緊急
今日は緊急避妊薬について、私が思っていることを書こうと思います。
昨夜はTwitterでいろんなことを熱く語って、いかにも薬剤師という感じがしてとても楽しめました。(いつも楽しんでますが笑)
そんな中、中高生の妊娠の相談が増えたという記事が流れてきました。
何故なんでしょう?
理由はいろいろあるでしょう。
自粛で暇だとか、親不在で昼間自由だとか、自分が選んで性行為をするのと、DVや犯罪によるもの。
…私には想像も出来ない理由もあるのかもしれません。
(え…密…というのは置いといて…)
性について正しい知識がないまま性行為をしてしまう。
正直、これは現状避けられないと思うのですよね。
だからこそ、いかに性教育をしていかなければならないかなど課題は多いと思います。(性教育の全てについて男女共通で)
そして、そこに必ず緊急避妊薬を盛り込まなければならないと思います。(OC/LEPも)
知ってると知らないでは行動に移せるか移せないかに影響すると思うのです。
ただ、現状で私が思うのは、緊急避妊薬にアクセスしづらいということです。
今は産婦人科に直接受診かオンライン診療になるかと思うのですが、
直接受診は周りの目や時間の問題などがあり敷居が高い
オンライン診療は薬が届くまで時差がある
緊急避妊薬は72時間以内に飲めば効果は得られます。しかし時間と共に効果は下がり、100%ではないということを知っておいて欲しいです。
薬を飲むまでの不安は誰が理解してあげれるのでしょうか。緊急避妊薬を求める子はどれだけ72時間以内に飲めば大丈夫と知っていても、周りには計り知れないほどの不安を抱えていると思うのです。
(正直、薬を飲んでも次の生理が来るまで不安ですからね…)
「誰にも相談出来ない…」
そんな言葉はもう聞きたくないです。周りの理解のなさや頼れる場所がないだとか、自分を責めてしまうだとか、そんなのもうやめにしたいと私は思います。
「そこの薬局に駆け込めば良い」
そう知ってもらって頼ってもらえるような環境を作り上げたい。薬局という誰にでもアクセス可能なオープンスペースに、プライバシーを配慮した空間を作りたい。
それで1人でも多くの若い子の人生が救われるならどれだけでも手を差し伸べたい。(男女ともにだよ)
妊娠は自分で選ぶ時代です。
妊娠出産の重みを知ってるからこそ、これからの若い子が望まない妊娠はしない、妊娠したいと思う日までしっかりコントロール出来るように、私たちが環境を整えてあげたいと思っています。
私の緊急避妊薬の理想はこちらのツイート。
私の薬局という立ち位置の理想はこちらのツイート。
私の想いはこちらのツイート。
(産婦人科の敷居の高さについては、初経を迎えたら親が誘導しパーソナルドクターをお願いすれば良いとは思うので意識を変えることは可能ですが、それが出来ない家庭もたくさんあると思うので、それで困る子の受け皿になりたいなということです)
(オンライン診療後、薬は薬局で貰うって流れが出来上がりそうだったのにコロナの影響で研修会が流れたのもほんとに残念でした)
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