内田美智子「いのちをいただく」

なんとはなしに読んだこの本から
目が離せなかった

肉 野菜 つまり命

食事 つまり命を食べること

アースシリングという映画を見た
動物たちが精肉されて食品売り場にパックされるまでの過程を追った話

嘔吐感
嫌悪感

肉を食べることをやめようと思った
二十歳の春

でも今も食べるけれど
積極的に肉を食べるという感じではなくて

タンパク質が足りないからか
いつも栄養が不足気味で

それでもいいかと思った
でも、そういうことでもないらしいと思った

生きている命をいただくということ
生きるということ

つまり
 人は一人で生きて行くのではなくて
動物はありとあらゆる生き物の中で生きているということで
命はすべての関係性の中で生きているということで

食べることを大切にしたいと思った

そういう生き方を模索したい

自分を損なうことなく
誰かを傷つけるのでもなく

この本を読んで
決定的に何かが変わったわけではないけれど

何か
変えてはいけないものなのか
未来に持って行かなくてはいけないものは

もらったように思う

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