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ポエトリースラムジャパンのあゆみ

ポエトリースラムジャパン です。

ポエトリースラムとはポエトリーリーディング(詩の朗読)を競う競技会のこと。80年代アメリカで始まり、欧米圏をはじめ世界各国にひろまっていいます。

ポエトリースラムジャパンはその日本選手権大会として、今回で5回目を迎えます。優勝者は日本代表として、パリで開催されるポエトリースラムW杯など、世界大会に出場します。

そのポエトリースラムジャパン、2018 全国大会は2018年11月17日(土)に開催されるわけですが…。

これまで4回の大会を、少しふり返ってご紹介しましょう。


2015年5月5日に開催された第一回大会には詩人、ラッパー、役者などバラエティ豊かな37名がエントリー。ライブゲストにはポエトリーリーディングのアーティスト  toto、そしてラッパー・なのるなもないが登場して、会場の渋谷・Last Waltzを盛り上げました。そんな中、栄えある優勝を飾ったのは劇団Mrs.fictionsの俳優であり、脚本もこなす岡野康弘さん。その年、パリで開催されたポエトリースラムW杯に日本代表として出場し、代表作『イカ百選』などでパリの観客を大いに盛り上げました。

翌2016年には規模を拡大。東京・大阪・名古屋の3都市で地区大会を行い、計72名の出場者からファイナリスト9名を選出しました。3月6日、東京・浅草のアサヒアートスクエアにて全国大会を開催。ゲストライブにはラッパー・GOMESSを迎えました。この日、優勝を手にしたのは、すでに国際大会での朗読経験もある詩人・大島健夫さん。大島さんは、その年のパリW杯でも準決勝戦に進出。『うなぎ』などシュールかつ深みのある物語詩で客席を魅了しました。

さらに2017年春大会では東京(2会場)、大阪、名古屋の計4会場で地区大会を開催。計88名のパフォーマーによる熱戦を経て、ファイナリスト10名が東京・新宿の芸能花伝舎体育館に集結しました。優勝したのは中内こもるさん。中京圏を中心に役者、脚本家、ラジオパーソナリティ、構成作家など幅広く活躍されている才人です。日本代表としてパリW杯にも参加し、『映画好きの男』などコミカルな持ち味の作品で笑いと拍手を巻き起こしました。

2017年秋大会では東京(3会場)、大阪、名古屋の計5会場で地区大会を開催。計108名の中から、ファイナリスト12名が月島社会教育会館での全国大会に臨み、詩人・三木悠莉さんが優勝。4度目のチャレンジで日本代表の座をつかみました。パリW杯に和装姿で臨んだ三木さんは、小学生からご年輩まで大人気。フォーレターワードも辞さない過激な作品がある一方、東日本大震災当日をモチーフにした『そんざい』などで2010年代日本の一面を垣間見せました。

2018年の地区大会は東京(2会場)、大阪、名古屋に前橋を加えた5会場。ポエトリーリーディング、歌、朗読、ラップ、短歌、演劇、お笑いなどこれまで以上に多彩なジャンルから、過去最多の116名がエントリー。なかでも萩原朔太郎ゆかりの前橋ではポエトリースラム初心者の割合も高く、新風を吹きこみました。

そして11月17日、さまざまな背景を持つファイナリスト15名が、いよいよ日本代表の座をかけてぶつかり合うというわけ。

現在、唯一と言ってもいいポエトリーリーディング 日本選手権大会です。声と言葉の表現に興味のある人、新しいこと面白いこと好きな皆さま、ぜひとも遊びにきてください!

公式サイトにて観覧予約受付中です!
poetryslamjapan.com

ポエトリースラムジャパン2018 全国大会
11月17日(土)14:00開場 14:30開演
会場:Nagatacho GRiD 6F Attic

料金:2000円
出場:目綿灯a.k.a空廻/ジョーダン・スミス/iidabii/浅葉爽香/野口あや子/本山まりの/三木悠莉/鏡花/伊藤晋毅/荒木田慧/石渡紀美/毒林檎/泥酔侍/katsuya/向坂くじら

ゲスト:Takatsuki(タカツキ)
MC:瀬戸口俊介/木村沙弥香
DJ:K.T.R(胎動DJ Night)
FOOD:山本蓮理(夢見菓子)

Exhibition:ARAMA

【主なルール】
・各ステージ制限時間3分
・音楽なし、衣装なし、小道具なし
・客席から選ばれた5名が10点満点で審査



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