別紙 「it’s all done」


生きるというのは
自分と約束することみたいだ

生まれてきたということは
死んだ時の自分と約束してきたみたいだ

気づいたら始まっていた世界で
私はいつだって途中参加

勝手に役割を背負って
いつも揺れていた

ちゃんと演技できてる?

誰かに褒めてほしいのか、
認めてほしいのか
どちらだろう
それとも 見てほしいのは演技でない方?

遠い世界と地続きの近い世界で
こんな広い世界で 私は迷子になる

どうして楽しいばかりでやっていけるだろう
それだけが 人生じゃないでしょう?

奇跡みたいに虹がかかって それだけで
それだけが

きらきらしても
しなくても

これが私
誰がなんと言おうと

その美しき煌めきが
祈りのようだったから

許せる場所が どうか心の陽だまりに
眠れる場所が どうか安らぎに

私は過去からバトンのように受け取って
欠片を握りしめて こうして走っている

苦しくても。たくさん傷ついても
私は私の欠片を捨てずに 未来に持っていく

でも必要になくなった何かを 手放して
でも自分を諦めずに 進んでいく

どんな自分でも それは自分の揺れ幅
私が自分を 生きていくだけ

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