エリコロウ「アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉」

インディアンが好き

アフリカが好き

アボリジニが好き

ポリネシアが好き

なぜが祖先や太古の風を感じさせるものが
気になる

尊敬して柱とする人たちは
私にとって今を生きる人々ではなく
こうして叡智を残していった偉人たちだ

松木正氏やジョセフブルチャック氏のインディアンの知恵や伝承を収めた本はいくつか持っているけれど

リアルに生きる人の体験談というより
その用語解説だと思った

それらの本に出てくる意味が
より深く、鮮明に分かってくる

彼らの言葉は
まるでコンパスだ

海の波に漂いながら
ぐるぐると廻りやがて一つの方角を示す

教えてほしければ待つしかないのだ
信頼し、手放し、委ね、認めて、
謙虚な気持ちで、その時を待つしかないのだ

急いでも見えない
焦れば見落とす

不安の声に耳を傾けず
より深い場所から囁き声さえ聞こえないかもしれない
その透明な光の筋を 信じるような

その後私はスピリチュアル系にはまるけれど
やっぱりルーツはここだと思った。

「インディアン」という名前があるだけで
ついつい目で追ってしまう

――
求めてもいい
しかし執着してはいけない

求める者は道を見出し
執着したものは 道を見失うものだ

――
揺らぎ続け
変わり続ける

今をより確かに生きる
指針が欲しい

その針は
どこかの本や映画のセリフや誰かの言葉に
あるのではなく、
自分の胸にあるのだと
信じることから 

――始めよう。

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