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新商品・ハスカップPocco ができるまで

こんにちは、夕ごはんを楽しく待てちゃうごきげんアイス・Poccoです。

Pocco では、9/15より新商品「ハスカップ」を販売しています。ハスカップと聞いても、本州の方はあまり馴染みがないかもしれません(東京から移住してきた私たち家族もそうでした)。

ハスカップのPoccoは、私たちにとってちょっと思い出深い商品となりました。今日は、その誕生の背景を記したいと思います。

ECサイトリリース翌日、農家さんから届いた1通のメール

Poccoは6月に定期便としてリリースしました。リリース翌日、早速システムトラブルが発生し冷や汗をかきながらドタバタとしていた私たちに、一通のメールが届きました。厚真町でハスカップ農園を営む、堀田さんからでした。そこには、

・今年はコロナ禍の影響で予定していた観光農園の実施が難しく、供給先を探していること
・厚真町のハスカップは驚くほどおいしいこと
・家族で食卓を囲む時間を豊かにしたいという当社の理念に共感してくださっていること

このようなことが、丁寧な文章で綴られていました。この時点で私たちは、北海道ならではのフルーツであるハスカップを、いつか商品にしたいと考えていました。ちょうど試作が終わったタイミングでもあり、「リリース後のトラブルが落ち着いた頃に原材料探しを始めようかな...」と思っていた矢先の出来事に、目を丸くしてしまったことを覚えています。

翌週、私は厚真町へ車を走らせました。

胆振東部地震で甚大な被害を受けた厚真町が誇る、日本一のハスカップ

厚真町に車で向かう道中、山肌が荒々しく削れた光景が何度も私の目に飛び込んできました。2018年の胆振東部地震で最大震度7を記録した厚真町は、広い範囲で大規模な土砂崩れが発生し、多くの住宅が巻き込まれ、亡くなった方もいらっしゃいます。痛々しい光景は、皆さんの記憶にも新しいと思います。

被害の印象が強い厚真町ですが、本来は稲作が盛んな土地で、ハスカップに至っては作付け面積日本一を誇る町です。そんな厚真町に位置する堀田さんのご自宅は、地震の後に新築され、大きな窓からさわやかな風が通り抜ける気持ちのよい空間でした。

そんな空間で、自家製のハスカップソーダ(目が覚めるほどおいしくて一気飲み...)をいただきながら、ハスカップの歴史や、栽培環境などについて教えていただきました。

北海道内で昔から愛されてきた果実であること、実が柔らかく潰れやすいので、道外に輸送するのは困難であること、年間を通して2週間しか収穫できないこと、その時期を毎年地元の方が楽しみにしており老若男女でわいわい収穫すること...。

中でも、このエピソードには胸を打たれました。

空港や工業地帯の開発により何度も存続の危機を迎えたが、その度に地元の方が大切に株を植え替えて守ってきた

お話を聞きながら、古くから地元の方に守られてきたハスカップは、厚真町の皆さんの希望や誇りが詰まった果実のように思えました。そういえば去年家族で訪れたハスカップ狩りでは、地元の方が「あなた、道外から来た?どうやって食べるかわかる?うちは漬物にしてるよ、ジャムもいいけどね!今しか採れないから大事に持って帰りなね!」といきいきと話しかけてくださったなぁ...と思い出しました。

そして1時間のお話を終え、その場で商品化をお約束して帰路につき、翌日から製造に向けた日々が始まります。

きゅんとすっぱくておいしい!(4歳児・談) Poccoのハスカップができました。

と、ここまで書きましたが、ハスカップを召し上がったことがない方がいちばん気になるのは「どんな味なの?」だと思います。というわけで、味を紹介します!(うまく伝わりますように...)

まず、特徴的なのは酸味 です。決してとろんとした甘みがあるわけではありませんが、我が家の4歳児いわく「きゅんってすっぱくておいしい!」 とのことです。もともとブドウや伊予柑など、すっぱいフルーツが好きな我が子には大のお気に入りになりました。

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実は私(37歳・女性)自身、すっぱいフルーツはそこまで得意ではないのですが、Poccoハスカップには北海道産のてんさい糖とりんごでほんのり甘みを加えているため、糖酸バランスがちょうど良く、つい毎日手が伸びるようになりました。特に、ちょっと口寂しいときやスッキリ気持ちを切り替えたいとき、タブレットミントの代わりにPocco ハスカップを食べるようになりました。冷たさが気分を変えてくれますし、酸味が良い刺激となってリフレッシュにちょうど良いです。

(ちなみにフルーツ製品のおいしさを決めるのは糖酸バランスだ、と余市のフルーツ加工会社の社長さんから教えてもらい、Poccoはどの商品も糖酸比にこだわっています。長くなるのでまた後で...)

また、納品された日に、配送のお手伝いをしていただいている会社のスタッフさん(小さい頃からハスカップを食べている)に試食してもらったところ「ちょっと!これはハスカップよりハスカップだわ!」と、続々と現金で購入していただきました。というわけで、ハスカップの味を忠実に楽しんでもらえるのではないかな?と思っています。

すっぱいものが苦手な方にとっては、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。試してみたいけどいきなり12本は多いなあ、という方のために、いつものPocco(12本入り)に、ハスカップPoccoを1本おまけで入れていますので、ぜひ試してみてください☺

親子にも、取引先にもうれしいPoccoを目指して

最後に、Poccoは北海道産の食材を無添加で加工した、子供がごきげんになれちゃうアイスです。子供がごきげんになればきっと親も心穏やかに過ごすことができて、優しくてごきげんな輪がきっとじわじわと周囲に広がっていく。そんな世界を、コロッケは関連各社さんとの誠実な取引を通して実現していきたいと思っています(このあたりの気持ちも、後で書きたいと思います)

長文をお読みいただいて、ありがとうございました!これからもPoccoをよろしくお願いします。

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