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積立(つみたて)NISAはやめたほうがいい?順調にお金をふやしている僕が3つのメリットを紹介

つみたてNISAって色んなところで広告見るけど、投資だから損する可能性もあるだろうし、なんか不安。初心者はやめた方がいいのかな?

というお悩みについてお答えします。

早い段階からつみたてNISAをやっているポチのすけ(@pochinosuke1)です。

低コストで高リターンを狙える商品に積み立てているため、順調にお金を増やすことができています。


つみたてNISAは、投資に対する利益が非課税になるお得な制度。

老後2,000万円問題で、投資の必要性を感じた方も多くなったことから、つみたてNISAを始める方は増えています。

ただ、投資について自然に学ぶ機会は無いため、本当にやった方がいいのか心配になってしまうことも。。

投資をやったことがない場合、不安になりますよね。


そこで本記事では、

  • 積立(つみたて)NISAはやめた方がいいのか?

  • 初めて投資をする人はやっていいものなのか?

というお悩みについて、解説していきます。


結論から言うと、

積立(つみたて)NISAはメリットが非常に大きいため、初めて投資をする人もやった方がいいお得な制度です。

ただし、デメリットもあるので、自分に合ったやり方で無理なく積み立てするのがおすすめ。


ちなみにぼく自身は、良い商品がたくさんあり、口座維持費などもかからないSBI証券でつみたてNISAの口座開設をして運用しています。

運用結果については、下記記事で毎月更新しているので、是非ご覧ください。


積立(つみたて)NISAの概要と特徴

積立(つみたて)NISAの概要と特徴

つみたてNISAをやめた方がいいかどうかを判断するためにも、つみたてNISAの概要と特徴を把握しましょう。

つみたてNISA(ニーサ)とは、投資で得た利益が非課税となり、もうけをそのまま受け取れる制度。

通常、投資で得た利益に対しては20.315%の税金がかかるため、もうけをそっくりそのまま手に入れることはできません。

それが、つみたてNISA(つみたてニーサ)の口座を作って投資することで、税金で持ってかれていた20.315%分のお金も自分のものになります。


つみたてNISAは一部のお金持ちだけではなく、誰でも投資をしやすくするために、少ない金額からでもお金をつみたてて運用できる形で2018年1月からスタートしました。

2014年からはNISAが始まり、2016年からはジュニアNISAが始まりました。(ジュニアNISAは2023年度で終了となります)

どのNISAも、投資で得た利益が非課税に。


通常のNISAとジュニアNISAは、非課税期間が最長5年間と短いのに対し、つみたてNISAは最長20年とかなり長い期間にわたり恩恵を受けられます。

また、商品は金融庁が選定した投資信託などに限られており、金融機関の手数料欲しさの商品が省かれているのも特徴。

金融庁:つみたてNISAの概要より


つみたてNISAの特徴をまとめると、以下になります。

  1. 最長20年間利益に税金がかからない

  2. 新規投資額は毎年最大40万円まで

  3. 日本に住んでいる20歳以上の人が利用可能

  4. 1人1口座までつみたてNISA口座を開設できる

  5. NISAとの併用はできない(どちらか片方しか口座を作れない)

  6. 翌年の非課税投資枠に移すこと(ロールオーバー)はできない

  7. 投資対象商品は金融庁が選択した商品のみ

  8. 金融機関は途中で変更可能(変更に当たっていくつか条件がある)

  9. 他の通常口座やNISA口座からの資産の移し替えはできない

  10. 投資している商品はいつでも売却可能


特徴①:最長20年間利益に税金がかからない

つみたてNISA最大の特徴が、利益に税金がかからないこと。

通常は投資で得た利益に対しては20.315%の税金がかかるところ、投資した年から最長20年は非課税のため、買った時より値上がりした分を売っても税金がかかりません。

投資可能な期間は2037年までで、もし2037年につみたてNISAで投資を始めたら、2056年まで非課税で保有できます。



特徴②:新規投資額は毎年最大40万円まで

つみたてNISAは、とてもお得な制度だけあって、1年間で投資できるお金は40万円と決まっています。

つまり、40万円×20年=800万円が最大の投資元本。


特徴③:日本に住んでいる20歳以上の人が利用可能

つみたてNISAは、日本に住んでいる成人が対象。

19歳以下は、ジュニアNISAの対象です。


特徴④:1人1口座までつみたてNISA口座を開設できる

つみたてNISA口座はとてもお得な制度のため、さすがに1人で2口座、3口座を持つことはできません。


特徴⑤:NISAとの併用はできない(どちらか片方しか口座を作れない)

つみたてNISAをやる場合、通常のNISAとの併用はできないので、どちらか片方のみ口座を作れます。


特徴⑥:非課税期間終了後の非課税期間延長はない(ロールオーバーはできない)

また、通常のNISAではロールオーバーという非課税期間の延長制度がありますが、つみたてNISAにはありません。

ロールオーバーとは、

非課税期間終了後の翌年に、非課税期間投資枠に資産を移すことで一定期間非課税で運用できる制度。

つみたてNISAでは、2038年以降の非課税期間の延長(ロールオーバー)がありません。

そのため、今のままのルール通りにスタート時から投資している人は、2038年になった時に非課税期間が終わった投資元本を

  • 保有するべきか

  • 売るべきか

の判断が必要です。


特徴⑦:投資対象商品は金融庁が選択した商品のみ

つみたてNISAの投資対象商品は、長期積立や分散投資に向いている商品として、金融庁が選択した商品のみになります。

2022年7月28日時点で選択できる商品は以下の通り。

  • インデックス型投資信託:183本

  • アクティブ型投資信託:23本

  • 上場株式投資信託(ETF):7本

合計213本


引用:金融庁「つみたてNISAの対象商品」


世の中には数千本の投資信託があると言われているため、かなり絞り込んでいるのがわかります。

その中でどの商品を選んだらいいのかについて、ぼくが使っているSBI証券を例に出して以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。


つみたてNISAのおすすめ商品の詳細記事はこちら


特徴⑧:金融機関は途中で変更可能(変更に当たっていくつか条件がある)

つみたてNISAで使う金融機関は途中で変更可能。

ただし、変更するにあたりいくつか条件があり、下記の点には注意しましょう。

  • 変更しようとする年の9月末までに、金融機関で変更の手続きを完了する必要がある

  • 金融機関の変更をした場合、変更前の金融機関のNISA口座では、追加の金融商品の購入ができなくなる

  • 金融機関の変更をする年に、既にNISA口座内で金融商品の購入をしていた場合、変更できるのは翌年の投資分から


特徴⑨:他の通常口座やNISA口座からの資産の移し替えはできない

つみたてNISAでは、資産の移し替えができないため、下記のような注意が必要です。

  • NISA口座以外の口座で保有している金融商品をNISA口座に移すことはできない

  • NISA口座で保有している金融商品を、他の金融機関のNISA口座に移すこともできない


〈例〉つみたてNISAをいままでA証券でつみたてていたけど、これからB証券でつみたてをしたい場合


⇒A証券ではつみたてができなくなります。さらに、A証券から資産を移動させることはできないため、A証券ではつみたてていたお金を運用するだけに。

⇒今後はB証券でつみたてを行いますが、年明けまでB証券ではつみたてができません。


金融機関の変更はあまりしない方がよいですが、運営コストが高い金融機関であれば、早めに変更しましょう。


特徴⑩:投資している商品はいつでも売却可能

つみたてNISAは、途中の売却ができないiDeCo(イデコ)と違い、いつでも売却可能。

途中でまとまったお金が必要になった場合は、売却して利益をその場で得ることができます。


ただし、基本的には長期運用で複利効果を活かしながら運用した方がリターンが大きいため、できる限り非課税期間を有効活用するのがおすすめ。


複利とは

運用して得た利益を投資元本に加えて運用することで、投資元本をふやしていくこと。

例えば、1年目に5万円の利益が出たら、2年目は元本に利益を加えて105万円で運用します。

5%の利回りで運用し続けると、2年目は105万円の5%となるため、10万2,500円の利益。

3年目は10万2,500円の利益を元本に加えて110万2,500円を5%で運用するので、15万7,625円の利益になります。

複利は、時間をかければかけるほど雪だるま式に利益がふくれ上がります。


積立(つみたて)NISAはやめた方がいいのか?

積立(つみたて)NISAはやめた方がいいのか?

本題ですが、つみたてNISAにはデメリットもあるため、「やめた方がいいかも。。」と考えてしまうことはあるかもしれません。


それでも、つみたてNISAにはデメリットを上回るメリットがあるため、誰もが無理ない範囲で行うべき投資の一つ。

ここでは、つみたてNISAのデメリットと、デメリットを上回るメリットについてご紹介します。


つみたてNISAのデメリット

つみたてNISAのデメリットは以下の3つです。

  1. 元本割れの可能性がある

  2. 損益通算できない

  3. 繰越控除できない

全ての投資に言えますが、リターンを得られる以上リスクがあるため、元本割れする可能性はあります。

ただし、長期運用を心掛けて時間を味方につけることで、元本割れのリスクはかなり減らすことが可能。


また、税金の支払いの際、損益通算や繰越控除ができない点はデメリットとなるので注意が必要です。

損益通算とは

複数の証券口座を使って投資している場合、それぞれの証券口座の1月~12月の利益と損失を合算して、税負担を軽くすること。

例えば、

  • 証券口座Aでプラス60万円

  • 証券口座Bでマイナス20万円

だった場合、トータル損益はプラス40万円となり、40万円が課税対象となります。

繰越控除とは

損益通算をしてもまだマイナスが残った場合、通常は向こう3年間にわたってマイナス分を繰り越し、翌年以降の利益と相殺して税負担を軽くすること。

つみたてNISAは、長期間の運用で最終的にお金をふやすことを目指すので、1年間の損益通算や繰越控除がなくてもあまり気にする必要はありません。


デメリットを上回るつみたてNISAの3つのメリット

つみたてNISAには、デメリットを上回る3つのメリットがあります。

3つのメリットは以下の通り。

  1. 投資で得た利益が最長20年間非課税

  2. つみたてNISA口座の口座開設手数料や口座管理手数料が無料

  3. 積立する最低金額は、ネット証券なら100円から可能


大事なことなので繰り返しになりますが、つみたてNISA最大のメリットは、投資して得た利益が最長20年間非課税になることです。

100万の利益が出たら、約20%の20万円分が税金で持ってかれるのが通常。

それがつみたてNISAなら、その20万円分も自分のものになります!


また、似ている制度のiDeCo(イデコ)のように、

  • 口座開設手数料

  • 口座管理手数料

といった余分なコストは、つみたてNISAにはありません。

積立する最低金額のルールは特になく、以下のようなネット証券であれば月100円から始められるので、誰でも無理なくスタートできます。

  • SBI証券

  • 楽天証券

  • 松井証券

  • マネックス証券


つみたてNISAは長期的に取り組むことで、お金をふやしていけるので、本当におすすめの投資。

ぼく自身も順調にお金をふやすことができており、実績は毎月月初に公開しています。

つみたてNISAの運用実績はこちらです。


積立(つみたて)NISAおすすめの証券会社

積立(つみたて)NISAおすすめの証券会社

つみたてNISAにはデメリットを上回るメリットがあるため、誰もが無理ない範囲で行うべき投資の一つ。


つみたてNISAは、銀行でも証券会社でも口座開設ができますが、おすすめは以下の4つのネット証券です。

  • SBI証券

  • 楽天証券

  • 松井証券

  • マネックス証券


どの証券会社でも、買える投資信託・ETFの種類が150本前後あり、月100円から投資可能です。


まとめ:積立(つみたて)NISAは誰もがやるべき!


お話ししてきたことをまとめます。

つみたてNISAにはデメリットもあるため、「やめた方がいいかも。。」と考えてしまうことはあるかもしれません。

つみたてNISAのデメリットは以下の3つです。

  1. 元本割れの可能性がある

  2. 損益通算できない

  3. 繰越控除できない


それでも、つみたてNISAにはデメリットを上回るメリットがあるため、誰もが無理ない範囲で行うべき投資の一つです。

つみたてNISAのメリットは以下の3つ。

  1. 投資で得た利益が最長20年間非課税

  2. つみたてNISA口座の口座開設手数料や口座管理手数料が無料

  3. 積立する最低金額は、ネット証券なら100円から可能


つみたてNISAは、銀行でも証券会社でも口座開設ができますが、おすすめは以下の4つのネット証券です。

  • SBI証券

  • 楽天証券

  • 松井証券

  • マネックス証券

つみたてNISAはネット証券なら100円から始められるので、誰でも簡単にスタートでき、良い商品を選ぶことで順調にお金をふやしていけます。

この機会に是非スタートさせましょう。

どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~





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