オーバル最強男がストリートで優勝! - 2024年インディカー・シリーズ開幕戦セントピーターズバーグ

2024年のインディカー・シリーズが開幕した。

昨年の最終戦からのエントラント変更は以下の通り。

フォイト
ベンジャミン・ペダセンが離脱。スティング・レイ・ロブがRWRから移籍。

アンドレッティ
ロマン・グロジャンがジャンコウズへ移籍。マーカス・エリクソンがCGRから移籍。

マクラーレン
フィーリックス・ロウゼンクウィストがMSRへ移籍。カラム・アイロットがジャンコウズから移籍。

CGR
エリクソンがアンドレッティへ移籍。IMSAに参戦しているキフィン・シンプソン、昨年スポット参戦していたリヌス・ルンドクウィストが加入。

DCR
デイヴィッド・マルーカスが離脱。昨年途中まで参戦していたジャック・ハーヴィが加入。

RWR
ロブがA.J.フォイトへ移籍。IMSAに参戦しているコリン・ブローンが加入。

カーペンタ
ライアン・ハンタ=レイが離脱。IMSAに参戦しているクリスチャン・ラスムッセンが加入。

ジャンコウズ
アイロットがマクラーレンへ移籍。グロジャンがアンドレッティから移籍。

MSR
エリオ・カストロネヴィスがフル参戦取り止め。ロウゼンクウィストがマクラーレンから移籍。

RLL
ユリ・ヴィップスが離脱。昨年WECやIMSAに参戦していたピイトロ・フィッティパルディが加入。

スタインブレナは今季は参戦しない。

開幕戦の舞台はセントピーターズバーグ市街地コース。昨年はエリクソンが接戦を制して優勝した。

2年ぶりのポールポジションのジョウジフ・ニューガーデンが好スタートを決めた。ロウゼンクウィストが2番手につける展開となる。26周目にCGRのマーカス・アームストロンがグロジャンとの接触からクラッシュ。これで1回目のコーションが出る。クリスチャン・ルンドガード以外の全てのドライバーがピットに入り、2ピットを基本とするレース展開としては非常に厳しいものに。燃費走行が強いられることとなった。直後にロブのコースオフで再度コーションが出るも、以前厳しい展開は続く。
展開が大きく変わったのは、中盤。全員が2度目のピットストップを終えたタイミングでルンドクウィストがクラッシュ。これで3度目のコーションが出て全員の燃費に余裕ができてしまう。結果としてトップのニューガーデンは余裕でトップチェッカー。2位にはパトリシオ・オワルドが入った。ロウゼンクウィストは終盤ペースを下げ7位フィニッシュ。代わってペンスキ勢が躍進し、3位にスコット・マクロクリンが入った。4位にウィル・パウアが入り、シェヴロレイがトップ4を独占した。

結果
1.J.ニューガーデン(ペンスキ-シェヴロレイ)
2.P.オワルド(マクラーレン-シェヴロレイ)
3.S.マクロクリン(ペンスキ-シェヴロレイ)
4.W.パウア(ペンスキ-シェヴロレイ)
5.C.ハータ(カーブ-ホンダ)
6.A.パロウ(CGR-ホンダ)
7.F.ロウゼンクウィスト(MSR-ホンダ)
8.A.ロッシ(マクラーレン-シェヴロレイ)
9.S.ディクソン(CGR-ホンダ)
10.R.フェーカイ(カーペンタ-シェヴロレイ)
11.S.フェルッチ(フォイト-シェヴロレイ)
12.K.カークウッド(アンドレッティ-ホンダ)
13.C.アイロット(マクラーレン-シェヴロレイ)
14.K.シンプソン(CGR-ホンダ)
15.P.フィッティパルディ(RLL-ホンダ)
16.G.レイホール(RLL-ホンダ)
17.T.ブロンクヴィスト(MSR-ホンダ)
18.A.カナピノ(ジャンコウズ-シェヴロレイ)
19.J.ハーヴィ(CGR-ホンダ)
20.C.ルンドガード(RLL-ホンダ)
21.C.ラスムッセン(カーペンタ-シェヴロレイ)
22.C.ブローン(RWR-ホンダ)
23.L.ルンドクウィスト(CGR-ホンダ)
24.R.グロジャン(ジャンコウズ-シェヴロレイ)
25.M.エリクソン(アンドレッティ-ホンダ)
26.S.R.ロブ(A.J.フォイト-シェヴロレイ)
27.M.アームストロン(CGR-ホンダ)

次戦はノンタイトル戦のサーマルクラブ。次のタイトル戦は伝統のロングビーチとなる。カークウッドが初優勝を飾った去年だが、今年はどうなるだろうか。

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