5 3 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(CDは多ければいいってもんじゃない)
詩集 百花繚乱
「桃」
梅のような気品を備え
桜のように美しく咲き誇る
桃源郷と謳われた楽園には
桃のような赤い花が幾百と咲き乱れるのか
花の宴が謳歌する時
世界を楽園に変えるのか
思想詩集 夢を探して
「進む理由」
進む理由は一つあればいい
心の奥底に秘めて
何度でも思い出せばいい
今歩いている道も
自分であることも
好きでいたい
ただ生きているこの瞬間が
目に映るものたちが
触れている世界が
なんだか嬉しくて
夢を見るように 夢の中に 生きていたい
返答詩集
「共にあるということ」
怖くて触れられなかったのは
自分自身の影だった
踏み出せばついてくる
逃げ切ることのできないもの
影に闇を見て
不安になって
消えてくれない
未来のように 運命のように
生きてしまう自分
世界に存在してしまう命
日々が移ろう中を
ついていくのに精いっぱいで
自分自身と歩いている
生きるということ
闇の彼方に光を希うように
訪れる朝陽を信じて
夢を見た昨日の月に
思い描く今日が降り注ぐ
気づかなくても
ずっと傍にいてくれている
星のように瞬く 思い出の中に
夢の彼方に輝く 心の中に
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