見出し画像

【ポケマルおやこ地方留学2023】夏に訪れた岩手に、再び参加者が戻ってきてくれた話

暑い季節が過ぎ去り、実りの秋がやってきました。
秋の味覚の代表格でもあるぶどうは、8月から10月にかけて収穫の時期を迎えます。

9月中旬、岩手県花巻市のぶどう農園「かんたはうす」にて作業のお手伝いをさせていただきました。
参加したのは弊社のスタッフ数名。慣れない農作業を楽しんだ一方で、「斜面で行うぶどう収穫はハードで、生産者さんの仕事の大変さを実感できた」との感想も届いています。

さらに有志の2家族が、それぞれ宮城県、神奈川県から現地に足を運んでくれました。この2家族は、この夏のポケマルおやこ地方留学参加者。夏休み中のプログラムを終え、花巻を再訪してくれたのでした。

ぶどうとワインの町で行った「ポケマルおやこ地方留学」

昨年に引き続き行われた、岩手県でのポケマルおやこ地方留学。全国5箇所の開催地の中で最も人気だったのが、岩手プログラムでした。
山・海・畑を舞台に、農家さん、漁師さん、ハンターさんにご協力をいただき、約1ヶ月に渡る全4旅程を無事に終えました。

岩手県花巻市大迫地域は、県内でも有数のぶどうとワインの町です。そこで「かんたはうす」を運営するのは鈴木寛太さん。弊社スタッフとも交流が多く、"寛太さん"の愛称で親しまれています。

ここでは生食用のぶどうを栽培していて、子ども達はぶどうの間引き、袋掛けといった農作業の一部を体験しました。

寛太さんの農園で農作業体験

「かんたはうす」では普段から友人や知人、都市部のお子さん達の受け入れを行っているそうですが、今回のポケマルおやこ地方留学で寛太さんは「なるべく子ども達と同じ目線に立って、子ども達のやりたいことを尊重するよう意識した」そう。
子ども達の自由にさせたところ「農作業よりも、虫やカエルを観察したり、捕まえるのに一生懸命な場面もあった」と笑いながらお話してくれました。

子ども達は虫取りに夢中!

ポケマルおやこ地方留学の実施期間は、うだるような暑さが続いた夏。
ようやくぶどうの収穫時期を迎えた秋に、再び子ども達、そしてその家族が寛太さんの農園を訪れました。

都市から地方へ。両者がかきまざった収穫体験

9月中旬。寛太さんの農園に集まったポケマルスタッフ、おやこ地方留学にご参加いただいた2家族で、ぶどうの収穫、選果、箱詰めをして発送するところまでをお手伝いさせていただきました。

弊社スタッフと一緒にぶどうの収穫
たくさん収穫しました
箱を作って1つ1つぶどうを詰めました

今回ご参加いただいたうちの1家族、岩手県奥州市出身の佐藤さんご一家。
岩手でのプログラムを選んだのは、ゆかりのある土地のはずなのに、普段は年に数回、短期の帰省のみで終わってしまい、子どもに岩手の自然体験や地域の特色に触れてもらう機会が少なかったからだと言います。

初めての体験、初めての場所といったシチュエーションで遠慮しがちだったという佐藤さんのお子さん。おやこ地方留学でも最初こそは戸惑いや不安もあったようですが、「やってみたら楽しかった!」とお話してくれたそう。
アクティビティを提供してくださった農家さんや漁師さんといった方々も覚えていて、お子さんにとって岩手が"知っている人に会える場所"になっているように感じられるそう。

「かんたはうす」の鈴木寛太さん

寛太さんは、今回の再訪を「まさに関係人口を作るってこういうことで、こんなつながりが増えていったらと思う」と話してくれました。
生産現場に触れ、自然の中で遊び、馴染みのある場所が増えた子ども達は何を感じてくれたでしょうか。

「都市と地方をかきまぜる」、その1つのカタチを見られた秋のはじめの出来事でした。

(取材・執筆:PR 西宮)


▼関連ページ

https://oyako.travel/2024_summer/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?