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2023‐2024シーズンPOG 中間報告


そろそろ競馬の話がしたい件

ここまで音楽の話を熱量高く書いてきたこちらのページですけども、実は私競馬についてもそれなりの熱量がありまして。
基本的に「音楽、酒、競馬さえあれば生きていける」くらいの気持ちで日々暮らしてるもんですから、
自分でも「昭和60年代生まれのアラフォーサブカルおじさん」という属性に殉じすぎてるなとは思う(笑)。

そもそも僕が競馬を見始めたきっかけは1997年の有馬記念で。小学3~4年生くらいの時から『みどりのマキバオー』のアニメ版が放送されてたのもあって、競馬に対する興味が少しずつ出始めてはいたんですけど、
そんな中で風邪引いて寝込んでた小5の冬休み、テレビでたまたま流れてた有馬記念を見て感覚的に「展開」(=前にいる馬が必ずしも有利ではないこと)を知り、レースの面白さに気づいたわけです。

そして1998年はお年玉でPS版「ダビスタ」(いわゆるダビスタ97)を買ってのめり込み、クラシックで活躍したスペシャルウィークに惚れ込み、サイレンススズカで競馬の厳しさを知り…と、1年の間にすごい情報量を吸収。
中学入るくらいからはガッツリ予想をし始め、GⅠレース前には競馬新聞も買うようになり、高校時代はクラスメイトのガチ競馬オタクとさらにのめり込み…と、振り返ってみても順調に成長してるなと思う(笑)。
大学卒業後の2009年~2013年あたりは熱量がだいぶ落ちていたものの(オルフェーヴルの三冠も凱旋門賞2着も見てはいたけどそこまでノレてない)、今日まで足掛け27年ずーっと競馬を見続けてる競馬好きです。


ここに来てPOGを始めたくなった理由

そんな中で、ここ最近古くからの友人たちがわりとガチで競馬にのめり込んでいることを知り、2023年だけでも東京、中山、京都、ついでに大井と4場で現地観戦するなど。
そのおかげでリバティアイランドのオークス、ミックファイアのJDD、ドゥレッツァの菊花賞、イクイノックスの秋天&JC、ドウデュースの有馬と、おいしいとこはガッツリ見てきた。
そうなってくると、今度はイマドキな「推し」を作るテンションで競走馬をデビュー当時から追いかける楽しみを味わいたくなりまして。そこで「いっちょPOGでも始めてみるか」と思い立った次第。

今更説明するまでもないですが、POG(ペーパーオーナーゲーム)は参加者が“仮想馬主”となって競走馬を選んで、その馬たちがレースで得た賞金をポイントに置き換えて競うゲーム。
その存在自体は中学・高校時代から認識はしていたんだが、当時は楽しみ方もよくわかってなかったし、そもそも「仲間内でやらないと面白くないな」と思ってたのでこの歳までやらずじまいで。
その点今期は一緒にやれる仲間ができたんで、それぞれ10頭選んでポイント競ったら面白いだろうなと。友達がどんなところを重視して馬を選ぶのかも興味あるし。

結果的に友達はまともに選んでくんなかったので(笑)、自分一人でnetkeibaのPOGに参戦することになったんですけど、今期自分が選んだ10頭の成績はどうだったのかクラシック開幕前に現状をまとめてみた。
やってみてわかったのは、まあむずい…(笑)。名牝の仔や名馬の兄弟が走るような簡単な話ではないのは重々承知していたつもりだけど、それでもここまで勝ち上がること自体が難しいとは思わんかった。
あとはPOGでポイント得られる「ダービーまでの1年間で走る馬」を選ぶより、思い入れのある血統の馬を選びたいってのもあって。それにしたってここまでうまく行かないんだなと思い知った次第。以下現状報告です。


2023‐2024シーズンPOG 中間報告

①グラヴィス 4戦1勝

国内外でGⅠ4勝したラブズオンリーユーの弟。セレクトセールでは3億を超える値が付いた超良血なので期待も高かったですが、現時点では「セレクトセールで高値が付いた馬は走らない」というジンクス通りの結果に。

デビュー戦は上がり最速だったし2戦目ですぐ勝ち上がれると思っていたものの、3戦目にローカル(小倉)の未勝利戦で辛うじて勝ち上がり、1勝クラスでは力負け。まあハーツクライ産駒だから成長力はあるだろうし、これからかなという感じ。


②シュガークン 2戦1勝

キタサンブラックの弟にして、父の同期であるドゥラメンテの産駒という、人間に例えるなら「友達のお母さんと結婚したペタジーニの息子」みたいな感じの馬(笑)。

デビュー戦も出したかった東京1800mの新馬戦で除外になってしまい、向いているとは言い難い京都1600mでのデビューを強いられながら2着に来ていたし、未勝利戦も素質だけで完勝。今後のレース次第ではダービーに間に合うかも。選んだ中では最も今後が期待できる馬。


③バードウォッチャー 3戦1勝

三冠牝馬アパパネの息子で、父はディープインパクトの兄にしてキタサンブラックを排出したブラックタイドというこちらも超良血。金子真人オーナー、国枝栄厩舎のコンビは母と同じ。

今年選んだ馬の中では唯一デビュー勝ちを収めたのでその後も期待していたのだが、いきなり挑んだ重賞(京成杯)は直線全く伸びず完敗、自条件の1勝クラスも何もできぬまま大敗と、何か伸びしろを感じられる要素も無いのが苦しい。


④カルパ 6戦0勝

こっからもう未勝利馬。まずは白毛のアイドルホース・ソダシの弟にして、自身も白毛馬のカルパから。金子オーナーが大事にしてきたシラユキヒメ一族の期待馬だったのですが、ここまでいいところなく。

陣営も競馬場、距離、芝&ダートとあらゆることを試しているものの、なかなか浮上のきっかけを掴めずにいるのがもどかしい。まあ血統的にはダートの方が向いてると思うので、まずは体作りしつつ1勝目を目指してほしいところ。


⑤コンテネレッツア 2戦0勝

こちらはいわゆる「ダイナカール一族」の有望株。ダイナカールから数えて5代目にあたる名牝の系譜で、ノーザンファーム天栄の場長がこの世代の期待馬として挙げていたのだが、2戦とも惜しいところで勝ちきれず。

まあ2戦目は落馬した騎手かわしたロスがあったのも否めないので、次はしっかり勝つだろう…なんて思ってたら、このタイミングで故障してしまったようで。未勝利戦があるのは9月1週目までなんで、それまでに帰ってこれないようなら引退の可能性も。何とか間に合ってほしい。


⑥エボルヴィング 2戦0勝 

こちらは国内外でGⅠ4勝のリスグラシューの全弟。初戦は3馬身千切られての2着だったが、1番人気に推された2戦目も逃げた馬をわずかに交わせず再びの2着。とは言え内容のある競馬になっただけでも良いこと。

そもそも姉のリスグラシューも(2歳から重賞戦線に名を連ねてはいたものの)本格化したのは5歳になってから。姉同様馬券圏内は外さない堅実さはあるし、じっくり育てていってもらいたい。


⑦ポルトフェリス 2戦0勝

こちらもダイナカール一族、ポルトフィーノ産駒の牝馬。エアグルーヴの仔の中では最も潜在能力があったように思うものの、気性難のせいでその力を発揮できなかった母に対する思い入れが強かったので指名した次第。

エピファネイア産駒だからか中距離使っているものの、どうにもズブい。2戦とも道中はいい感じなのに4コーナーで手応え悪くなって、直線入ってから追いかけるも届かずみたいなレースぶり。距離が長いのかわからんけど、キレる脚がないとマイル以下では厳しい気も…。


⑧スターリングアップ 2戦0勝

こちらはソウルスターリングの初仔にしてブリックスアンドモルタルの第一世代。2戦ともいい脚で追い込んできてはいるものの、いかんせん出遅れグセがあるせいでマイル戦では苦しい展開になってしまった。

母もオークス馬だし、何より出遅れしても挽回できるようにもうちょい長い距離使った方が良いのではという声も上がっているので、恐らく次は中距離戦になるのでは。あとはクセ馬扱わせたら当代屈指の池添騎手の手腕にかかっている(笑)。


⑨ロールオブアームズ 3戦0勝

次にメジャーエンブレムの仔ロールオブアームズ。はっきり言って一番心配なのはこの馬。正直言ってこのまま勝ち上がることなく終わりそうな感じがしてしまう。

過去3戦を見ていると、道中はすんなり好位に収まってスムーズに回ってくるのに、直線入ってから全く弾けずただただ突き放されていく感じ。かと言って前が止まらないレースだったわけでもなく後ろから来てる馬もいるので、ただただ伸びない。ダート戦に行って何か変わってくれればいいが。


⑩クロノネクサス 未出走

そして最後はクロノジェネシスの弟クロノネクサス。この馬に至ってはもう3歳の3月だというのに未だに出走が叶わず。まあケガとかいろいろあったみたいなので仕方ないのですが、こうして見ているとデビューできる状態まで持っていくことだけでも大変なんだなと改めて思ったり。

まずはデビュー戦を無事に迎えられることを祈るたいところ。レイデオロ産駒は距離が伸びるほど走るみたいなんで、じっくり成長を促しつつ追々長距離戦線で活躍してくれれば。



とまあそんな感じで、10頭選んで勝ち上がったのが現時点で3頭のみという苦しい船出。最も期待していたコンテネレッツアもケガしてしまったし、馬に「推し」を作るということはそれだけ苦しみや悲しみを味わうことになるんだなと思いました(笑)。

今回選んだ馬以外だと、名牝ダイワスカーレットの最後の仔にして唯一の牡馬となったグランスカーレットも注視しているのだけど、こちらもなかなか厳しい現状のようで。

直近のレースは4コーナーあたりで手応えが怪しくなり、他の馬に当たられたせいかまったく走らなくなりシンガリ負け。ケガとかはしてないみたいだけど、ダスカの血をちゃんと繋げていくためにも何とかがんばってもらいたいところ。

そうこうしているうちに、4月末頃には2024-2025年シーズンのPOG対策本が出てくるので、そろそろ次のシーズンに向けた情報収集も開始したい。まあ何にせよ、POGやってみると毎週末がより待ち遠しくなったので、これからも身を滅ぼさない程度に楽しんでいきたいと思います(笑)。

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