建築を語ることば:ポートフォリオをつくるときに英訳して初めてきづいたこと
単語は窓のようだと思う。同じ風景が周りに広がっているとして、どの向きにどんな形の窓をあけるかで、見えるものや感じることはガラッと違う。比喩でなく見える世界が変わるのだ。ましてや、言語が変わったら、それどころではない。そういう話。
日本の意匠建築教育(とりあえず意匠の語彙の違和感には目をつぶって、設備、構造、意匠でイメージするいわゆる意匠系)には、ユニークな価値観とそれらを表す言葉がある。大学に入るまで、建築に興味がなかった自分(高校生のころ朝夕目にしていた橿原神宮前駅が村野