燃費レースはさすがこの人!6度の王者に死角なし! - 2024年インディカー・シリーズ第2戦ロングビーチ

伝統のロングビーチにインディカーがやってきた。

前戦からのエントラント変更は以下の通り。

マクラーレン
カラム・アイロットがWECに参戦するため欠場。スーパーフォーミュラに参戦しているテオ・プルシェルが加入。

RWR
コリン・ブローンが今回は出場せず。サーマルクラブに出場していたノウラン・シーゲルが参戦。

舞台はロングビーチ市街地コース。昨年はカイル・カークウッドが完全勝利で初優勝を飾った。

ポールスタートはフィーリックス・ロウゼンクウィスト。しかし、出遅れてしまい、2番手のウィル・パウアがトップに浮上。そのままトップをリードする展開に。しかし、序盤にクリスチャン・ラスムッセンがクラッシュ。このタイミングでトップのパウアを始めとして、スコット・ディクソン辺りが入った。ここで入ったメンバーは3ストップを強いられるようになった。2ストップ作戦でトップに出たのは、ジョウジフ・ニューガーデン。どちらの作戦が有利になるか注目となった。全員が1回目のピットを終えた後はディクソンがトップに立った。パウアはハードタイヤでのペースが上がらず2番手にダウン。彼らがピットに入った後はまたもやニューガーデンがトップに出るも、コルトン・ハータに追いつかれ接触。地元のハータがトップに出た。しかし、ディクソンとパウアは燃費走行で2ストップへと切り替える。結果としてディクソンはそのまま逃げ切り今季初優勝。ハータが2位、ニューガーデンをパスしたアレックス・パロウが3位となり、ホンダが表彰台を独占した。パウアはまたもやペースが上がらず6位に沈んだ。

結果
1.S.ディクソン(CGR-ホンダ)(MLL)
2.C.ハータ(カーブ-ホンダ)(LL)
3.A.パロウ(CGR-ホンダ)
4.J.ニューガーデン(ペンスキ-シェヴロレイ)(LL)
5.M.エリクソン(アンドレッティ-ホンダ)
6.W.パウア(ペンスキ-シェヴロレイ)(LL)
7.K.カークウッド(アンドレッティ-ホンダ)(LL)
8.R.グロジャン(ジャンコウズ-シェヴロレイ)
9.F.ロウゼンクウィスト(MSR-ホンダ)(LL)
10.A.ロッシ(マクラーレン-シェヴロレイ)
11.T.プルシェル(マクラーレン-シェヴロレイ)
12.M.アームストロン(CGR-ホンダ)
13.L.ルンドクウィスト(CGR-ホンダ)
14.R.フェーカイ(カーペンタ-シェヴロレイ)
15.A.カナピノ(ジャンコウズ-シェヴロレイ)
16.P.オワルド(マクラーレン-シェヴロレイ)
17.G.レイホール(RLL-ホンダ)
18.S.R.ロブ(フォイト-シェヴロレイ)
19.K.シンプソン(CGR-ホンダ)
20.N.シーゲル(RWR-ホンダ)
21.S.フェルッチ(フォイト-シェヴロレイ)
22.T.ブロンクヴィスト(MSR-ホンダ)
23.C.ルンドガード(RLL-ホンダ)
24.P.フィッティパルディ(RLL-ホンダ)
25.J.ハーヴィ(DCR-ホンダ)
26.S.マクロクリン(ペンスキ-シェヴロレイ)
27.C.ラスムッセン(カーペンタ-シェヴロレイ)

次戦は今シーズン初のパーマネントコースのアラバマ。昨年はスコット・マクロクリンがロマン・グロジャンとの接戦を制して優勝した。注目が集まるレースとなるだろう。

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