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「藤井風がカッコよくてカワイイのは"人格がカッコ良くて性格が可愛いから"だ」と私が断言する理由

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2020年4月、私は藤井風氏に出会った。
まとめ記事を読んでいて「藤井風の音楽がカッコいい」という記事に興味を持ちYouTubeに聴きに行ったのが風氏との出会いである。
『何なんw』のMVをTVで流しながら掃除をし始めた私はほとんどMVを見ていなかった。ところが曲が始まり風氏が「あんたのその〜♪」と1番を歌い始めたその瞬間、電流が走った。
「えっ!?何これカッコいい。オリジナル・ラブみたい!!!」

それは『優しさ』MVが公開された数日後のことだった。
『何なんw』『もうええわ』『優しさ』と3曲だけを延々と聴く日々が始まった。ほとんど何も考えていなかった。ただただその音楽はカッコ良かった。
しかし私は風氏のルックスについては「濃い顔〜」と思っただけだった。彫刻のようなビジュアルなど好みではないからだ。
その時は風氏のオリジナル曲にしか興味がなく1stアルバムも洋楽カバー集が入った初回限定版を買うつもりはサラサラなかった。
風氏の顔なんぞどうでも良かった。

「カバー……カバーはどうでもいいんだけどな」と思っていたが数日後、とりあえず好きな曲のカバー動画を一通り見た。次に知っている曲の動画を全部見てしまった。そして私はなぜか知らない曲のカバー動画にまで手を出した。
しばらくして「ハッ」と気づいた時には、遅かった。そこは後戻り出来ない深い深い沼だった。海の底のように恐ろしく深いのに明るい光に満ちていた。
「…もう、もう藤井風なしには生きられない!」
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人間の外見は内面を映したモノ

以上が、私が「藤井風がカッコよくてカワイイのは"人格がカッコ良くて性格が可愛いから"だ」と断言する理由である。
一体どういうことか?

簡単な話だ。
・風氏のカッコ良さがビジュアル由来なら、最初から容姿にハマって「カッコいい!」だの「カワイイ!」だのと言っていたはずだ
・ところがそうではなく風氏の動画を見て行きそれが長時間に及び初めて「カッコいい…!」「なんて可愛いんだろう」という感想に変わっていった
・なぜ長時間の視聴後に「かっこいい・可愛い」に変化したのか?
その理由は「人間の外見は内面を映すから」である。
そして内面というのはその人を5分とか1時間とか短時間見ただけでは、見えない。特に実際に会うことの出来ないアーティストは、画面で見ることしか出来ない。
つまり私が「カッコいい」「可愛い」と言っているのは単なる風氏のビジュアルではないのだ。

優しい人には優しさが滲み出ているし、利発な人からはハキハキとした印象を受ける。人間は騙される生き物だが、無意識に感じるモノというのは意外と真実だ。ましてや多くの人を騙すことなど出来ない。見た目にその人の人格がどうしようもなく現れてしまう。

私が風氏にハマったその時、まだ一度も「喋る藤井風」を見たことがなかった。しかし私はすでに「カッコいい風氏の内面」「たまらなく可愛い風氏の性格」も感じ取っていたのだ。言葉で説明されていないモノなので、ある意味決定的なモノだった。
それらはYouTubeのカバー動画にすべて詰まっていた。ピアノを演奏するその姿。表情の細かな変化。笑顔と険しい目つき。真摯な面持ち。歌声。歌い方と笑い方。仮装の面白さ。驚愕の色っぽさ!
それらは風氏の誠実さと天真爛漫さを如実に表していた。

そして5月6日、私は「ピアノ弾き語りライブ配信 Day2」という決定打をライブで見てしまう。

ハマった人間が岡山弁と英語を喋る風氏を見る。モジャモジャの髪でカッコ良さなど全く気にしないかのように『何なんw』を歌う風氏。
人生が変わった瞬間だった。

これを読んだあなた。あなたも自分自身が風氏の容姿だけに囚われたファンではないことに改めて気づいただろう。
また、風氏のビジュアルがとにかく好みなあなた。それはそれで正しい。なぜなら藤井風の容姿は例えようもなく美しいからだ。

安心して欲しい。
藤井風が奏でる音楽がセンス抜群でカッコ良くて仕方ないことも、風氏がこの世のモノとは思えないぐらい美しいことも、そして風氏の人柄が超がつくほどカワイイことも、間違いなく真理だ。全世界が藤井風に恋する瞬間はすぐそこまで来ている。

そして最後に。
私を捉えて離さなかったのは紛れもなく藤井風の音楽だ。

何もかもが彼の音楽から始まる。全てはこれからだ。

写真:Fujii Kaze Staff Twitterより

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