5 2 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(もやもやしてるーん)
詩集 百花繚乱
「梅」
雪のように零れ
衣のように舞う
雨を呼ぶ唄
風に揺れる紅と白が描く小波
雨を呼び寄せ
凛として空を仰ぐ
雫に打たれていても
波のように揺れながら
厳かにも美を求め
肌のような赤みと絹のような白さは
艶めかしい女性のようで
華という言葉は彼女のために産まれたのか
思想詩集 夢を探して
「夢を探して」
夢を探して旅に出よう
出逢うものたちに輝きと彩りを見つけて
降り注ぎ移ろい変わる世界を見つめて
胸が高鳴る瞬間は恋のようで
生きている時を感じていたくて歩んでいる
自分だけが見た
夢のように
月が巡る宙の下で
返答詩集 生きるための歌声
Opning「生きるために」
生きている場所は今日だけ
だから過去には戻れない
生きてきた世界は過去だけ
だから未来へと進むしかない
感じられるのは自分の中だけ
だから指先を伸べて今に触れる
瞬間という時が列なり 陽となり影となり
月の満ち欠けのように 毎日を移ろい歩む
時を積み重ね 心を塗り変えて
雲は流れて 光は去り 闇は降り注いで
今が過去に出会い 心が時空と触れて 揺らぐ
時が風に舞い 心に残った残像が 思い出となる
歩んだ果てに届かない願いが散っていったとしても
一歩一歩の時が鳴らす命の鼓動
心の果てに紡がれる物語を生きていくために
願いを持ち続けている
生きる場所で凛と咲く花のように
空の向こうに広がる青空のように
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