別紙 「しんだら負け?」


人が歩いて 生きて行く道というのは
一本の直線ではなくて

森のように分け入る迷路のような選択肢の中で
戻らない砂時計を片手に歩いていくようなもの

軌跡を辿った時に
一本の道に見えるかもしれないし
遠回りに見えるかもしれないし
星の軌道のように 見えるかもしれない

どれでもいい
たぶん どれも合っている

一歩 足跡一つ
その意味は 間違っているとか 正しいでは
きっと はかれないから

どう思っても あなたの意見でいい
あなたの考えでいいし あなたの考えたことが おそらくすべて正しい

誰のどんな言葉や風景に救われるかなんて
誰にも分からない

たった一つの分かることは
歩くこと自体が 今への希望で

生きることへの希求だということ

誰もが持っている願いが
きっと 誰かの心を 温める

そのために きっと 生まれた命
でなければ 生きている意味がない

生きていく理由は 生きていること自体が
既に証明している


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