Mary Ann「踊るように今日を行く。」

mary氏のnoteでライブの動画を見て、射貫かれた。
きっかけは、そんな衝撃的な出会い。

ライブに行ったことは、ないけれど
実際に会ったことは、ないけれど

どこかでピアノを弾いて歌うすごい人、
というイメージでnoteという世界で音を鳴らしていたのを、
ずっと、追っていただけで

ふと、CDを出しているって、知って。
急に輪郭を伴って、こうして買ってみると、急に目の前に、現れたみたい。

こういう出会いが、好きだ。
誰かが形にしたものに触れる時、
そこに含まれる、言葉にはできない温度が、
高ければ高いほど、不思議と嬉しくなる
その感じが、好きだ。

画面の向こうにいるんじゃなくて、
こうして、実際にいるっていうのが
分かるのは、それだけで、嬉しいことなのだ。

――そうして、聞いてみて、
ジャズのような、ロックのような
ピアノの音色が、とにかく気持ちがいい

ずっと追っていたくなる
noteのページをスクロールする、あの感じだ。

画面の手前とその向こう
その距離を、簡単に、CDが繋いだ。

物を作るって、すごい
距離を簡単に超えてしまう。
もしかしたら、時間さえも。

――――――――

それは愛と呼ぶにはあまりにも一瞬の夢のようで
嘘というには、「嘘」という言葉の方が幻想みたいで
踊るような今日が、明日に先回りして踊っている

鳴らした音
弾いた心

そうだった、これに名前をつけたら
きっとそれは、歌のような祈りのような

ぜんぶ、きっと、どこかに
届いたよ――ここに

―――――――踊るように今日を行く。によせて

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