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ポケマルがきっかけで農業の道へ!「ユーザーさんからの"ありがとう"が嬉しい」—熊本県宇城市・松川果樹園

今年7月に実施されたポケマルチャレンジャーアワード2024。「食と防災」をテーマにした年度テーマの表彰式で、松川武蔵さんは能登半島地震における被災地への食材提供等の取り組みや、支援食材の開発に着手したいという今後の目標を語ってくれました。

元々は市役所の職員として働いていた武蔵さんが農業の道を選んだのは、ポケマルとの出会いがきっかけだったといいます。

お客さんからの声がやる気につながる。もっとおいしいものを作ろうという気持ちになれる」と話してくれた武蔵さんに、ポケマルならではの魅力を聞いてみました。

ユーザーさんとつながる経験も。ポケマルを使って良かったことは?

武蔵さんが暮らすのは熊本県宇城市。温暖な気候を生かした柑橘類の栽培が盛んなこの地域で、ご家族で果樹園を営んでいます。

地域の名産品「不知火」(しらぬい)等を栽培しています

幼い頃から祖父母、両親は農業に従事。武蔵さんも繁忙期に手伝いをすることはあっても、農業の世界には全く興味を持てなかったのだそう。学校を卒業後も家業を継ぐ意思はなく、地元の市役所に就職をしました。

そんな折、地域の集まりで先輩農家さんに教えてもらったのがポケマル。試しに不知火を出品してみたものの「これだけ出品数がある中で目に付くことはないだろう」と思っていたそうですが、武蔵さんの予想に反してすぐにポケマル上で注文が入ります。ご両親もこれまでEC販売の経験はなく、このことを伝えるとすごく喜んでくれたのだそう。

武蔵さんが何より嬉しかったのが、ユーザーさんからの声が直接届いたこと。これまでは聞けなかった嬉しい感想や感謝の言葉の数々に感激したのだとか。

「購入していただいてこちらが"ありがとう"なのに、その言葉をかけてもらえるのがすごく嬉しかったですし、それが家族のモチベーションアップにも繋がりました。それまではちょこっと事務をする程度でしたが、これを自分で苦労して栽培して、それを評価してもらえたらどれだけ嬉しいだろうと考えるようになりました。そこから自分も生産に携わってみたいという気持ちが芽生えてそれまでの仕事を退職し、本格的に農業をスタートしました」

また、自分達で値段をつけて出品できることも満足感に繋がっているといいます。生産者とユーザー、お互いに商品の価格に納得して売買ができる点もメリットの1つだそうです。

また、ポケマルで購入をしてくれたユーザーさんが松川果樹園を訪問してくれたこともあったそう。旅行の際に近くを訪れたユーザーさんが立ち寄ってくれたのだそうです。

「いつもお世話になってます、とご挨拶してくれました。元々は接点がない人同士だったのに、ポケマルを使ったことでここまで繋がれるんだ、と驚きましたね。すごく印象的な出来事です」

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松川果樹園のポケマル生産者ページには、こんなメッセージも記載されています。

インターネット社会に疎かった私たちがポケットマルシェをきっかけに全国の人と繋がることができ、意欲もわいてきて仕事も楽しくできています。
真心こめ愛情一杯に育てた松川果樹園の果物を全国の一人でも多くの方に届けられたらとても幸せです。

ポケマルで商品を購入された際には、ぜひ生産者さんに感謝のメッセージや感想を送ってみてくださいね。ユーザーさんの声は、生産者さんの日々の励みになっています。


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