見出し画像

#SXSW Pitchレポート(2019 その4 / Entertainment and Content)

山本 健太

Pitchレポート第四弾、今回はEntertainment and Content部門です。全体のレポートは別記事にしているのでそちらもどうぞ。

acciyo

日々の情報収集を簡単にするWebアプリケーション、というかChrome拡張機能です。我々は様々なメディアのニュース記事に日々接触しますが、それぞれの記事は当然ある事象の一断片を切り取って記述されています。その背景にあるストーリー/文脈を理解するためにはさらに能動的に検索等を行って情報を収集していかなくてはならず、たくさんのサイトを行き来する羽目に陥ってしまいます。acciyoは、ある記事を開いたときに関連事項のタイムラインと詳細情報をサイドバーに表示し、ニュースのストーリーを理解する手助けをしてくれます。

現在はprivate betaとして無料でユーザーのフィードバックを集めている段階だそう。マネタイズとしては月額課金を想定しており、beta期間中に値付けを検討したい、とのことでした。有料のChrome Extension、私は検討したことがないですが売れるのでしょうか、、、?

fantag

動画ハイライトを自動生成するシステムを提供する企業。コンテンツホルダーがより多くの顧客と接点を持ち、収益期間を最大化するために、ビデオハイライトを素早く作成・分類・パッケージング・配信できるプラットフォームを開発し提供しています。最近、teamsnapというスポーツチーム向けプロダクトとパートナーシップを発表し、スポーツクラブとファンとのエンゲージメントを高めるための役割を担っているとのことです。

Horizon Games

ブロックチェーンでゲーム内通貨を実現するプラットフォーム。ゲーム内でのアイテム購入等により発生する経済は、非常に大きなポテンシャルを持っています。ブロックチェーンの技術を用いることで、ユーザーはゲーム内アイテムの所有権を真に証明することができ、それらの取引を安全に行うことが可能になります。これは、オンラインゲームにおいて問題になることの多いリアルマネートレード(現実通貨を介したオンラインアイテム等の取引)等も実現できる仕組みのため、ゲーマーに新しいインセンティブを与えることができる仕組みだとしています。

Stroly

今回のピッチイベント唯一の日系企業。手書きのマップをデジタル地図に変換して表示できるWebアプリケーションを提供しています。SXSW2019の公式マップスポンサーでもあり、イベントマップを提供していました。

観光地などで、見どころや名所などがわかりやすく示されたイラストマップが観光案内所に置いてあるのをよく見かけますが、あれがスマホの画面でGPS現在地付きで閲覧できる、といったサービスのようです。イラストマップは縮尺や方向が当然正確ではありませんが、実際の緯度経度との対応付けを行うことができるとのこと。

サブスクリプションモデルを想定しており、クライアントには利用者の位置情報データを戻すようです。クライアントは交通系企業、行政、イベンターなどなど。

個人的な印象としては、1件1件のディールがそこまで大規模にはならないのでサポート付きの法人プランでどれだけスケールするのかな、という部分は気になりました。とはいえサービスの独自性は申し分ないと思いますので、事例を積み重ねながら確固たる地位を築いていくのかな、と勝手に期待しています。

TANKEE

子ども向けのゲームプレイ動画プラットフォーム。子供向けの動画サービスはいくつもありますが、一方で72%の子供はYoutubeなど一般的なオンデマンドサービスを使っているとのこと。コンテンツの充実度を考えると当然ですよね。しかし、一般の動画サービスの中には(エログロまではいかないまでも)子どもに有害な描写や発言が含まれる動画もあります。TANKEEは、そういった動画を人力フィルタリング(!!!)して安心安全な動画のみを子どもに見せることができるサービスです。ターゲットの年齢層は6〜12歳。無料版には広告があり、有料のAd Freeプランもあります。



アワードはTankeeが受賞しました。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
山本 健太
CIO/Co-founder of primeNumber Inc. // データ活用やデータ基盤構築の伴走支援サービスを提供しています