感染拡大にどう向き合うか
首都圏美大での2021年度の授業形態は、実技は原則対面、講義はオンラインを原則とする大学が多いようです。
多摩美では、実技は原則対面、講義も可能な限り対面としています。オンラインとしている講義は、履修者が多いものや、飛沫が懸念される語学などを中心としています。
新学期開始より2週間ほどで緊急事態宣言の発出、関西圏での感染拡大をなぞるように首都圏でもジワリジワリと感染拡大が続いています。5月12日には、緊急事態宣言が延長されました。
多摩美では、対面で行っている講義科目の一部をオンラインに切り替えるなどの臨時対応を行っています(十分な安全マージを取って対面を続けられる講義科目は対面としています)。実技は、原則対面を続けています。
緊急事態宣言の行方、感染拡大の推移を注視し、可能と判断した際には、オンライン臨時対応とした講義科目の一部も、再び対面に戻します。
なかなかに悩ましい状況が続きますが、ブレーキとアクセルを小まめに調整しながら進めて行くしかないのでしょうね。
あとは、ひとり一人に感染症対策への意識を持って頂き、地道に取り組んで頂くこと。
変異株が増えている、など心配なこともあります。こうした動向や、取り組むべきことなど、校医(感染症専門)の先生によるレクチャーを行って頂きました。
変異株の特徴を始めとした最近の状況を分かり易く教えて頂き、クイズ形式で理解を深めて頂く内容です。
このレクチャー動画は、Google Workspaceを通して、学生の皆さんに配信されています。
また、対面を進めている大学では、どこでも学食の混雑、食事中の会話が心配な所かと思います。
「黙食」が感染予防上、大切であることは当然ですが、せっかくの休憩時間を楽しく過ごしたいものです。悩ましいですね。
「たまびかわらばん」が、始まっています。
学食が混雑する、12:15~12:45の月・水・金曜日に、多摩美オリジナルのラジオ番組を校内放送で流します。食事中に放送に耳を傾けて頂き、楽しく「黙食」をできればと言う試みです。5月いっぱい放送の予定です。
このラジオ番組は、学部4年生のサカスさんが企画・制作をして下さっています。Twitterで公開しているアーカイヴ版はごく一部なのですが、本放送は殆どFm放送局です。サカスさんも、”イケボ”です。
多摩美生の企画力、実行力は、凄いですね。
改めて、皆さまにはご協力お願いいたします。