今年度のテーマは「食と防災」!ポケマルチャレンジャーアワード2024 実施レポート
7月5日、年に一度のイベント「ポケマルチャレンジャーアワード」の表彰式が行われました。今年は自由テーマ、年度テーマの2部制でそれぞれ生産者さんを表彰しました。
「ポケマルチャレンジャーアワード」って?
「ポケマルチャレンジャーアワード」は社会課題の解決に向け、挑戦する生産者を、取り組みのインパクトやユニークさを踏まえて年度テーマ・自由テーマの2つから表彰するものです。2022年よりスタートした本アワード、今年で3回目の実施となりました。
今年の年度テーマは「食と防災」。自然災害の多い日本で暮らしていく中で日頃からどんな備えを行っているか、また被災時の対応や災害地域への支援など、「食」に携わる生産者さんの防災への取り組みを募集しました。
自由テーマでは、消費者との交流を生み出すための取り組みや、伝統的な農法・品目の保存に対する取り組み、地域の農業教育や普及活動への取り組みなど、独自の活動を行っている生産者を表彰しています。
東京オフィスにて実施された「自由テーマ表彰式」
この日、昼間は東京オフィスにて自由テーマの表彰式を行いました。
▼ポケマルチャレンジャーアワード2024 自由テーマ受賞者
薄羽哲哉さん | 薄羽養鶏場(栃木県芳賀郡益子町)
https://poke-m.com/producers/39703
消費者に鶏卵の生産工程や課題等を知ってもらうべく、毎月卵と一緒に通信使が届く「コッコ通信」を販売。情報を発信することで消費者の理解を深め、鶏卵の地位向上を目指す。
小川浩康さん | 渥美半島とまとランド(愛知県田原市)
https://poke-m.com/producers/48231
物流の2024年問題に対して、トラックドライバーに感謝の言葉を届ける取り組みを行う。SNSを使って全国の方々からドライバーの皆さんへのメッセージを募集し、国内大手の運送会社7社に感謝の言葉を届けた。
富永邦彦さん | 株式会社邦美丸(岡山県玉野市)
https://poke-m.com/producers/189458
持続可能な漁業を目指して、必要以上に魚を獲らない完全受注制の漁「受注漁」を確立。観光協会、飲食店などに協力を仰ぎ、低・未利用魚の黒鯛を飲食店で提供することで地域おこし、漁師の収入安定を目指す「黒鯛プロジェクト」の立ち上げも行う。
松下幸平さん | Wealthy Time(岩手県久慈市)
https://poke-m.com/producers/605579
これまで廃棄されていた菌床しいたけの軸を活用した「椎茸ガリリン」の販売を開始。しいたけの軸をスライス、乾燥させたものをペッパーミルに入れた商品で、これまでになかったしいたけの新たな価値を提供している。
生産者さんの取り組み発表!表彰式後には生産者さんとスタッフの交流も
受賞された5名の生産者さんには当社までお越しいただき、社員の前で取り組み内容の発表いただき、当社代表・高橋からトロフィーを授与させていただきました。普段から生産者と関わる機会の多いスタッフはもちろん、直接やりとりする機会の少ない部署で働くスタッフにとっても、現場の生の声を聞ける貴重な時間となりました。
表彰式終了後には生産者さんとスタッフが交流する場面も見られました。5名の生産者さんありがとうございました、そして受賞おめでとうございます!
当社主催のイベント内で実施!年度テーマ表彰式
今年の年度テーマ「食と防災」。いつどこで起こるか分からない災害に備え、取り組みを行う生産者さんが受賞となりました。
▼ポケマルチャレンジャーアワード2024 年度テーマ受賞者
東井保さん|東井栗園(石川県鳳珠郡穴水町)
https://poke-m.com/producers/266067
能登半島地震で被害を受けた穴水町にある東井栗園では、平時から両親と3人の息子さん達でそれぞれタスクを分散させていたことが発災時に生かされた。また地域の有志で「穴水町甲復興団」を立ち上げ、現地での炊き出し、カフェの運営、チャリティマルシェの実施など、地域コミュニティの再生、関係人口創出のための取り組みも積極的に行っている。
橋本 純さん | 友栄水産(三重県度会郡南伊勢町)
https://poke-m.com/producers/66410
真鯛の廃棄部位を活用した加工品を開発し、廃棄量の減少、資源率・自給率の増加に繋がった。さらに、常温でも保存可能なレトルト加工を施すことで、被災した能登地方での炊き出しでも活躍。防災食や備蓄品としての可能性を見出した。
松川和則さん | 松川果樹園(熊本県宇城市)
https://poke-m.com/producers/371366
平成28年の熊本地震が起こった際に市役所職員として避難所運営や支援物資の受入などに携わった経験から、被災者のニーズがお腹を満たす食事から栄養価の高い食事へと変化していくことを学ぶ。能登半島地震に対しては「ポケマル炊き出し支援プロジェクト」を通して、被災地に栄養価の高い柑橘類を提供した。今後は震災時の支援食材としてより使い勝手が良く、栄養補給もしやすいジュース等の加工品開発に着手する。
後 竜佑さん | うしろ農園(兵庫県洲本市)
https://poke-m.com/producers/40782
平常時からガソリンや軽油などの燃料、飲料水を保管・備蓄。約7年前には震度7の地震にも耐えうる倉庫を建設し、災害に備えている。また「ポケマル炊き出し支援プロジェクト」を通して合計165kgの玉ねぎを被災地に提供した。
ポットラック八重洲にて行われた自由テーマ表彰式の様子
ポットラック八重洲にて、当社主催のイベント内で実施された自由テーマ受表彰式。こちらでも生産者さんからプレゼン発表をしていただきました。
年度テーマの表彰式では、今年の元旦に発生した能登半島地震で被災された方、被災者の方々を食の領域から支援された方々の取り組みが多く見られました。食を扱う、そして全国の生産者と繋がる会社として、私達も身が引き締まる思いでした。生産者の皆様、ありがとうございました。そして受賞おめでとうございます!
交流会では、生産者さんの食材を使った料理も提供
イベント後には、同会場内で交流会を実施。ここでは年度テーマ受賞生産者さんの食材を使用した軽食が提供されました。
交流会では皆さんこれらの料理をいただきながら、参加者同士のやりとりを楽しむ様子が見られました。生産者さんこだわりの食材を皆さんに楽しんでいただいた上に、良き交流の場となったようで何よりでした。
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本アワードが全国の生産者さんにスポットライトを当て、その取り組みが広く知れ渡るきっかけになれば。そんな思いで今後も「ポケマルチャレンジャーアワード」を実施していきます!来年もまた、生産者の皆様のご応募を心からお待ちしています。
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