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2024年福岡食い倒れの旅の記録 その3(3日目+α)

福岡食い倒れ旅も3日目(最終日)に。
3月に入っちゃったので、楽しい記憶が消えないうちに、記録に。

4.第3日目(2月12日月曜日)

◆長浜鮮魚市場

この日は、朝ごはんからのスタート。
赤坂駅の北方にある長浜鮮魚市場の市場会館へ!
お目当てのお店・おきよの前に行くと、時間はいい感じでオープン前の様相。
ちょっと待ってると、一人店員さんも出入りして、もうすぐだ、しめしめ、などと思っていたら、待てど暮らせどお店は開かず。
ネットでぱっと調べると「9時~」の営業時間が出てくるのに、その時間を過ぎても開かず・・・。
よくよく中を見ると、空きっぱなしの炊飯器。ご飯の準備をしていない!?
さては・・・などと思い始めたいいタイミングで、お店の向かいの床屋さんの方が「今日は11時からだよ」とのこと。
よくよく調べてみたら(長浜鮮魚市場のHP見てみたら)祝日は11時からの営業開始でした。2時間待つのもな、ということでこの日は断念。
同じ市場会館内で、すぐ近くにあったまさ味へ。

◆まさ味

 祝日で、遅めの開店だったりお休みだったりするお店が多いせいか、朝から開いているお隣のまさ味はそこそこの行列。
 列に並んで、店前のサンプル横目にしばし待機。
 時折、店員のおばちゃんが、「シャイニング」みたいに顔を出して「何人?」と人数確認。ちょっと強めのキャラクターに気圧される。。。
 少し待って、入店。
 店内はカウンター+小上がりの掘りごたつ席。
 小上がりの掘りごたつ席に通され、次に並んでいた親子連れのお客さんと相席に。わがままボディを掘りごたつ席に押し込むコツは、できるだけ涼しい顔をキープすることです。

(友人撮影)ごまさば定食。茶碗蒸しが嬉しい。

お客さんいっぱいだったので、少し待って、ごまさば定食が到着!
生でサバを食べる経験にドキドキしながら食す。
いや、足が速いでおなじみのサバでしょ?大丈夫?との心配をよそに、臭みは全くなし。ほどよく歯ごたえがあって、食べ応え抜群。ご飯が進んじゃってしょうがないほど。初めてのごまさば経験は大満足で終了。
 ↑にも書いた強キャラの店員さんは、始終、強キャラ感を醸し出しつつ店内を動き回ってたけど、お会計時に「美味しかったです」とお伝えしたところ、にっこり笑ってくれてよかった。

◆福岡空港

 予想外に心をつかまれすぎてしまったポイントなので、見出しを「大見出し」に設定してみました。
 何を隠そう大の空港好きで、リニューアル後の福岡空港がどうやら良いらしい、みたいなのは聞こえてはいたけど、飛行機乗るのは、高さと席幅の問題でそこまで好きじゃなく、今回も陸路で福岡入りしてたので、空港行けてなかったのを残念に思ったところでした。
 僕の空港好きと飛行機に乗りもしないのに空港に行くことに相当に理解のある友人に大変感謝しつつ、いざ、地下鉄空港線で福岡空港へ。
 それにしたって、改めて、福岡空港と博多中心部の近さを実感。
 6年前に職場の旅行で来たときは飛行機での福岡入りだったけど、着陸直前くらいの飛行機の窓からはっきり確認できる街の様子、車とか人の動きがかなりはっきりと見える感じは非常に印象深かったなぁ。

というわけで、地下鉄を降り、空港内部へ。
改札出ると、上までつながる吹き抜けで、開放的な雰囲気!
同じ個所から、到着ロビー・出発ロビーと目的階別のエスカレーターがあるのが空港っぽい。吹き抜けを上下に運用されるエレベーターも空港っぽさあってテンションが非常に上がる。

エスカレーターで2階・出発ロビーへあがると、目の前はお土産(スイーツ)売り場。空港とかターミナル駅とかあとはもちろんデパ地下とかもそうだけど、こういうギュッと名物が寄せ集められたスイーツ売り場の多幸感って何なんだろう。視覚・嗅覚・時には聴覚で全力でハッピーを押し付けてくる感じが最高。

ちょうどお昼時に近いこともあって、「ラーメン滑走路」のどこかでラーメンでも、と思ってたんだけど、お休みの日のちょうど昼時ともあって、どこのお店も大混雑!早々にラーメンは断念し、他のお店もお昼時で混みあってたので、とりあえず展望デッキに行ってみることに。

 展望デッキにはたくさんの人。もちろん飛行機乗る人・乗ってきた人もいるんだろうけど、これだけの街中からのアクセスのよさだと、子どものいる家族とか「ちょっと飛行機見に行こうか」ができるのがうらやましい。
 展望デッキからエプロンまでの距離も心なし近いように感じて、空港独特の燃料の匂いや大きな音は最高。
 福岡空港は、滑走路1本の空港としては唯一の、航空法上の「混雑空港」ということで、それに違わず、常に離発着が行われてる状況でした。
 お、着陸したな、と思ったら、滑走路手前で待機してた便がすぐに離陸。すると、すぐに次の着陸機の機影が見えてきて、また着陸。それを待って、すぐに離陸。と本当にひっきりなし、間髪いれず、間断なく離発着が行われていて、飛行機見たい人には飽きない、文句ない見応え。
 便も多様な国内キャリアだけでなく、国際線も飛んでる福岡空港では多種多彩の海外の航空会社も見られて、ほんとに見ごたえあった。
 これは、グルメに続き、福岡居住者うらやましいポイント。

◆SORAGAMIAIR(ソラガミエール)

 展望デッキにあったビールが飲めるお店。飲み放題コースもあって、夏場とかはビアガーデンになるのかも。
 泡アートが描かれたビール片手に、窓から見える飛行機を眺めてるの、シンプルにハッピーで最高。冬晴れの休日の昼時に、暖房のきいたあったかい店内で、よく冷えたビール片手にぼーっと飛行機眺められるの、この世の幸福の結晶すぎない?ってくらい良い時間。

(友人撮影)ビールを注文すると、麦芽由来のインクで泡アートを描いてくれる。

◆博多やりうどん別邸 空港店

 展望デッキ行って、ビール楽しんでも、ラーメン滑走路は相変わらずの大混雑、ということで、そういえば食べてなかった、福岡のうどんを食べに。
 タイミングよかったのか、すんなり入店できた。
 鶏肉と卵のはいった「華味鳥かしわ親子うどん」と、追加で、ごぼ天と丸天を。
 博多のうどんは「腰抜け」と言われたりもするけど、やわやわふやふやで食べすぎてたお腹には大変優しく、黙々と食べ進めてしまった。コシ強すぎるうどんよりも、こちらの方が、個人的な「うどんを食べたい」時の気分には合ってるかも。
 ごぼ天も太さの割には柔らかく、土臭さみたいなのもなくて、非常に美味しかった。

◆ピエール・エルメ

 福岡空港を歩いていると、遠目に見えたカタカナで書かれた「ピエール・エルメ」の文字。
 一瞬、偽物?と疑いたくなるほど、シンプルにカタカナで書かれた文字にちょっと驚いた。
 後から調べてみると、どうやらピエール・エルメのセレクトショップのような感じらしかったけど、海苔とか醤油とか布巾に「ピエール・エルメ」って書かれて売ってるの、だいぶ面白かった。
 せっかくだからマカロン買って帰ったけど、真っ白な袋に、縦書き・カタカナで「ピエール・エルメ」って書かれてると、本物感だいぶ薄まるなぁ、と、これもまた面白く。
 この日は買い物だけだったけど、カフェ利用もできるようで、ショーケースにはケーキなども並んでおりました。

◆東長寺

 福岡空港を大満喫した後は空港を後にして、ホテル近くの祇園駅へ。部屋の冷蔵庫にマカロンを納め、近くにあった「福岡大仏」でおなじみらしい、東長寺へ。
 東長寺は空海が日本で最初に開いたお寺だそう。
 1日目のリベンジでおみくじをひいてみたところ、この日は「末吉」。どうやら今年は控えめな1年になるみたい。
 福岡大仏を拝んだあとは、大仏の足下から潜り込む「地獄・極楽めぐり」へ。
 ここが、手すりを頼りに、暗闇を進むという道のりだったんだけれど、本当に真っ暗闇。自分の手すら見えないくらいで本当に新鮮な経験。「福岡でどこがおすすめ?」って人に聞かれたら、割と上位で人に勧めたくなるくらい、いい経験だった。

◆大濠公園へ。

 夜ご飯の前に、腹ごなしの市内散策ということで、大濠公園へ。
 バスを待ってる間、連節バスが通り過ぎた。連節バスが走ってる街って、なんとなく公共交通に進歩的なイメージがある。新潟とかでも走ってるの見たりはしたんだけど、実際にはまだ乗ったことないんだよなぁ。
 大濠公園は大混雑。休みの日であることを踏まえても、駐車場の入場待ちの車も多く、歩いてる人も多くて、非常に活気のある都市公園という感じ。
 外周から入り、大濠池の真ん中を渡る橋と島を渡って、反対側からまた入ってきたところに戻るようにお散歩。走ってる人や犬の散歩してる人、芝生のところでは映像撮ってるのか、踊ってるグループの人などもいて、楽器の練習してる人もいたり、こんだけ、市民みんなに活用されてる感のある都市型公園もなかなかないよなぁ、いいなぁ、と思いながら歩いておりました。
 手漕ぎボートとかスワンボートも数多く浮かんでいて、ボートがこんだけ出動してる公園も最近なかなかないなぁ、と楽しく。地元中高生の間では「大濠公園のスワンボートに一緒に乗ると別れる」的なジンクスがあったりするんだろうか、とか思ってたら、実際あったようで。

 歩き疲れたところで、夜ごはん前の小休憩でスタバの大濠公園店へ。お店から大濠池を望める光景はいい感じだけど、いかんせん、混んでる公園のスタバは大行列。
 注文までにちょっと並んで、受け取りにまた並んで、という感じ。お店ではモバイルオーダーをおススメしてて、モバイルオーダーの受け取りと通常注文の受け取りは別の列だったので、急ぎの人はモバイルオーダーがおすすめかも。
 それにしても、あの行列の店内で黙々と勉強道具広げられる福岡の学生の胆力の強さに驚いた。お店にも「学生を応援!」というような張り紙があったけど、むしろこまめにお客さんの入れ替えが発生しないことで、席の片づけ忘れの処理とかが頻繁には発生せず、お店としては商品作るのに注力できる、みたいなことなのかな。「混んでる日は勉強とかで席を独占するのはおやめください」が通常対応だと思ってたから、結構驚いた。

◆水炊き「橙」

 大濠公園を後にして、歩いて近くの夜ご飯のお店へ。
 水炊きのお店「橙」は、外から見るとちょっとわかりづらいけど、「橙」の文字の看板で確認できた。
 橙は、食べ物のメニューが水炊きと鳥のから揚げの2つのみ。外観の控えめな主張の割に、自信満々のメニューが面白い。
 鳥のから揚げは1個あたりがかなり大き目で、僕でも2つ食べたら、十分!って感じのサイズ感。
 水炊きは、お店の人が全部やってくれる素敵システム。部位ごとに説明しながら作ってくれて、しっかり鳥の味を堪能できてよかった。一定のタイミングごとにスープを飲ませてくれて、段階を追って、スープの風味・味が変わっていくのがわかるのもいい経験だった。

(友人撮影)スープが輝いてる。いやー、また行きたいなぁ!

◆屋台けいじ・・・・はお休み

 水炊きを食べ終えて、ハッピーな気持ちで、少し歩く。
 行きたかった屋台の3つ目「屋台けいじ」へ。こちらもYoutubeで動画見て、店主のひょうきんな感じが楽しそうだったのと、宮大工の腕で作った屋台が見てみたくて行ってみたかったんだよなぁ。
 屋台の場所に行ってみたけれど、姿はなく。お休みっぽいなという感じだったから残念感は強くなかったけど、いやー、行ってみたかった。
 そのあとは友人に付き合ってもらってカラオケへ。大きな声を出すのは楽しい。
 というわけで、3日間の福岡旅行も大満喫で終了!


5.第4日目(2月13日火曜日)

この日は、帰宅すべく、ひたすら東へ、の日。
ホテルからスーツケースを発送し、身軽になって、チェックアウト。
駅に向かい、とりあえず朝ラー。タイミング的に唯一空いてたモヒカンラーメンへ。
バリカタ、美味しかったけど、久留米ラーメンと博多ラーメンは微妙に違うものらしかったので、次に福岡行った際には、明確に「博多ラーメン」をうたっているとこでも食べてみたいな。

皿からこぼれてるチャーシューの見た目って最高。

 食後は、お土産に通りもんとひよこ(あまおう味)を買って、帰りの新幹線へ。ラーメン食べた直後だったから、お弁当に食指が伸びなかったけど、あとから、新大阪すぎたくらいで、「5時間あるんだからお弁当買っとけばよかた」とちょっと後悔。改札内でどらきんぐ生を買っておいてので、それで凌いだ。
 東京駅は乗り継ぎもよく、スムーズに帰宅。

6.次の機会があれば行ってみたいお店(行けなかったところも含めて)

●らるきぃ
漫画「いつかティファニーで朝食を」のスピンオフ「創太郎の出張ぼっちめし」で紹介されていたぺぺたまが有名なお店。3日間とも、ランチは博多の中心部にはいなかったので、今回は断念。

●塚本鮮魚店
2日目に糸島行った際、糸島食堂に負けず劣らず大行列ができていた。

●おきよ
3日目に朝ごはん食べに行こうと思ったら、日・祝日は11時開店だったようで、断念(食べログの開店時間みて、「あれ?開かないなぁ」ってやってたけど、長浜鮮魚市場のホームページの営業時間が正しいよう)。

●屋台けいじ
行きたかった3つの屋台の最後の1つ。混んでることは予想の上で、宮大工の経歴も持つ店主の作った屋台を見るだけでも、と思っていたんだけど、3日目がお休みの日と重なってしまい、屋台を見ることも叶わず。残念。

●福岡空港ラーメン滑走路のお店
ラーメンは福岡空港で食べるプランニングだったけれど、休日昼時というタイミングのせいか、どのお店も激混みで到底入れなかったので断念。

●ひょご鳥
水炊きの橙から、屋台けいじの場所まで歩いていたら、お客さんが外観の写真を撮ってて、気になってたお店。調べたらだいぶ美味しそうだったので、次回があれば。

●焼とり 鳥次
水炊きの橙の姉妹店の焼鳥店。
あれだけの鳥を食らわせてくれたとこの姉妹店であれば、焼き鳥も間違いなさそう。

●その他、通りがかりの店色々
通りがかった素敵そうな日本酒バーとか、博多に住んでて、この辺のお店を普段使いできる人々がうらやましい、と思った旅だった。

旅の感想(反省)

●福岡は改めて、大都会。地下鉄も便利だけど、バスを使いこなせるようになるのが一番便利な気がする。
●食の街最高すぎて、帰ってきてからもふと、「福岡にご飯食べに行きたいなぁ」と思ってしまう。
●屋台文化は、実際に体験してみても最高。またyoutube動画の視聴者に戻ります。
●空港好きとしては、福岡空港のポテンシャルに驚愕した。展望デッキとか、羽田の第3ターミナルを踏まえ、更にいいものに、という気合を感じた。
●買ったはいいけど活躍の機会がなかったDJI OsmoPocket3は超便利。画面大きいのも改めて便利。夜とかの低照度のところでの取れ具合も抜群。
●一方で、歩き疲れるか、食べるのに夢中になると、写真を撮るという発想がなくなってしまい、せっかくの旅の思い出が全く残らなくなってしまうので、気を付けたい(反省)。今回も写真くれた友人に大感謝。

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