別紙 「去年の夏」(リンク削除済み)



夜と朝の境目に逃げ込むように
誰もいない場所にこっそり隠れるように

怖かったのではなくて
つまらなかっただけ

青空の広さと
教室の狭さのギャップが苦しかった

常識と規則に自ら縛られる様は
なぜか自虐的に見えて虚しかった

大人になるということ
子どものままでいること
揺れながら 反発し合ったり くっ付き合ったり
愛し合ったり

愛なんて簡単に語るほどの人生経験はないけれど
生きてきた年月全て賭けて あれは愛だったと断言できる

周りの人たちは相変わらず
友達も 親も そして先生も
そして私も けれども あなたも

そうやって生きているのは
仕方なかったのか
そうしたかったのか
分からない

安心と愛情は相関関係にあるかもしれない
ルートから一歩でも外れると指を差されるでしょう?

でもそれでも強く歩いて行けるのはやっぱり
愛があるからでしょう?

私でいられるのも 強くいられることも
信じたままで いられることも

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