ドロスはシティポップになりたがっている
みなさん、おはようございます。
先日、6/21、
[Alexandros]がこんなアルバムをリリースされました。
Bedroom Joule/[Alexandros]
・ご覧の通りこのアルバムはドロスの過去の楽曲をセルフカヴァーというか、アレンジしたアルバムである。
・実際いくつかお試しになると分かるんですが、めちゃくちゃオシャレな感じに仕上がってます。1曲めのライブで絶対に盛り上がるキラーチューン「starrrrrrrr」が、YouTuberがやるようなモーニングルーティーン動画のBGMみたいな曲に仕上がってる。
・そしてほぼ全曲洋平が眠そうに歌っている。ASMR動画の最初の紹介するときの囁き声みたいな声で歌っている。
どうした川上!!!!
おいいいい!!これは東野案件だぞ。
東野にプレゼンしてもらって、アメトーークでいっぱいいじって丸刈りにされるぞ!
あの頃のロックでギラギラした洋平はどこ行ったんだ!!!
カッコよかったぞ〜あの頃は。
今回はそんなドロスを3期に渡って紹介していきたいと思います!!
ドロスはシティポップになりたがっている①
”ギラギラ期”
・これはもう[Champagne]時代ですよね。ギラついてますよね。もう名前がトガってますもん。そんな真っ向勝負でカッコいい単語を名前にするか?結局本当にシャンパンの協会かなんかに注意されるっていう。そこがまたカッコいいですよね。ちょっとはバズりやすそうな「ゲスの極み乙女。」とか「KANA-BOON」とかユーモアのあるようなバンド名にすればいいのに、[Champagne]。カッコいいロード一直線。ギラついてますよね。
・そしてやっぱ"[]"の意味ですよね。”カッコをつける”という意味で"[]"って。。。めちゃくちゃカッケーやん。正直俺が聴き始めた頃母親は「えーダサくない?」とか言ってました。そりゃそうです。時代的には「きゃりーぱみゅぱみゅ」とか「サカナクション」とかちょっとクセのある名前が流行ってたんですから。そこにきて真っ向勝負のカッコいい路線。斜めに見てしまうのも仕方ありません。
・そもそもサラリーマンやりながら休日に路上ライブやってのし上がってきたっていうのでもうその根性が相当ギラついてますよね。
ドロスはシティポップになりたがっている②
"調子乗り期"
・丁度[Champagne]から[Alexandros]に変わっていった辺りから爆発的に売れていきましたよね。その頃はもう丁度KANA-BOONやゲスなどが売れていって、邦ロックが最高潮に盛り上がっていた時期でした。ドロスもその邦ロック大ブームの最前線にいました。僕の中であの頃の邦ロック四天王として「ゲス」、「KANA-BOON」、「キュウソ」、「ドロス」と勝手にポケモンリーグならぬ”ロキノンリーグ”を作って一人で盛り上がっていました。ちなみにチャンピオンは頭飛び抜けてたワンオクを抜擢しました。
・そしてさらに坂口健太郎とか綾野剛などの、塩顔ブームとも重なったんですよね。ドロスの顔”川上洋平”はマジで坂口健太郎とか綾野剛と並んで塩顔ブームの筆頭に立ってましたから。当時Twitterで塩顔男子botっていうアカウントが流行ってて、塩顔の人を毎回ツイートしてくるんですけど、週3ぐらいで洋平の画像上げられてましたから。そして「おはペイン」とかいう謎の挨拶が流行って、当時の私のタイムラインの朝は女子たちがこぞって「おはペイン」と呟いて川上洋平の画像を添えてました。ちなみに今塩顔男子botは塩顔の概念が壊れてしまったのか佐藤健とか吉沢亮とかを上げてます。
・そんなもう顔、音楽というバンドマンの側の部分が全て最高潮に盛り上がっていた時代ですからもうドロスも調子乗りに乗ってました。いろんなメディアからも注目されてバンバンインタビューを受けてましたが大体洋平は「ここは通過点です」「武道館はスタート地点」「敵は世界なんで」もうノリに乗りまくり。そんなドロスが大好きでした!
ドロスはシティポップになりたがっている③
"どうした期"
・で、もう顔も音楽も爆発に売れたところに最強アルバム「ALXD」リリース、オリコンチャート系をロックバンドがぶち上がるという快挙を成し遂げました。
・そしてドロスはついにドラマタイアップ「Girl A」をリリースします。これによってもうMステなどTVのメジャー音楽番組をバンバン出演するようになります。その頃にはフェスなどではもうトリを飾るレベルまで上がっていました。
・ただこの「Girl A」ぐらいはまだめちゃくちゃロックチューンなんですが若干電子音を交えてきました。
ドロスはシティポップになりたがっている④
Feel like/[Alexandros]
・そして1年ほど経つと、邦ロックブームは安定期に入り、単なるサブカルチャーではなく、もうバンバンサブカル邦ロックバンドと言われていたバンドたちがドロスらを筆頭に、オリコンチャートやドラマ、CM、映画、色んなメディアで使われるようになり、サブカルでもなんでもなくなりました。
・それと同時に頭角を現してきてたのがSuchmos率いるシティポップ勢だったんです。邦ロックバンドというサブカルシーンを牽引してた奴らがバンバンメジャーシーンに進出してサブカルシーンがガラ空きになってる席を逃さずシティポップ勢が根こそぎかっさらっていったのです。丁度大阪で10本レギュラーを持ってた千鳥が東京に進出したのを良いことに、かまいたちなどが大阪を支配したようなものに似てますね。
・そんな着々と侵食していったシティポップなど気にもせずTHE ORAL CIGARETTESや感覚ピエロなどが邦ロックバブルで売れに売れて大盛り上がりしてる中、しなが・・・あ、じゃなくて川上洋平はすぐさまシティポップに反応し、カッコいいものは何でもかじりつくハイエナのようにいきなり「Feel like」というこれまでのドロスにしてはポップすぎる可愛らしい曲をリリースしました。そしてすぐさま自身のスペシャでの冠番組でSuchmosのYONCEを呼びつけ、一緒にFeel likeを歌わせていました。
ドロスはシティポップになりたがっている⑤
月色ホライゾン(chill out ver.)/[Alexandros]
・なんでしょう。chillout verって。
・「何?シティポップに代わって今度はチルアウトが流行ってる?トコトコトコトコ どれどれ? ガブガブガブガブ」
・どうした川上!!あの THEサブカル男子を代表するようなあのゆるふわマッシュはどうしたんだ!!なんでそんな髪伸ばしてセンターパートしちゃってんだ!!!そんなおでこ見せて顔出しちゃあの頃ようぺに憧れてたサブカル男子が可哀想だろう!!!一重の人はみんな洋平の影響で一重だけどマッシュにすればイケメンになれると信じてたんだぞ!!格の違いを見せつけてんじゃねえよ!!!
ドロスはシティポップになりたがっている⑥
あまりにも素敵な夜だから/[Alexandros]
・歪ませてくれ!!!ギターを歪ませてくれよ白井!!!なんだそんな軽快でオシャレなリフは!!!完成してんじゃねえか!!!シティポップが!!!完全にシティポップ!!
・てかもうMV日本じゃねえじゃねえか!!邦ロックを代表してた”邦”はどこにいっちまったんだよ!!おいいいい!!!洋平だけがスーツ着るのがお約束じゃなかったのか!!白井も磯辺もスーツ着てんじゃねえか!!スーツ着て夜景バックに屋上でギター弾いてたらそれはもうシティポップなんよ!!!
・おいいい洋平!!!!その歩きながら音楽聴いて好きなように踊る感じはもうSTAY TUNEじゃ!!!!!
ドロスはシティポップになりたがっている⑦
そしてついに今までの楽曲をシティポップにアレンジしたアルバムを出してしまったとさ。めでたしめでたし。
というわけで今回は「どうした!?川上」をお届けしました。
えっと、僕はドロスが大好きなんです!!!
大好きなんです!!!邦ロックからシティポップに乗り移ったのも含めてドロスが大好きなんです!!
大好きだからこそチャチャ入れたいんですよ〜。
なんで僕のことは嫌いになってもドロスのことは嫌いにならないでください。
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