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馬券下手が元手1万円で上半期のGⅠを乗り切れるか(前半戦振り返り)



前回に続いて競馬の話。もともと競馬を見始めたのが「レースの不確実性や展開にハマったから」っていうのもあって、ギャンブル性についてはそんなに重要視してないんですけど、それでもGⅠくらいは軽く賭けてまして。

とは言え、(基本的に貧乏人意識が強いため)競馬で身を滅ぼさないように「ローリスク・ローリターン」な選択をしてしまうので、毎回1000円しか賭けないんですね。

それじゃあ当たるものも当たらないし、当たったとしてもトリガミ(賭けた金より配当が安くなる)になることも多いんですけど、その縛りの中で予想していくのが個人的には結構好きだったりする。


では1000円でどう馬券を買っているのかというと、「3連複1頭軸5頭流し」。この買い方だと10通りになるので、100円×10点でちょうど1000円。基本的にはそれでしか買わない。

競馬新聞の予想に倣えば、◎(本命)を1頭軸にして、以下○(対抗)、▲(単穴)、△(連下)×2、そして☆(注意)の5頭へ流すという形。軸ミスったらその時点で終了になるんで、必然的にアタマは堅い予想になりがち。

実際3連単にしないと人気サイドで決まったら普通にトリガミになるんですけど、それでも「金になるかより予想が当たるか」の方が自分にとっては重要なので。コストを抑えて小さく当てるスタンス。


そんな予想スタイルで、上半期のGⅠシーズン(フェブラリーSから宝塚記念までの12戦)を元手10000円で挑んだらどうなるかやってみようというのが今回の企画。

競馬は好きでも馬券は全然当たらないんで、宝塚記念どころか下手したら日本ダービー終了時点でゲームオーバーということにもなりかねないが、それはそれでエンタメとしてはアリだと思っている(懐的には笑えない)。

ということで、まずは上半期GⅠシーズンの1~4戦目までがどんな結果になったか、買った馬券とともに振り返っていこうと思います。先に言っときますが、まぁ~悲惨な結果になりました(笑)。


第1戦:2月18日 フェブラリーS(現地観戦)

まずは初戦のフェブラリーS。東京競馬場はわりと近所なんで結構見に行くんですけど、肝心のレースは文字通りの惨敗でございました。予想はこんな感じ。パドックもチェックしたのに俺は何を見ていたのかという…。

何ともお恥ずかしい結果に

結果=ハズレ(-1000円/残金9000円)
◎オメガギネス→14着
◯ドゥラエレーデ→12着
▲ウィルソンテソーロ→8着
△キングズソード→5着
△レッドルゼル→6着
☆シャンパンカラー→16着(シンガリ負け)

ご覧の通り、買った馬が1頭も馬券圏内に入らないという体たらく。ましてや印の重い3頭が気づいたら上位人気3頭だったというのにこの結果は…。何とも幸先の悪い開幕戦となったのでした。

一応◎はレースにおける1番人気の信頼度と「平安Sの最上位馬なら3着以内は堅いだろう」という消極的な本命で、
◯は「ムルザバエフが鞍上の時は必ず馬券圏内に来る」というオカルトみたいな根拠、
▲は東京ダート1600mの好走実績、△は実績馬の距離短縮(キングズソード)とリピーターの多いレース特性(レッドルゼル)を買い、
☆は東京芝1600のGⅠを重馬場で制した実績は侮れないと入れてみたのだが。何もかもうまくハマりませんでした(笑)。

まあ実際のところ11番人気→5番人気→13番人気で決まったので、私の買っていた3連複でも19万馬券という大波乱。「こんなの買えねえよ」と開き直りたくもなりますが、
勝ったペプチドナイルに関しては「平安S組は前走着外ならば切ってよし」とデータを過信しすぎたし、
2着ガイアフォースも「これが初のダート戦で馬券圏内に来たのは2001年のトゥザヴィクトリーのみ」ってデータは頭にあったし、
結局のところ過去のデータをアテにしすぎた結果だと反省。とは言えその傾向は変わらないのであった。


第2戦:3月24日 高松宮記念(現地観戦)

続く第2戦もなぜか現地観戦。というのも、ちょくちょく一緒に競馬見に行ってる友達がメイケイエールガチ勢で、「エールちゃんのラストラン見に行く!」と息巻いていたのでそれに便乗した…はずだったのだが。

フタを開けてみれば、指定席抽選に外れた時点で「雨降るとしんどいし見えないから行かない」とハシゴを外され、入場券押さえてしまった俺はわざわざ名古屋まで一人で行くハメになったのでした。

ちなみにメイケイエールグッズは何も買えず、馬券1200円以上購入で参加できた抽選会もまさかのハズレでフィニッシュ。POG指名したシュガークンが強い勝ち方して馬券も当たったのは良かったが、肝心のメインはと言うと…。

それでもシュガークンのおかげで傷は浅かった(笑)

結果=ハズレ(-1000円/残金8000円)
◎ナムラクレア→2着
◯ビッグシーザー→7着
▲ソーダズリング→14着
△ルガル→10着
△ウインマーベル→12着
☆シャンパンカラー→17着

ということで、今回も本命以外は盛大に飛んでしまいました。う~ん、流れが良くない…。荒れる前提で7~9番人気あたりの中穴を入れて構えていたのに、5・6番人気が馬券圏内にしっかり来るあたり本当に持ってない(笑)。

◎に関してはGⅠこそ勝ちきれないものの実績は十分だし、千二なら飛ぶことはないだろうと思って実際その通りだったのだけど、
◯は、オーシャンS組は勝ち馬が全然来てないわりに負けた馬がよく馬券に絡んで来てるというので重めの印に、
▲は前走勝ちに加え距離短縮が好材料、△はどちらも前走しっかり勝ってきてるし阪急杯組(ウインマーベル)は特に勝ち負けに直結しがち、
☆は休み明け一戦挟んで芝レースならワンチャン復活あるのではと思って入れてみた感じ。したら本命以外はフェブラリーより成績悪いという。

冷静になって考えると、前走香港組は勝っても負けても結構来ていたからマッドクールは軽視してはいけなかったし、
「外国馬は来ない」と決めつけずに前走香港で勝ったGⅠの相手関係をチェックしておけばかなりの実力馬だとわかっていたし、
いずれにせよ選び取る情報のセンスが無かったことを再認識させられたのでした。まあでも、名古屋日帰り旅行は楽しかったすよ。


第3戦:3月31日 大阪杯

続いて舞台は阪神へ。日本の一線級が人馬ともドバイに行ってしまい、その中で出てほしかったプログノーシスも出走せず、しかも当日は予定があってレースも見れないため完全消化試合モードだった大阪杯。

ぶっちゃけ予想にもさほど熱が入っておらず、「馬券買うの止めよっかな~」くらいのテンションだったのだが、出かける前にWINDS寄ってサクッと6頭選んで馬券だけ購入。ま、そんな熱量で挑んだらこういう結果ですわ(笑)。

深く考えない方が当たるかと思いきや…

結果=ハズレ(-1000円/残金7000円)
◎プラダリア→6着
◯ベラジオオペラ→1着
▲タスティエーラ→11着
△ジオグリフ→5着
△スタニングローズ→8着
☆ミッキーゴージャス→14着

レース前の印象としては、現4歳世代が全体的にレベルが低いから勝つのは5歳世代だろうなというのがあって。そうは言ってもこのレース自体4・5歳馬で決まってきたし、6歳以上は全切りでOKとは思っていたので、考え方は悪くなかったはずなのだが…。

◎は前走力強く伸びてきた一方結構余裕を持って勝った印象があったし、坂があっても問題なかろうと本命に。
◯は格落ち感のある4歳世代では一番計算できそうだったし、キレる脚が無いなら無いで前目で競馬すれば勝ち負けにはなるだろうと。
▲は腐ってもダービー馬だし、過去のレース見てもダービー馬は馬券圏内にはちゃんと来ていたので勝ちはなくてもヒモなら。
△は皐月賞であの2頭を負かしている馬が得意の距離で勝ち負けになってもらわんと困るし(ジオグリフ)、牝馬も1頭は来るからと思い(スタニングローズ)、
☆は連勝中の上がり馬はレイパパレがあっと言わせているのもあって軽視できないと入れた次第。そしたらこんな結果に。

とは言えベラジオオペラは勝ったし、2着には最強世代の違う実績馬、3着には違う牝馬が来てたんで、あとはチョイスの問題だけなのだが…。
「いかにも負けた人間の言い訳だな」と思うけど、過去の経験から「関西での戸崎は信じちゃいけない」と思ってたんで俺には買えなかった(笑)。
そしてこのレースでいよいよ現4歳世代の査定は済んだ感じが。ソールとタスティはこれ以上伸びしろ感じないよな…。


第4戦:4月7日 桜花賞(現地観戦)

続く桜花賞は、阪神競馬場が4月末からしばらく改修工事に入ってしまうことから「改修前最後のGⅠは見ておきたい」と思って現地観戦することに。(ついでに週末かけて関西旅行を敢行し、親と京都で桜見まくったりも)

この1年の間に東京、中山、京都、中京、ついでに大井まで、いろんな競馬場行ってきましたけど、その中でも阪神は一番見やすかったかも。東京ほどデカくないからパドックと行き来がしやすいし、意外と混まないのも◎。

そんなわけで競馬場を隅々まで楽しみつつ、しっかりとパドックも見ながら予想を立てていたのですけども、まあ何ともツメが甘い結果となってしまいました。

ここまで来るともう逆神感出てきそう

結果=ハズレ(-1000円/残金6000円)
◎スウィープフィート→4着
◯ステレンボッシュ→1着
▲アスコリピチェーノ→2着
△チェルヴィニア→13着
△コラソンビート→16着
☆セキトバイースト→7着

とにかく桜花賞は武豊。30回騎乗して連帯率4割というバケモノみたいな数値で、重賞勝ちなど実績のある馬に絞ればそれが6割近くになるって話だったんで、敢然と軸にしたら3着にわずかに届かず4着。頼むてユタカさん…。

そんなわけで予想の根拠なんですが、◎はチューリップ賞勝ち馬で鞍上武豊、桜花賞向きの末脚がキレるタイプと来れば間違いなかろうと。
何よりユタカさんは自宅が強盗被害に遭うという災難に見舞われたばかりで、そういう時にこそ結果を出す男だろう思った次第。
◯と▲は暮れの阪神JFから直行だったが、近年このローテで結果出してる馬も多かったし、何より同レースの上位3頭は力が抜けていた印象だったので、大きく崩れることはないだろうと。
△の2頭はかたや順調に使えなかった馬(チェルヴィニア)、かたやステップレースでひと叩き(コラソンビート)なのでどちらも妙味はアリ、
☆は前走逃げてしっかり粘っていたわりに人気が無かったし、レースがほどほどのペースになれば意外と残ったりするのではと入れてみた。

でまあ◎◯▲に関してはほぼほぼ想定通り来てくれたわけなんですけど、3着にライトバックが割り込んできたせいで今回もハズレという結果に。
いやね、前走エルフィンS勝ちはデアリングタクトと同じだったからあり得るとは思ってたんですけど、直行の場合は無敗じゃないと厳しいかなと割り引いてしまったのが運の尽き。
何かもう、このチャンスで取れないようでは皐月賞以降もダメそうだなと大変弱気になってますが、気を取り直して金をドブに捨てていきます(笑)。

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