9頁 「作品が多くの人に読まれ、思ったこと。」


誰かにとっては

誰かにとっては ほんのささいな
けれども誰かにとっては とてもおおきなことを

言葉にすることって とても勇気のいること

正しさと間違いの間で揺れる灯を絶やさないように
月明かりの下を歩いていく

共感するも 批判するのも
みな自分勝手で 我儘にできていいね

許さないことがそう
自分の手を取る小さな手は
誰であっても許そうとするのに

同じように 手を繋いだ 誰かの守りたかった願いは
そこにはなかったのかな

分かり会えなくても
きっと 同じ場所で 歩いてきたんだよ

誰かの泣いた夜と
誰かの泣いた夜は違う日でも一緒だよ

分かり合えなくても

これからのことは
繋いだ手が ちゃんと 未来に約束したから

カタツムリみたいなゆっくりな足取りだけど
同じ歩幅だった人が きっと 一輪の花を落していくよ

きっと それが 意味になるよ



私の発した一言が
誰かを通して広がる
共感されたり励まされたり
辛辣な意見も多数もらったり
色んな意見がたくさんある
(受け止めるだけ)

私の発した一言に
もう一度私は付け足す
これはお金や名声のためじゃない
身近な人や友達はほとんどが距離をとっていく
きっとわからなかっただけ(迷惑をかけられても嫌だと思ったのかも)
工夫をすれば気持ちが通じあったり理解もできる私たちは同じ人だから

初めて飼ったカタツムリ(その名前が)
その足取りがゆっくりと
道徳観念と社会のルールの道の上を這って行く

生活が続くかどうか分からない(葛藤もある)
それでも何かがかわることを信じて(その足取りで)
希望を 描いていこう


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