最終日まで大混戦!今季初のターマックラリー - 2024年世界ラリー選手権第4戦クロアチア・ラリー

昨シーズンの悲劇から1年が経ち、またこのクロアチアの地にWRCが帰ってきた。

前戦からのエントラント変更は以下の通り。

トヨタ
カッレ・ロワンペラが今回は出場しない。セバスティアン・オジエが開幕戦以来参戦。

ヒョンデ
エサペッカ・ラッピが今回は出場しない。アンドリアズ・ミケルセンが開幕戦以来参戦。

Mスポーツ
ジュルダン・セルデリディスが今回は出場しない。

舞台はクロアチア・ラリー。昨年はクレイグ・ブリーンの死亡事故が発生し、エルフィン・エヴァンズが彼に勝利を捧げた。

序盤からティーリュ・ノイフィレが好調。一方でエヴァンズ、オジエも上位に食らいつき、トップ争いは熾烈な展開となった。金曜日はなんとノイフィレとエヴァンズが同タイムで終了した。土曜日も大接戦が続く。ただ一時はエヴァンズが追い越すも、ノイフィレがトップタイムを連発し、土曜日までのトップタイムはノイフィレが獲った。しかし、最終日にフルモーがクラッシュ。最終SSまで走り切るも、17位で終わった。ノイフィレもスピンがあり、ダメージを負う。エヴァンズもスピンを喫し、タイムロス。一方で3番手につけていたオジエが完璧な走りを見せ、最終日逆転で優勝。今季初優勝となった。2位にエヴァンズ、3位にノイフィレが入った。

順位
1.S.オジエ(トヨタ)
2.E.エヴァンズ(トヨタ)
3.T.ノイフィレ(ヒョンデ)
4.O.タナック(ヒョンデ)
5.勝田貴元(トヨタ)
6.A.ミケルセン(ヒョンデ)
7.G.マンスタ(Mスポーツ-フォード)
17.A.フルモー(Mスポーツ-フォード)

次戦はラリー・ポルトガル。ここ2年はロワンペラが勝っているがどうなるだろうか。また、混戦となっているチャンピオン争いからも目が離せない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?