45歳で脱サラ、農業者に。「子ども達の笑い声が響くまち」を目指す—天草農工房ふぁお・筒井洋充さん
「時代がどんなに変わっても、細々とでもいいから、自分で生きていけるようにしたかった」
サラリーマン人生に見切りをつけ、就農した理由を語ってくれた筒井洋充さん。
都心での安定した仕事を捨て、地方へ。45歳で脱サラし、移り住んだのは熊本県天草市。「この地に1人でも多くの人を呼びたい」と就農し、新たな挑戦を続ける農業者・筒井さんをご紹介します。
「農園」ではなく「農工房」。栽培以外の分野でも交流を広げる
柑橘類の栽培は一般的に、温暖かつ日照に恵まれた地域で行われます。
熊本県天草市では多くの柑橘フルーツが作られ、筒井さんの住む有明町ではデコポンとして販売される不知火(しらぬい)の栽培が主力だそう。
筒井さんはこの地で就農し、「天草農工房ふぁお」をスタート。”農園"ではなく"農工房"としたのは、栽培以外のサービスも拡大していきたいというビジョンがあったから。当初掲げた理想通りに、現在は農園の枠をはみ出し、様々な取り組みを通して交流を広げています。
オーナー制度、農泊、サブスクの活用など…様々な分野でサービスを展開
2016年に移住し、2017年からスタートしたのが「不知火みかんの木オーナー制度」。
自分の木に実った不知火は自宅まで郵送で届くか、現地で収穫するのかチョイス。収穫の時期以外は摘果などの農作業も体験できます。オーナーになっていなくても、ワンタイムでの収穫体験も可能。
さらに「Farmer's house 天草農工房ふぁおの宿」として農泊業もスタート。ADDressやおてつたびといったサービスにも登録し、筒井さんの農工房に人を呼び込むための仕組みづくりをしています。
その他にも、牡蠣養殖生産者さんと合同で体験型サービス「牡蠣オーナー:My Oyster Farm」の展開をサポートしたりと、農を軸に幅広く活躍の場を広げている筒井さん。その原動力は一体どこから来ているのでしょうか。
天草市を「子ども達の笑い声が響くまち」に
就農当時、天草へ訪れる人を1人でも多く増やしたいというビジョンを掲げ、事業を開始。天草市で働き、暮らしを築いていく中で、地域が抱える課題がさらにクリアになっていったようです。
外部から人を受け入れようにも、現地に人がいないと成り立たない。地域の中にも目を向けていくことに意識が変わりました。
そこで現在筒井さんが目指しているのが「いつまでも子どもたちの笑い声が響くまち」。
筒井さんは地域に多くの子育て世代が暮らし、若い世代が生活していけるような町づくりを理想とし、ECや体験型サービスなどを継続して、30年後に経済的に自立可能な状態を目指していきたいと言います。
東京都で生まれ育ち、就職。そこから移り住んだ縁もゆかりもない天草市。
そこで初めて食べた、新鮮な不知火のあのおいしさ。それを伝えたいともお話してくれた筒井さん。
その味を体感しに、そして天草市の空気を感じに、天草農工房ふぁおに遊びに行ってみませんか?
本年度開催された「ポケマルチャレンジャーアワード2023」では、農林中央金庫・アグリビジネス投資育成株式会社特別賞を受賞した筒井さん。
その記念として、特別商品が8月20日12時より販売開始となりました。「特別賞記念✖️残暑を元気に乗り切ろう!」として、スペシェル商品がお買い得価格でゲットできますよ。
冷凍柑橘は、不知火とスイートスプリングの2種類。皮剥き済み、さらに個包装なので使い勝手が良く、おやつタイムにも手軽に食べやすい商品になっています。
ドライ加工した不知火はそのままパリパリと食べてもよし、紅茶に浮かべたり、手作りスイーツのトッピングに使ったりしてもOK。
お得なこの機会に、ぜひご自宅で天草の味を楽しんでみてくださいね。
(執筆:PR 西宮)
▼関連リンク
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?