々またもう一度会うことになった。
もう、なんとかなれ、だ。

海外の友達欲しいと思っていたが、自分の能力が低すぎて、そんな呑気なことを言っている場合ではなかった。

とりあえずノンバーバルコミュニケーションを駆使しまくるしかないこの状態から抜け出したい。



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