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しんやの餃子世界紀行 Vol.67

「とある餃子世界の日常」

リア充の話をかけずに謎に2日経過。

明日書こうと決めた。

今日はそれより書きたいことができたから、そっちのことをつらつらと書く。

東京の餃子世界も営業再開して2週間が経った。

昼からの営業、明るい内の餃子世界に感じた違和感も薄れつつある。

最近は昼でもお客さんが来てくれるようになった。

じわじわと知名度を上げてきとる餃子世界、すごいね偉いね。

最近、

「インスタみて気になって来ました」

というお客さんが異常に増えてきた。

インスタってすごい。
偉いね、頑張ってるね。

今日もそんなお客さんが1組。

りんやとなつめちゃん。

りんやは渋谷で美容師やってる青髪坊主。

なつめちゃんはIT系のお仕事してる美人さん。

15時に入ってきた時のりんやはどこかクールで口数も少ない。

この時は知る由もなかった。
伝説はこの無口な青髪から起こるということを。

ともやくんとかりんちゃんと混じって、守屋と新谷もテンションあげあげの餃子世界。

ともやくんは日芸で、小説専攻。
かりんちゃんは見た目可愛らしい女の子。

ともやくんの友達が毎日ユニークちゃんで、その紹介で来てくれた。

ありがとう。

そんでともやくん。
餃子世界に来たいがために、Twitterで繋がってた初対面のかりんちゃんを連れてきてくれたらしい。

どうなってんの若者。
どうなってんのTwitter。

おじさんにはわからないよSNS。

そんな2人を巻き込んで少し打ち解けたか青髪のりんや。

しかしここまではまだ大人しい。

かりんちゃん、今日錦戸亮のライブ観に行くんだって。

立ち上がるかりんちゃんはスラッと背が高く、可愛らしいより美しいに近い。

脚が長いということ。
素敵。

錦戸くんによろしく言っといて。
2人ともまた遊びに来て。

「あの2人付き合いますかね?」

「どうやろ、ともやくんどっちか言うたら錦戸くんより村上くんやからな」

そんな会話で盛り上がる。
2人の仲の話はまた来たときに聞くとしよう。

時計が18時を回り、りんやの様子が怪しくなる。

さっきまでのクールな青髪は狂おしい青鬼に変貌を遂げようとしていた。

楽しいが頂点に達したとき、

「友達呼びます!!」

とここでれんたろうとのもと。
餃子姫が合流する。

この頃には餃子世界はもう青鬼の家だ。

バイブス上がりすぎ。
閉店間際によしもっちゃんもふらっとご来界。

酒がないと思い出残せないやつは甘えだ。

「今日伝説作りますよね!??
しんやさん作りますよね!!???」

鬼って空想の動物じゃなかったんだなって思う。

実はラッパーもやってるりんやの歌を聴く。

ちゃんとラッパーすぎる。
めちゃめちゃ良い。

東京は埋もれがちな街だけど確かな才能はあちこちに眠っている。

こりゃ確かに。
首都の底力を見た。

こいつがまだ世に知られてない。
その不条理がHIP-HOP。

無条件で愛せる。

こういう彼氏の側にいる彼女は普通、シャキッと凛と佇まう。

...ものだがなつめちゃんもイケイケである。

「普段インスタに鍵してるんですけど、今日は餃子世界来るんで解放しました!!」

なんの覚悟なのだろう。
でもイケてる心意気。

明日にはまた鍵がかかるらしい。

ろくでもないやつがなつめちゃんのインスタを覗くせいで。
そもそもインスタに鍵という機能があるせいで。

こんなイカした美女が日の目を見ないこと、そこの決意の中途半端な男どもは懺悔と後悔の念で潰れてしまえば良いんだ。

青鬼の親友、れんたろうは多分しんやと同じ星に生まれた人。

火星の隣の地球の上。

多分俺たち仲良くなれんのに、今日上手くいかんかったな。
でも知ってるよ。
前世も俺たち同じ属のなんらかの哺乳類。

5人ともまた遊びにおいで。
伝説つくれたね、良くできました。

この感覚は岡山のソレに似てる。

隣が隣を巻き込んで、ガッて前に進む感じ。

このグルーヴって確かに東京には少なかった気がする。

「俺たち東京民」

だもんな、もっとかかってこい。

とは言いたいものの、みんなの空間を守るのが餃子世界。

でもこういう本気のクレイジーと対峙することでしか生まれない餃子世界がそこにある。

そして確実にその片鱗を見せたあいつらは相当すごい。

感謝だよ。

岡山と違っておじさん、出勤に往復2時間かかるからさ。

毎日こんな感じだと流石にしんどいけど。

3日に1度なら全然許せる。

こういう感じの記事久々に書いたな。
東京のこと書いても読まないんだもん、君たち。

そんな緊急事態宣言下の餃子世界。

我々はクリーニング店なので、餃子の提供なんかしておりません!!

明日もお昼の12時から元気に開餃。

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