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生産者の思いを被災地に。「ポケマル炊き出し支援プロジェクト」実施レポート

2024年1月1日、石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。犠牲となられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

この度の震災を受け、当社としても、私達だからこそできる支援のカタチを考えました。食を通して、少しでも被災地の力になれたら。そんな想いで今回のポケマル炊き出し支援プロジェクトがスタートしました。

事前にポケマル登録生産者さんに炊き出しへの食材提供可否を問うアンケートを実施したところ、約400名の方から食材を無償提供してくださるというご連絡がありました。

「少しでも復興のお力になれますよう野菜を提供させていただきます」
「微力ながら被災地への支援ができればと思います」
「今から30年前の阪神淡路大震災の時、私は高校3年生でした。その時の恩返しが出来ることに感謝いたします」
など、たくさんの温かいお言葉もいただきました。ご協力いただいた生産者の皆様に、心より感謝申し上げます。

本プロジェクトを通して実施された活動を、こちらのnote記事から順次ご報告をさせていただきます。現地での炊き出しにご尽力いただいた皆様、厚く御礼申し上げます。

▼本プロジェクトへのご協力状況(※2024年5月24日 時点)

ご協力いただいた生産者さん:117名
ご提供いただいた品目数:67品目
提供した人数:8399人
炊き出し実施回数:38回
提供食材の総重量:2,771kg


▼2024年5月12日、19日実施 東哲也さん 

毎週日曜日に炊き出しを行っている東哲也さん、今回もポケマル食材を活用して被災地の方々に食事を提供していただきました。

メニューはお好み焼き、おむすび、親子丼、かき氷。その他にも生産者さんから提供いただいたジュースやゼリーも振る舞い、「皆さんに喜んでいただき大好評だった」とのことでした。

提供いただいた豚肉、貝柱、キャベツ、卵を使ったお好み焼き
生産者の皆様、ありがとうございました!

食材提供いただいた生産者さん

トマト:内海なつきさん | 株式会社デ・リーフデ北上(宮城県石巻市)
レタス:池田敏和さん | HopeWill淡路島/池田ファーム(兵庫県南あわじ市)
豚肉:長谷川優奈さん | クラインガルテン(福島県喜多方市)
貝柱むき身:中野圭さん | 中野えびす丸(岩手県大船渡市)
トマトジュース:河村一志さん | ひとっちゃんの有機畑(静岡県浜松市)
りんごゼリー:沼山博行さん | 沼山農園(岩手県二戸市)
キャベツ:森田晃史さん | 利興(愛知県知多市)
卵:薄羽哲哉さん | 薄羽養鶏場(栃木県益子町)

▼2024年4月27日実施 NOTOTONOマルシェ

4月27日(土)、のと鉄道七尾線 穴水駅前にてチャリティイベント「NOTOTONOマルシェ」が実施されました。坂尾英彦さんにお声がけをいただき、当社からもポケマル生産者さんからの食材提供という形でご協力をさせていただきました。

坂尾さんは「全国から、生産者や企業などが協力し能登の人たちと両方向に交わることで、問題の解決や道が開けるのではないかと思っています。現地の人やボランティア、関係者などが少しでも楽しい時間を過ごすことで明日への活力にしていただきたい」との思いから今回のイベントを企画されました。当日は約2000人が来場し、有志による食事の提供だけでなく、青空美容室やヘッドスパ、子ども向けのゲームや薪割り体験などを楽しみました。

ポケマル生産者さんからの食材は、被災地の方々に無償で提供されました。現地に足を運び、イベント運営にご協力をいただいた生産者さんもいらっしゃいます。「一歩踏み出して他人事じゃなくなった人達が更に仲間を連れて能登を訪れ、そしてその輪がどんどん大きくなっていく」、この関係こそがまさに"関係人口"だと坂尾さんはいいます。次回は秋頃にマルシェ、能登の生産者さんの農園での収穫体験などを予定しているとのことです。

大盛況のイベントとなりました!

食材提供いただいた生産者さん

にんじん、大根:岩切 啓太郎さん | 86farm(京都府福知山市)
じゃがいも:玉手敏章さん | 株式会社玉手農場(北海道留寿都村)
長ネギ:赤石正樹さん | あかいし農園(埼玉県熊谷市)
りんご、りんごゼリー:沼山博行さん | 沼山農園(岩手県二戸市)
乾燥ちりめん:井上健一さん| 東宝丸(佐賀県唐津市)
にんじんジュース、トマトジュース:新垣直也さん | ハルサーナ(岩手県矢巾町)
なす:賀川元史さん | Heartich Farm ハーティッチ(栃木県真岡市)
ミニトマト:佐藤信二さん | 南アルプス丸吉菜園(山梨県南アルプス市)
生姜:田代雄一朗さん(長崎県雲仙市)
甘夏:高橋邦昌さん | hitomizu(和歌山県白浜町)

▼2024年4月21日実施 東哲也さん

毎週日曜日に炊き出しを実施し、被災された方々、ボランティアの方々に支援を続けている石川県穴水町在住の東哲也さん。

4月21日には被災地でボランティア活動を行う方々向けに「ありがとう炊き出しBBQ」と題して、調理した肉や野菜、フルーツを100名に提供しました。

「ありがとう炊き出しBBQ」と題して実施されました
ポケマル食材を使った豪華なBBQとなりました

ボランティアの方々からはこんな贅沢していいのかと満面の笑みで言われ、 避難者からは焼肉なんて昨年以来、と皆さんから感謝の声をいただきました」と、多くの方々にポケマル食材を使った炊き出しを楽しんでいただけたようでした。

BBQ丼を提供
今回も生産者の皆様、食材提供のご協力ありがとうございました!

これからやってくるゴールデンウィーク中にも炊き出しの実施、被災地復興のためのイベントへの参加もされるとのことです。

食材提供いただいた生産者さん

豚肉:長谷川優奈さん | クラインガルテン(福島県喜多方市)
ソーセージ:和田真弥さん | 株式会社 真栄ファーム(鹿児島県南九州市)
ミニトマト:佐藤信二さん | 南アルプス丸吉菜園(山梨県南アルプス市)
貝柱むき身:中野圭さん | 中野えびす丸(岩手県大船渡市)
フリルレタス:中川一男さん | 健康野菜村/(有)中川産業(熊本県菊池郡菊陽町)
サワーポメロ:迫 孝志さん | マルタカ菜園(鹿児島県鹿児島市)
リンゴジュース:越 晋之さん | ながのナチュラフルーツ(長野県須坂市)

▼2024年4月13日実施 東井栗園さん

ポケマル生産者でもある東井栗園さんは穴水町兜公民館にて、地域の若手有志での炊き出しを行いました。この日提供されたのは岩手県、兵庫県、熊本県など日本各地の生産者さんから届いた野菜や果物を使ったカレーやカットフルーツ。地域の高齢者は「こうやって若い人たちが作ってくれるだけでうれしい」と大変喜んでいた様子で、近くの仮設住宅建設中の業者さんやNPO、ボランティアセンターの方などから多くの感謝の言葉もいただけたそう。

若手有志で初めての炊き出しを実施!
ポケマル食材を使ったカレーなどが振る舞われました

東井さんからは「今回初めて地域の有志の若手が声を掛け合って集まり、地域のための炊き出しをしました。高齢者が多い地域なので、若い人が並んでいるだけで喜ばれました。また、ポケマルの全国から届いた新鮮な野菜やフルーツも大変喜ばれました。これからも続けていき、地域の活力を内側から作って行きたいと思っています」との感想をいただきました!

炊き出しを実施してくださったメンバーで集合写真。ありがとうございました!

食材提供いただいた生産者さん

玉ねぎ:池田敏和さん | HopeWill淡路島/池田ファーム(兵庫県南あわじ市)
じゃがいも:赤石正樹さん | あかいし農園(埼玉県熊谷市)
にんじん:吉野貴裕さん | アグリヨシノ(千葉県八街市)
不知火:松川和則さん | 松川果樹園(熊本県宇城市)
りんご:沼山 博行さん | 沼山農園(岩手県二戸市)

▼2024年2月26日実施 ゴシキ 三野将人さん

金沢市内の飲食店「ゴシキ」の三野さんは珠洲市三崎町にて炊き出しを実施。岡山の生産者さんに提供いただいた250個の卵を使って、150食のオムライスを提供しました。

能登半島の先端に位置する珠洲市。その中でも沿岸部の三崎町には支援の手も届きにくいようで、ここで炊き出しが行われたのは三野さん達で3回目とのこと。「非常に遠いので、なかなか炊き出しにみなさん行きづらいのだと思います」と話してくれました。どの地域にも支援が広がるよう、私達も引き続き協力していきます。

食材提供いただいた生産者さん

卵:繁田 薫さん | あおぞら養鶏場(岡山県吉備中央町)

▼2024年2月23日実施 阿部晃成さん

宮城大学特任教授の阿部晃成さんは、現在代表の高橋と共に能登支援活動を行っています。今回阿部さんからお声がけをいただき、2月23日に行われた炊き出しイベントに食材を提供させていただく運びとなりました。

三重県から届いた鯛めしの素を使ったおにぎり、佐賀県のいりこ、高知県の干し椎茸、青森県のほうれん草を使ったお吸い物など、今回も全国の生産者さんに提供いただいた食材を使って、多くの方々に食事を楽しんでいただきました。

佐賀県から届いたいりこ。皆さんに全ておいしく召し上がっていただけたそう。
佐賀県唐津市のいりこ、高知県いの町の干し椎茸でダシをとってお吸い物に
七尾市の八ヶ崎集会所にて100名にお食事を提供いただきました

以下は、当日食事の提供をご担当いただいた現地の方から届いたコメントです。

この度は能登島東部で在宅避難をしている私たちのために、お心遣いと支援を心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
断水が長期戦になる東部で暮らす町の皆んなも今回の炊き出しイベントで、少しでも笑顔で過ごせる時間が取れ、美味しい食べ物と楽しい歌で、疲弊していた心が温かくなれて、本当に良かったです。
これも一重に皆さんのお力がなければ成功する事すら出来ませんでした。
同じ苦しみを経験していた方々も多くいらっしゃったかとも思いますが、本当に助けられました。心からお礼を言わせて下さい。ありがとうございます。
送って下さったポケットマルシェの食材は、本当にどの食材も滋味があり、真心込めて作られていることが沁み染みと伝わる良い食材、お菓子でした。

この他にも生産者さんお一人お一人に向けて大変丁寧な感想をいただきました。ポケマル生産者さんから届いた食材を大切にお使いいただき、心から感謝申し上げます。

全国から集まった食材を活用いただきました
スタッフの方々、ありがとうございました!

食材提供いただいた生産者さん

鯛めしの素:橋本 純 | 友栄水産(三重県南伊勢町)
いりこ:井上健一 | 東宝丸(佐賀県唐津市)
米:半澤勝助 | 美食農園 ラ・ファータ(宮城県名取市)
ほうれん草:宮崎季子 | 月木農園(青森県三戸郡階上町)
乾燥椎茸:小白 勇(高知県吾川郡いの町)
黒あわび茸の佃煮:矢岡太一 | 小林きのこ園(長野県中野市)
切り干し大根:細川未来 | 青自然農園(岩手県遠野市)

▼2024年2月18日実施 レストランエクティル 川本紀男さん

珠洲市立宝立小中学校にて約250名に料理を提供してくださったのは、金沢駅近く「レストランエクティル」のシェフ、川本紀男さん。メニューはポケマル生産者さんから届いた食材を使った筑前煮に加え、豚の煮込みやサラダ、鱈のお味噌汁、グラタンなど、豪華な食事を楽しみました。

とっても豪華な川本シェフの提供メニュー

召し上がった方々からは「お祝い御膳で料理が出てきて涙が出ました」「この料理を食べている時だけ被災者だということを忘れていました」「全国の食材で成り立っていることに、全国の皆様に感謝申し上げたい」などの感想が。

2024年1月1日に起こった能登半島地震。「正月料理を食べれなかったので、感動した」という声もあったそうです。

レストランエクティルの川本紀男さん

川本シェフからのコメントをご紹介します。

「もう炊出しを始めてから50日が立ちます。"命を繋ぐ炊出し"から今は"希望がもてる炊出し"に私たちは移行しております。
作り手側は手間も時間もかかります。沢山の数の料理はできませんが、炊出しを始めて2300食以上を珠洲地区に提供しております。沢山の避難所からオファーがありますが、洗い物、仕込み、当日の提供を考えても週2回が限界です。
やはり最大のネックは行きに3時間半、帰りに5時間、提供準備に4時間~12時間という時間が行く手を阻んでおります。もっと沢山の人に希望を与えたいのですが今の金沢、そして温度差では難しいのが現状です」

避難所の方々の感想からも川本シェフの炊き出しがまさに「希望がもてる炊出し」だったことがよく分かります。安定的な炊き出しの実施には様々な課題もありますが、私たちは食材提供という面から、今後も川本シェフに協力できたらと思っています。

食材提供いただいた生産者さん

にんじん:桑本直樹 | 桑本農園(島根県出雲市)
ごぼう:立花冨浩 | 立花農園(熊本県菊池市)
里芋:中里拓也 | 中里自然農園(高知県中土佐町)
ほうれん草:桑野真子 | 桑野ファーム(佐賀県杵島郡白石町)

▼2024年2月12日、13日実施 MOMIJI株式会社

ポケマル生産者でもあるMOMIJI株式会社の兼澤さんは1月の活動に引き続き、2月12日、13日にも石川県七尾市・輪島市での炊き出しを実施しました。

今回は合わせて250食を避難所の方々に提供。兼澤さんのことを覚えてらっしゃる方もいて、また来ていただきありがとうございます、とお声がけいただいたことが本当に嬉しかったそう。

一番の目的は現地の方々へ元気を届ける!そして、日々変わるニーズにどの様に対応出来るのかをキャッチして行動する!来月、再来月とこの活動を続けて行きます!」という兼澤さんに、私達も引き続き協力させていただきます。

ポケマル生産者さんに提供いただいたネギを調理
肉うどんを250人に提供いただきました

食材提供いただいた生産者さん

・長ネギ:千田健一 | きたかみ千田農園(岩手県北上市)

▼2024年2月11日実施 あいち炊き出しチームさん

あいち炊き出しチームさんは、穴水中学校にて約150人向けの炊き出しを実施。メニューはポケマル生産者さんの食材を使ったけんちんうどん、洋風ふくさ焼きあんかけソースの他、手作りのクッキーまで。

たんぱく質が摂れる卵料理は好評だったそう

あいち炊き出しチームの竹嶋さんからは「生産者様からいただいたお野菜は、どれもエネルギーを感じる力強いお野菜ばかりで感動すると共に、メッセージまで添えてくださっていて、すごく嬉しかったです。皆様の思いも一緒に、お届けする気持ちで活動させていただきました!」とのお声をいただきました。あいち炊き出しチームさんの活動報告はブログからもご覧いただけます。

ポケマル生産者さんからは温かいメッセージも届きました

食材提供いただいた生産者さん

・にんじん:吉田優生さん | 吉田農園 (長野県上田市)
・大根:服部亜樹子さん | やぎ屋 (茨城県鹿嶋市)
・玉ねぎ、青ネギ:桑野真子さん | 桑野ファーム(佐賀県杵島郡白石町)
・ごぼう:奥村良平さん | おくむら農園(熊本県菊池市)
・卵:小川聡美 | Sanagi Shokudo(静岡県静岡市)

▼2024年2月10日、11日実施 小松幹男さん(樫食堂)

小松幹男さんは秋田県大仙市で農家として米や野菜の栽培をしながら、それらの農作物や自家採取した山菜などを使った食堂(@kashisyokudou)を営んでいます。今回は炊き出しプロジェクトにご協力をいただき、現地石川にて腕を振るってくださりました。小松さんより炊き出しに際しての感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。

2/10に炊き出しを行った珠洲市立大谷小・中学校が震源に近く、周辺は海岸の隆起、道路の陥没、ひび割れがひどく、家屋倒壊も多い所でした。震災直後は約400人が避難していたそう。現在は近くの集会所と合わせて30人程度とのことでした。
炊き出しに当たってはいただいた食材で丁寧にダシを取り、栄養バランスを考えながら温かい汁玄米麺を提供させていただきました。
同行してお手伝いをしてくれた友人からは手作りのお菓子をコーヒーも一緒に提供してもらい、久しぶりのおいしいお菓子や丁寧に入れてもらったコーヒーを味わえたと大変好評でした。

被害が大きかったという珠洲市にて撮影された写真
ポケマル生産者さんから届いたいりこでダシを
温かい汁玄米麺を提供していただきました
お菓子やコーヒーなどの差し入れも好評だったそうです

2/11は穴水町立旧兜小学校にて炊き出しを実施。津波の被害にも遭われた内湾側の地区ではありましたが、比較的家屋は残存している状態でした。避難者と自宅避難者に対し、約80食の食事を提供できました。ポケマル生産者さんから届けてもらった食材はおいしく、栄養バランスがいいと楽しみにしている方が何人かいました。
この旧兜小学校は震災後、地元のお母さん達が中心になって炊き出しをしています。今回はこのお母さん達に見守られ、お手伝いいただき、和やかに会話をしながら作業できたことが印象深いです。
まだまだ普通の生活を送る見通しが立たない中、引き続き色々な人の協力をいただきながら支援をしていくことが必要と感じました。

食材提供いただいた生産者さん

・だし昆布:福田昭則 | 福田漁業部(青森県下北郡佐井村)
・干し椎茸スライス:君嶋治樹 | 君嶋きのこ園(栃木県矢板市)
・いりこ、ちりめん:井上健一 | 東宝丸(佐賀県唐津市)
・青ネギ:金子克浩 | 株式会社ねっこ農園(徳島県吉野川市)

▼2024年1月31日~実施 ピースプロジェクトさん

NPO法人ピースプロジェクトは、石川県珠洲市内の避難所にて炊き出しを実施。ポケマル生産者さんから届いたねぎ、生姜、小松菜を使ったマーボー丼などを約150人に提供しました。

埼玉県の生産者さんから届いたネギ
小松菜は島根県から届きました
食材にはお手紙も添えられていました
ポケマル提供食材を使用した麻婆丼

ピースプロジェクトの加藤さんからは

今回、雨風太陽様からの炊き出し食材の物資ご提供をいただきました。珠洲市の避難所で炊き出し支援活動を行うには片道時には5時間ほどかかってしまいます。買い出しは宿舎近くの志賀町か羽咋市まで行かねばならず、これもまた1時間以上を要してしまいます。

そんな中、雨風太陽様とのコラボレーションは私たちにとってまさに“天の恵み”と思える取り組みでした。
これを機に被災地に明るい笑顔を届けられるよう一緒になって頑張りたいと思います

との嬉しいメッセージをいただきました。

ピースプロジェクトの炊き出し支援は継続的に実施されています。2月22日、23日は300名以上にしっぽく風うどん、カツ煮弁当、麻婆丼、鯛めし等を振る舞いました。3月も炊き出し活動は続き、ポケマル生産者さんから届いた食材を使って、様々なお料理を提供いただいています。

三重の鯛を使った鯛めし
生わかめは食感が良く、皆さんにとても好評だったそう
継続的な炊き出し実施に感謝いたします

現地でも少しずつ野菜が手に入るようにはなってきたそうですが、入荷の数量が安定しないことも多いそう。そんな中100食を超える夕食分の野菜をご支援いただけることはとても貴重でありがたく感じる、本当に感謝です、とのことでした。生産者さんが心をこめて作った食材は、被災地で皆さんの心とお腹を満たしています!

ポケマル食材をたくさん使った炊き出しメニューを提供いただいています
生産者の皆様、本当にありがとうございます!

ピースプロジェクトの支援活動の様子はInstagramFacebookでもご覧いただけます。

食材提供いただいた生産者さん
・長ネギ:高橋秀和 | 高橋ファーム(埼玉県熊谷市)
・生姜:細川未来 | 青自然農園(岩手県遠野市)
・小松菜:串﨑 潤 | 串﨑農園(島根県浜田市)
・鯛めしの素:橋本 純 | 友栄水産(三重県度会郡南伊勢町)
・みかん:藪内晃幸 | 藪内みかん農園(和歌山県有田市)
・玉ねぎ:北原幸夫さん | 北原農園(長野県中野市)
・小松菜:葛西亮介さん | 有限会社かさい農産(岩手県一関市)
・青ネギ:桑野真子さん | 桑野ファーム(佐賀県白石町)
・わかめ:千葉豪さん | あなたの食べたいものを獲る(岩手県大船渡市)
・パプリカ:林 俊秀さん | 株式会社Tedy(茨城県水戸市)
・クレソン:仲田里美さん | TSUKUMO FARM(長野県喬木村)
・乾燥椎茸:野本達彦さん | 野本農園(静岡県伊豆市)
・れんこん:市川誉庸さん | 市川蓮根(茨城県土浦市)
・かぼちゃ:坂口 勉さん | 坂口農園(広島県呉市)
・もやし:小銭正和さん | 小銭商店(三重県津市)
・青のり:山内満子さん | スリーラインズ株式会社(愛媛県宇和島市)
・梅干し:二葉美智子さん | みっちゃんの梅(和歌山県みなべ町)
・豚肉:佐藤裕美さん | 有限会社伊豆沼農産(宮城県登米市)
・にんじん:石田隆弘さん | くらのした畑(埼玉県和光市)
・じゃがいも:岡 大樹さん | TICOFARM(兵庫県洲本市)
・玉ねぎ:三崎咲さん | 島ノ環ファーム(兵庫県洲本市)
・卵:野村尚司 | 株式会社テトテヲ(福井県坂井市)

▼2024年1月28日~ 実施 宮城災害支援KIBOTCHAチームさん

宮城災害支援KIBOTCHAチームさんは、熊本災害支援チームや三重災害支援チームと協力をしながら、複数の小学校や中学校で約900人に食事を提供しました。

ポケマル生産者の食材は宮城県東松島市にあるキボッチャに届き、大量の食材をスタッフの方々がカット。それを現地に運び、炊き出しが行われまし・。

食材は東松島市でカット等の処理後、現地へ
たくさんの方々にご協力をいただきました

今回の支援活動ご担当くださった三井紀代子さんからは「生産者さんの愛が溢れた野菜や卵、食材の数々に驚かされた毎日でした。ありがとうございました」とのご連絡をいただきました。食事に関しても「おいしい温かい食事に、皆さんおかわりに並ぶくらいでした」とのことでした。

シチューや豚汁など、温かいメニューを提供いただきました

2月19日にはポケマル生産者さんに提供いただいた卵を使ったスープ、20日には玉ねぎ、にんじんを使った豚汁を各日500名以上の方々に提供されたそう。小学校から高校生まで、子どもを中心に多くの方々が温かい食事を楽しみました。3月中も複数回炊き出しを実施されています。

19日の提供メニューの1つ、卵スープ
野菜たっぷりの豚汁を提供いただきました

食材提供いただいた生産者さん
・にんじん
小山直樹さん | 大切な人へ贈るこだわり野菜vegewonder(千葉県八街市)
根岸弘和さん | ミネラルファーム尚香園(群馬県板倉町)
住田 学さん | オーガニックすみだ農園(千葉県芝山町)
安部紗和子さん | さわ農園(大分県大分市)
國吉美貴さん | 國吉農園(鳥取県大山町)
福元雅岳さん | 福元農園(鹿児島県南さつま市)
狭間健治さん | NF Farm(兵庫県養父市)
・玉ねぎ
薄田保さん | うすだ農園(北海道富良野市)
後 竜佑さん | うしろ農園(兵庫県洲本市)
吉田優生さん | 吉田農園(長野県上田市)
里 昌樹さん | 淡路島 里農園(兵庫県淡路市)
後 竜佑さん | うしろ農園(兵庫県洲本市)
・にんじん、白菜
岩田知之さん | アイリーファーム(長野県飯田市)
・白菜
榊原英樹さん | 下仁田ドットコム(群馬県甘楽郡下仁田町)
川本圭悟さん | nana-nouen(岡山県瀬戸内市)
佐野浩司さん | 双葉農園(神奈川県秦野市)
古谷雅也さん | かえるファーム(群馬県高崎市)
古内詩穂里さん | お結び農園(千葉県大網白里市)
冬木 眞さん | ナチュラルカレッジ中里(埼玉県児玉郡美里町)
栗原賢二さん | 栗原農園(長崎県雲仙市)
・キャベツ
川本圭悟さん | nana-nouen(岡山県瀬戸内市)
川口広丸さん | 川口農園(愛知県田原市)
・じゃがいも
玉手敏章さん | 株式会社玉手農場(北海道虻田郡留寿都村)
角 知晃さん | Sumi SUN farm(青森県黒石市)
山端一雄さん | 山端一雄farm(青森県十和田市)
宮原克弘さん | Mt.ピッシリ森の国株式会社(北海道雨竜郡幌加内町)
野上裕真さん | けいのしま農園(兵庫県南あわじ市)
小比類巻 靖洋さん | 木崎野農園(青森県三沢市)
・さつまいも
田中純也さん | スコップファーム大多喜(千葉県夷隅郡大多喜町)
井伊 誠さん | 井伊農場(埼玉県大里郡寄居町)
篠塚浩史さん | MARUKUファーム(千葉県香取市)
菅野樹彦さん | 菅野農園(福島県南相馬市)
石田隆弘さん | くらのした畑(埼玉県和光市)
鶴巻耕介 | つるまき農園(兵庫県神戸市)
萬谷伸之さん | 芋萬(山形県酒田市)
冨樫英司さん | しじぜんファーム(山形県鶴岡市)
・卵
酒勾合歓さん | 自然農園ウレシパモシリ(岩手県花巻市)
繁田 薫 | あおぞら養鶏場(岡山県吉備中央町)
・鶏肉
平石俊樹さん | 熊野地鶏のまる悠ファーム(三重県熊野市)
・牛肉
小栗道政さん | 小栗牧場(愛知県半田市)
綿田 謙さん | こうのとり風土セントラルファーム(兵庫県豊岡市)
・豚肉
方波見真人さん | 方波見牧場@デュロック純粋種(茨城県鉾田市)
佐藤裕美さん | 有限会社伊豆沼農産(宮城県登米市)

▼2024年1月27日~実施 焼肉 飛天龍さん

飲食店さんからもご協力をいただいています!金沢市内の老舗焼肉店「焼肉 飛天龍」さんは、1月27日にて戸板公民館にて炊き出しを実施しました。この日はポケマル食材にプラスして、お店の食材も使っていただいたそう。鶏ちゃんこ、野菜炒め、炊き立てのご飯を40人に振る舞いました。

戸板公民館にて

長期保存できるよう、野菜類は主にキムチや漬物などに加工。1月末~2月中に行われる複数の炊き出しにて活用いただきます。

全国各地から食材が到着しました
キムチや漬物類も提供されます

2月4日は内灘町にあるほのぼの湯にて。この日もポケマル生産者さんの食材を活用していただきました。

この日の炊き出しは100名分!
おにぎりや漬物、スープを振る舞いました

2月26日には野球少年チームに、3月9日には能登シニアと石川ボーイズの復興親善試合にて食事を振る舞いました。ポケマル生産者さんから届いたお米、海苔、卵を使ったおにぎりやスープ、皆さんに喜んで召し上がってくださったそうです。

野球チームに提供された温かい卵スープ
生産者さんから届いたお米と海苔を使ったおにぎり
皆さんに大変喜ばれたとのことでした

食材提供いただいた生産者さん
・米
安部美智子さん | Awajic Horror Garden(兵庫県南あわじ市)
橋場英範さん | HASHIBA FARM(新潟県長岡市)
・キャベツ、たまねぎ、にんじん、大根、白菜
北原幸夫さん | 北原農園(長野県中野市)
・白菜
松平浩代さん | 松平農園(和歌山県田辺市)
・レンコン
栗又孝行さん(茨城県土浦市)
・わかめ
西條 覚さん | (有)マルイチ西條水産(宮城県石巻市)
・しょうが
八木昭宜さん | 潮と空農園(高知県高岡郡中土佐町)
・なす
賀川元史さん | Heartich Farm ハーティッチ(栃木県真岡市)
・大根
杉本朋子さん | 茶園アウラ(静岡県島田市)
・りんご
伊藤史雄さん | 信州 飯綱東高原農場 ITO果樹園(長野県上水内郡飯綱町)
・ごま油
西川 真さん | 西川農藝(鳥取県倉吉市)
・塩
平川秀一さん | 新三郎商店株式会社(福岡県糸島市)
・卵
小川聡美さん | Sanagi Shokudo(静岡県静岡市)
宮本大史さん | 有限会社 宮本養鶏(千葉県館山市)
・ソーセージ
和田真弥さん | 株式会社 真栄ファーム(鹿児島県南九州市)
・はちみつ
西村洸介さん | 西村養蜂場(和歌山県海南市)
・海苔
藤川直樹さん | 海苔養殖(佐賀県佐賀市)

▼2024年1月26日実施 Hennery Farm・坂尾英彦さん

能登半島地域で被災された農家さんから炊き出しの要望をいただき、千葉県銚子市からキャベツ農家の坂尾英彦さんが駆けつけました。坂尾さんの農園で育った野菜や加工品の他に、近隣の農家さんから預かった食材もたくさん持ち込まれたとのこと。生産者同士の輪から今回の炊き出しが実現しました。

避難所となっている穴水町の旧兜小学校にて、小学校坂尾さんのキャベツを使ったつみれ汁や餃子が振る舞われました。

食材提供いただいたポケマル生産者さん
・キャベツ、餃子:坂尾英彦さん | Hennery Farm(千葉県銚子市)

▼2024年1月25日実施 能登食べる通信チームさん

石川県金沢市在住、能登食べる通信・元編集長の羽喰亜紀子さんにもご協力をいただきました。穴水町立穴水中学校での炊き出しが実施され、100名を超える方々に食事が提供されました。

野菜たっぷりの中華丼を提供しました

羽喰さんから届いたメッセージをご紹介します。

今回、穴水町の方から、Facebookに炊き出しにきてほしいと穴水の方からのメッセージがありました。
お料理を担当された金沢の中国料理店・桃花片(とうかへん)の小川シェフも、何か自分にできることはないかとおっしゃっていたので、炊き出しに行くことになりました。
避難所の皆様からリクエストをいただいた中から温かくて、それでいて野菜をたっぷりとれるものということで中華丼と、誰もが大好きなから揚げに。
ポケットマルシェの生産者のみなさんから頂いた野菜をたっぷりと使わせて頂き具だくさんにさせて頂きました。また、小川シェフは、折角食べていただくならおいしいものをと、下準備からこだわってされていました。
当初予定されていた日は大雪で翌日で延期になり、残念ながら小川シェフは行けなかったのですが、中華丼は現地で合わせるだけに、から揚げは一度揚げておいて頂いていたので、スムーズに調理でき、みなさんに提供できました。
みなさん、料理を見て、テンション上がっていました。「こんなごちそう、久しぶりや」とか、「おいしすぎて、夫の分も食べちゃった」と喜んでいただいたようで良かったです。
今回は、全国の生産者のみなさんの食材を、金沢でも人気の中華料理店小川シェフがおいしく調理し、それを穴水町の方が仕上げ避難所においしさと元気を届けられて本当に良かったです。生産者の皆様、ありがとうございました。

食材提供いただいたポケマル生産者さん
・白菜:冬木 眞さん | ナチュラルカレッジ中里(埼玉県児玉郡美里町)
・かぶ:鈴木智浩さん| まつり農園(静岡県伊豆市)
・ターサイ、玉ねぎ:岩田知之さん | アイリーファーム(長野県飯田市)
・豚肉:長谷川優奈さん| クラインガルテン(福島県喜多方市)
・お米:竹本彰吾さん | 有限会社たけもと農場(石川県能美市)

食材を提供してくださった生産者の皆様、ありがとうございました!

▼2024年1月19日実施 友栄水産・橋本純さん

ポケマル生産者でもある三重県南伊勢町の漁師・橋本純さんは、石川県輪島市門前町黒島地区にて約100名の方に炊き出しを行いました。友栄水産の鯛めしの素、そして南伊勢町の協力で水も準備し、8tトラックで被災地に駆けつけました。純さんの鯛めし、すごく嬉しいと喜んでいただけたそう。

まだ僕達にできる事は少ないですが、これから沢山の人達の力が必要になる。そして復旧までの道のりは長いと考えます。今回だけでなく、これからも何回も通う事になると思います」とおっしゃっていた純さん。今後も引き続き支援を行っていくとのことです。

提供された炊きたての鯛めし
南伊勢町から8tトラックで駆けつけました

食材提供いただいたポケマル生産者さん
・鯛めしの素:橋本 純 さん| 友栄水産(三重県度会郡南伊勢町)


▼「ポケマル炊き出し支援プロジェクト」について

≪概要≫
ポケットマルシェ登録の生産者から炊き出しに用いる食材を提供いただき、新公益連盟加盟のNPO様といった関連団体様と協力して、現地での炊き出しを行います。産地直送の美味しい食材を使った、温かい料理を多くの方に提供したいと考えています。

今後被災地での炊き出しをご予定されており、本プロジェクトに賛同いただける団体様を募集いたします。下記フォームよりに沿って必要事項をご記載いただきますようお願いいたします。

また、ポケットマルシェにて応援チケットを販売しています。本商品の売上は、全額が生産物を集積所を経由し支援拠点まで運ぶ際の物流費や支援金の決済手数料等、支援を行うために必要な経費に充てられます。余剰となった売上は、被災した生産者の販売支援のために、送料補助の費用に充当します。

≪本プロジェクト プレスリリース≫

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