はなまっぷ「100年後まで残したい!日本の美しい花風景」
花が好きだ。
花の本をいくつか持っている。
花がただあるだけではなくて、
花言葉がただ並んでいるだけのものではなくて、
言葉が可愛くて、あるいはきれいで
ちゃんと逸話とか、花の見方をちゃんと広げてくれるような
そういう本がいいと思って
何時間も本屋で色んな花の本を見比べながら買った。
ここ最近は、その花への思いが実ったのか
花についての詩集も書いた。
地元の情報誌に花のコラムを寄稿するようにもなった
「大野弘紀 №19 百花繚乱」て調べたら 多分出てくるから。
いつか本にしたいな と思う
花への愛をひたすら綴った 恥ずかしいくらいのラブレターみたいな詩集
インスタグラムが好きだ。
知り合いの動向を見るのではなく、いいなと思った風景を、アルバムに収めるみたいにフォローしていって、今のタイムラインになっていった。旅先の風景。花の景色。どこかの絶景。異国の地。ありふれた日常の一コマ。どれも素敵で。素敵だと思った者しかフォローしてないから、インスタグラムはもう、風景の宝石箱のようになっている。
もしも詩集が、花の本になったら、きっとこんな風になると思う。
ひたすら花の写真。誰かがどこかで撮った、インスタグラムのタイムラインでいつか流れ星のように流れていった、そんな風景たち。
まるでバトンだと思う。
風景で繋ぐ。リレー。
いつかのミクシィで谷川俊太郎の「生きる。」から派生して生まれた本がある。トピックに、ひとそれぞれの生きるを語っていく。誰かの思いを、何度も繋いで、形が出来上がっていく。そういうものが、きっと好きなのだ。
花。花。溢れるほどの花たち。
零れそうなくらいの、柔らかな優しさ。
だからこれはきっと。
成分のほとんどが優しさでできた、本だと思う。
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