限界突破した先に広がる世界

冷たいコーヒーを飲んで糖分を摂取したら少し視界が晴れた気がする午後3時。おそらくこの調子で作業を進めていったら必ず崩れるのはわかっているけれども、まだいけるまだいけると気を確かに保とうとしている。隣の葡萄の粒が大変優秀で(房の軍隊の中にいただけある)幸いにも仕事の一部を手伝ってくれている。

理系の傲慢さについての記事を読んだが、私はその傲慢さの塊のような人かもしれないなと思って笑ってしまった。科学的に立証されたものであれば信じるし、全ての現象がシステム・仕組み・方程式の上に成り立っているという教えを信奉しているところはある。仕組みを把握し、戦略を立て、システムを構築すれば勝てると思い込んでいるのだ。そうやって最適化していった結果、このように崩れる寸前の人間になっているのだから滑稽だ。"遊び"がないのだ。私こそ房の中にいてもおかしくない人だとよく思う一方で、房の一部にならなくてよかったと心底安心している。

そんな私を葡萄は興味深く眺めているに違いない。

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