ORANGE RANGEの新曲が原点回帰しててマジエモカッコいい
おはようございます。
先日、"apple music"の"for you"のメニューをいじってたら
ORANGE RANGEの新曲を見つけました。
それがこちら。
え、めっちゃカッコよくないですか〜?
てか、キリキリマイくない?
どうですか。キリキリマイ聞いたことあります?
これがORANGE RANGEのデビュー曲なんです。
ゴリゴリの縦揺れロックでしょ。
全然沖縄沖縄もしてないし、J-POPJ-POPもしてない。
最初はこのゴリゴリミクスチャーな感じだったんですね。
しかし多分ORANGE RANGEは別にこういうゴリゴリにこだわってなかったんでしょうね。
これからレンジ(ORANGE RANGE)は様々な劇薬に手を出します。
まず最初は手に入れやすい"オキナワ"という劇薬を手にします。
これでもかというイーヤーサーサーを取り入れ、
当時安室ちゃんや、DA PUMPなどが日本音楽界に進出してたので、
こんな良いものを取り入れるのはもったいないと
なんの躊躇もなくすぐ口にしました。
でもまだギターは歪んでるし、ミクスチャーなラップもあるし、
ただそこにコミックテイストとオキナワンテイストが入っただけで
普通に良曲だったんですね。
これでオキナワンブームの波に乗り
ただのロックバンドはJ-POPシーンに進出することができました。
そして彼らは自分の分析力に長けてますね。
次に手を出したのが"夏"です。
そう、彼らはもっと強い刺激が欲しくなりバカになりました。
サビの歌詞、「あっあ〜ん、なんか良い感じ〜」
いやそれを表現してくれ。
音楽家たるものその夏の気持ちよさを言葉巧みに表現することが・・・
「刺激が欲しけりゃバカになれ!あっあ〜ん、なんか良い感じ〜」
はい、すみません。
そうです。この2000年代はこういうイケイケの連中しか街に出歩いてはいけないのでした。
TVドラマを見てみりゃ
イカれ狂ったイケメンの不良が仲間のために暴力振るったり、東大目指したり、甲子園目指したりしてる時代です。
サブカルマッシュ野郎の出る幕なんてなく、街に出ようもんならすぐさまワックスを髪に塗りたくられます。
そして、この”夏”と同時に徐々に魂を売ってたものがありました。
それが"TV"です。
この頃にはもう魂はTVプロデューサーの手中にありました。
そう、彼らは使いすぎたのです。劇薬を。
ロコローションぐらいでもう頭の中はクラクラしてたんです。
そんな中に、TVという甘い匂いに誘われて、
”テレビマン”という怖い大人たちと絡むようになり、
彼らは恐怖の底なし沼に入ってしまいました。
この「イケナイ太陽」という歌は
イケメンパラダイスというイケメンしかいない高校に女の子が男に変装して入学するというクスリの匂いしかないドラマのタイアップです。
出だしから症状は悪化してました。
「イケナイ太陽〜なーなーなーなななーななー」
症状はさらに悪化します。
ついにここまで来てしまいました。
全歌詞支離滅裂末期状態。
あの頃のゴリゴリミクスチャーの匂いなんて一切ありません。
若きしがないロックバンドが
音楽業界で生き残るためにいろんなクスリに手を出し、
最後には変な声で
「八宝菜ならあげちゃうよ」などと騒いでる。
これが日本の音楽業界。
怖すぎる。
そして日本の音楽業界も変わります。
TVの世界では”秋元康”という大御所エンタメフィクサーが
あえてブスをアイドルにし、個人個人で推しを作らせるという
斬新すぎる手法で音楽業界を乗っ取り、
レンジのようなTVとズブズブのヤク中に出る幕はなくなりました。
その後、音楽ファンはTVを見限り、
YouTubeが爆進。TVミュージックは衰退。
サブカルバンドがブームを起こします。
そして、ORANGE RANGEは
紆余曲折ありながらもリハビリを繰り返し、
今年2020年。
"NAKED"をリリース。
隠しきれない原点回帰。
頑張ってくれ!ORANGERANGE!
まだ完治ではないだろうがこれは大きな成長の一歩。
これからのレンジのミチシルベに期待。
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