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中国恒大のデフォルト問題

3000億ドル(約33兆円)もの負債を抱える中国の不動産会社、中国恒大が近日中に債務不履行に直面する可能性について話題となっている。占星術では秋分図の範疇であるので、見通しを述べてみたい。今季の図は金星-天王星-土星のTスクエアが最大のテーマとなっている。

北京図では金星がIC付近にあり、資産が不動産を示し、土星が6室で履行義務、天王星が9室で法律の変転と読む。財産問題が喫緊の課題となる2室の太陽が土星とトライン、10室のNノードとGトラインを構成しており、この問題は中央政府主導で引き起こされた不動産バブル潰しの意味合いが強い。

占星学ではグランドトラインは”破綻しない”代表格の強力な天体位相で、当局が何らかの救済措置を準備していると見る。注目はDSCに合となる木星で、対外債務の支払いに何らかの政府支出が当てられる可能性を示す。中国恒大が計画倒産となっても世界的金融危機に発展する可能性は少ないと思われる。

そもそもTスクエア自体も破綻の少ない天体位相であり、おおよそ管理された事象の展開と見ることができる。要は中国当局のお手並み拝見といったところか。

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