鉄拳8 リリ バックフリップは結局どう当てるのか?
書いている人は初心者(戦帝)なので、内容は信用しないでください。あくまで自分用のメモとして書いたものです。ご意見・ご指摘等ございましたらコメントによろしくお願いいたします。
リリの代名詞と言えばバックフリップ(3WK)。当たればコンボ、ガードされても逆択でフォロー可能という超性能の突進技であり、初心者帯で猛威を振るう。
しかしこの技、いわゆる「三すくみ」の枠組みに上手くハマらないため、打ち方がいまいち言語化できなかった。いろんな人に教わったり自分で試したりしてすこしずつ分かって来た気がするので、自分の理解をまとめておく。
バックフリップは三すくみにハマらない
まず、バックフリップは三すくみの枠組みにうまくハマらない技であることを確認する。
バックフリップは二択(差し込み、攻め)の技ではない。対になる強力な下段が存在しないため、相手をしゃがませることができない。ガードさせて有利というわけでもないので、守りを固める相手に攻め込む技とは言えない。
バックフリップは置き技ではない。前に出てくる相手に対して、「相手が動かなかったら空振ってしまう」間合いで技を打つことで、移動の分余計にフレームを消費する相手に発生勝ちする、というのが置き技の原理。だがバックフリップは超リーチの突進技なので、空振るような距離になりづらい。
バックフリップはスカ確ではない。いや、場合によってはスカ確に使えるのだが、シチュエーションはかなり限定される。発生が遅いので。かなり遠い間合いで隙が大きい技を空ぶった相手にスカ確で撃つことはある。
バックフリップの当て方
では、バックフリップはどういうときに使う技なのか。フレーム性能をもとに考えてみよう。
まず、積極的にガードさせる技ではないことは既に述べた。なので、バックフリップはどんな相手にならヒットするかを考えよう。対の下段がないため、しゃがんでる相手に当たることは考えづらい。ということは、相手が前に出たとき、あるいは相手がボタンを押した直後の発生フレーム中にヒットさせる技ということになる。
これを三すくみの言葉で言い換えると、前に出て二択をかけようとしている相手か、置き技を撃った相手を潰す技としてバックフリップは存在しているということになる。ノビさんがある動画で、「リリは置き技もスカ確もバックフリップでなんとかする」と仰っていた覚えがあるが、それはこういう意味だと思われる。
ただし、バックフリップ自体は発生の遅い技であるため、「よーいドン!」で技を撃つと、相手の突進技や置き技に負けてしまうことがよくある。そのため、バックフリップを当てるには、相手より気持ち早めにボタンを押さなければならない。
気持ち早めにボタンを押すということは、相手にガードされてしまう確率も当然高くなる。そのため、バックフリップはガードされても(有利ではないにせよ)逆択でフォローできる技になっているのである。こう考えると、フレーム性能の意味が理解できる。
まとめるとこうなる。
バックフリップは(当たる距離で)気持ち早めに撃って、相手の前進や技の発生に嚙合わせる技
相手の置き技や二択に対する、三すくみの外部からの回答
ガードされても致命的なリスクがないのは、気持ち早めに撃ってくれという原田さんからのメッセージ
WKや6RKも同じ
実は↑で述べた理屈は、ブラックスワン(WK)やベリエアタッケ(6RK)にも大体当てはまる。この二つとも、普通の意味での置きや攻めのための技ではない。発生がすごく速いわけでもない。ただし、ガードされても致命的なリスクがない。そのため、おおむねバックフリップに似た考え方で運用できる。
逆に言うと、リリは中~遠距離で普通に三すくみを回すための技が欠けており、そこをこうした技や横移動でいかにフォローするかが重要なキャラだと言える。