2度目の「君の名は。」を見て思うこと Ⅰ
昨年テレビで「君の名は。」を地上波でやりましたね。録画をしていたもののなかなか観るチャンスがなく。プレステを買い換えたことでハードディスクの中身が消えてしまうので、交換前に鑑賞。映画館でも観てはいたので、2度目でした。
1度目も泣きましたが、2度目もやはりうっすら泣いてしまいました。
私なりの 君の名は。のグッとくるポイントは下記 3点。
①永遠ではない時間の幸福さ
②何故だか心が惹かれる事件
③誰でも運命を信じたい気持ち
ひとつずつ解説すると、
①永遠ではない時間の幸福さ
もうラストの方なのですが、三つ葉と瀧くんが黄昏時にやっと会えて、やっと会えたのに、見ていて「もう何なの!」ってくらい、喧嘩という名のイチャつきをしているシーン。見ていて、心が洗われます。にこにこ穏やかな気持ちで見てしまうというか…でも2人は心のどこかでこの時間が永遠ではないことを分かっているから、憎まれ口を叩いてしまう。
本当に話したいこと、伝えたいことを話せずに、時間を使ってしまう、あの感じ。
そこがもう切なすぎます…。
過去に付き合っていた人と。「もうこの人と別れざる得ない状況になってしまう」と、心の中で分かりながら、今しかない時間を共有したことがあります(相手はどう思っていたかは不明ですが…)。自分達の力ではどうにもならないことが起きる可能性がある、もう終わるし、終わるしかないんだろうな…と思っている時のその瞬間の幸福さ、永遠ではないこと、未来を見ないようにすること。あの時間を思い出しました。
そして、そんな時は大事な話は何ひとつ出来なくて、どうでもいい、たわいもない話をしてしまう。そんな時のことを思い出しました。
永遠ではない時間が終わり、最後に瀧くんが忘れたくないあまり、ひとりで お前は誰だ 忘れたくない人 大切な人…と叫んでいるシーンは号泣です。
忘れたくないのに忘れてしまいそうな自分が辛くて、叫んで心に残そうとしている。泣けます…。
②何故だか心が惹かれる事件
これは映画を観ていて、なるほどって思ったのですが、過去に起きたある事件が心に残ってしまって、ひたすらその事件について調べてしまう時ってありますよね。
私はめっちゃくちゃあります。
ひとつの事件に捉われて、ずっと調べ倒してしまう。そして派生する事件まで次々調べて夜を明かしてしまいます。
過去に起きた事件について、捉われて、調べて、歴史的背景とか殺人事件なら犯人の心情とか。とにかく気になってしまいます。
正直自分のこのたまに起きる現象は、おかしいなって思っていました。何でこんなに気になってしまうのか?落ち込むまで調べてしまうのか?
でも、もしかしたら 君の名は。 の瀧くんみたいに、何か捉われる理由があるのかもしれない、と思ったら少し心が楽になりました。
長くなりましたので、続きます。
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