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竪穴式住宅展示場

昨日、用事が早く終わってしまって、このまま帰るのもなんだし…と、一昨年できた〈あいち朝日遺跡ミュージアム〉に行ってみた。

昭和初期に発見された弥生時代の巨大な集落遺跡。
高速道路建設にあたって遺跡調査が行われたニュースは何度も聞いていたが、随分長い年月がかかっていた印象だ。

土器や石器、人骨まで、相当な数の出土があったようだ。
こぢんまりしたミュージアムには、出土品がカテゴリ別にぎっしり並べられていた。

ついさっきまで貴金属を見ていた私たち。

勾玉や貝などの装飾品を見ながら「2000年前も同じだね」と。

もうひとつ、夫が(私もだけど)とても興味を示した出土品があった。
土器に小石を挟んで作られたもので、キャプションには「異形土製品と」しか書かれていない。

詳しいことは考古学者か学芸員にお任せすることだが、お呪いなのかお守りなのか、それとも…。

そしてやっぱり夫は「2000年前も今も、変わらんってことなんだよ」とにやり。
(そうなの?なんでわかるん?と心でツッコミ)

確かにそうなのだろう。
そして紛れもなく、弥生人がいなければ私はいないわけで、ずっと後の子孫として繋がっているのだ。

外へ出るとすっかり晴れて、太陽が眩しかった。

弥生時代の人たち、竪穴式住居でどんなお話をしていたんだろう。

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