【ポケマルおやこ地方留学】地元漁師がレクチャー!福岡・玄界島で「海の豊かさ」を体験し、「漁業の現状」を知る
福岡・博多からフェリーで35分。博多湾への入口に浮かぶ玄界島に到着します。
市街地からのアクセスが良く、釣りの名所としても知られる玄界島。豊かな山と海に恵まれた小さな離島です。古くから漁業が盛んなこの島で漁師の10代目として活躍されている宮川友芳さんには、この夏のポケマルおやこ地方留学でご協力をいただくことになりました。
メインは「定置網漁」。デジタル化にも積極的に取り組む
宮川さんが行っているのは定置網漁。海の中に大きな定置網を仕掛け、回遊する魚を捕まえる漁です。宮川さん曰く「魚の習性を利用して、オートで捕れる」方法だそう。定置網漁で捕れた魚は、鮮度が高いという特徴も。季節によってアジ、ブリ、スズキ、カンパチ、ヒラメなどが水揚げされます。
宮川さんは漁技術のデジタル化にも積極的に取り組んでいて、パソコン上で定置網漁のシュミレーションを作成したりもしています。
現役漁師がレクチャー!「海の豊かさ」を体感するアクティビティ
福岡で行われるおやこ地方留学は清流での生き物探し、塩づくり、そして漁業体験など、水辺のアクティビティを多数ご用意しています。玄界島での体験は子ども達に海がもたらす恵み、そして海と暮らしとのつながりを感じていただけるような内容となっています。
宮川さんのもとでは岸壁からの海釣り、釣れた魚を捌いてそれを味わってみるというアクティビティを予定しています。
その他にはビーチクリーン活動も行います。世界中で深刻化している海洋ごみ問題。メディアで見聞きすることはあるものの、自分の目で見る機会は意外と少なかったりもします。
玄界島にも多くの漂流物が流れ着き、プラスチックなどのごみが海岸のあちこちに散らばっているそう。海をきれいにする活動を通して、今ある豊かな自然環境をどう守っていくか考えてみましょう。
宮川さんは今回のプログラムについて「とにかく楽しんでもらえたら。あとは魚が生きているところから、どうやって食べ物になっていくのかを知ってもらいたい。魚が刺身のサクの状態で泳いでいると思っている子どもも多いと聞くので、今回の体験を通して、海や魚について学んでもらえたら嬉しい」とお話ししてくれました。
遊びながら学ぶ。本プログラムが「海の現状」を知るきっかけに
海水温の上昇、水産資源の減少など、漁業を取り巻く環境は年々変化しています。近年は輸入制限による価格下落、資材高騰など、漁業に従事する人々にとって厳しい状況が続いています。宮川さんも「もっと国産の魚をたくさんの人に食べてほしい」とおっしゃっていて、今回の体験が日本の漁業に関心を寄せるきっかけになってほしいというお気持ちもあるようでした。
本プログラムを通して海の豊かさを体感すると同時に、漁業を少しでも身近に感じてもらえたら。遊びながら学ぶポケマルおやこ地方留学、現在予約受付中です。
(取材・執筆:PR 西宮)
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