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小津安二郎「晩春」

どうも、藤井です。

日曜日はバンドのスタジオリハーサルの前に新宿で映画を見てきました。
今、新宿で小津安二郎の特集上映がやっています。
映像がきれいに修復されて4Kになったそうです。

http://cinemakadokawa.jp/ozu4k-115/

小津安二郎は黒澤明にならぶ日本の有名な映画監督ですが、
ぼくの好きなフィンランドの映画監督アキ・カウリスマキも大きな影響を受けているみたいです。
代表作は「東京物語」あたりでしょうか。

出演者は笠智衆(ちょーかわいい、男はつらいよの帝釈天の御前様)や原節子(ちょーかわいい)のコンビが定番になっていて、
このあたりもカウリスマキ的です(マッティ・ぺロンパーやカティ・オウティネン的な)。

日曜日は「晩春」という映画を見たのですが、死ぬほどよくて朝っぱらから泣きました。
技術的なことはよくわからないけどとにかく死ぬほどよいです。
何気ないふつうの会話の中にある笑いのセンスが絶妙で、笑わされているという感じではなくて自然とこちらから笑っちゃうという感じがします。おかしみがあります。
画面全体が超絶おしゃれだし、かわいいしやさしい(バカっぽくてすみません)。

映画館で小津映画を見るのは初めてだったので、
その影響もかなりあるとは思いますがぼくが見た中では「晩春」がいちばんよかったかも。
台詞も少ないしモノクロだし特に大きな事件は起きないしはっきり言って地味です。
(ぼくは地味なものが好き…)
派手さはないけど何かじんわりと伝わってくる素敵な映画です。

特集上映は7月7日までやっているみたいなので興味ある方は行ってみてください。
とてもおすすめです。

あ、あとライブするんでついでにこちらもお願いします。
地味で盛り上がらない新曲をたくさん作ってしまいました。
↓【7月22日(日)@八丁堀七針】↓

#小津安二郎
#小津4K



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