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これまでの人生と自分自身と向き合い、 新しい一歩を踏み出すまで。

「最後の転職だ、」と覚悟して、「言いたいことはちゃんと言おう、」と捉え方を変えて働き続けた会社の居心地が悪くなり始めたのは、もう5年前くらい。

「次にやりたいことがみつかったら辞めようと考えていた頃に、管理職への打診があり、これも経験だと思いオファーを受けても、この会社で働き続けることへのモヤモヤは増すばかりだった。

同じ気持ちで働いているだろう、と同志のように思っていた人達も会社を去り始め、気づけば50歳。

女子一貫校に10年。

お金だけで行かせてもらったような大学で英文学科を卒業し、4大商社の子会社に入社した。

学生時代から傾き始めた父の事業がいよいよ廃業まで追い込まれ、「自分に力をつけて稼がなくては」という一心で、今までキャリア一筋で経験を積んできた

「父が抱えていた借金をなんとかしたいと思いながらキャリアを重ね、現在はアパレルメーカーで女性初の管理職として勤務している。

いよいよ定年まであと10年と言う年齢が目の前になり、本気で仕事ができるのももうこの10年だろう、人生を変えるにも最後のチャンスだろうという気持ちがどんどん強くなり、本気で人生を変えようと、ようやく行動を起こし始めた。

ずっとやめていたTwitterを、新しいアカウントを取って再開したのもその一つ。

すると、「#ポジウィル卒業生」というハッシュタグが目に付くようになった。

ポジウィルってなんだろう?Positive Willの略語ってこと??

なんて前向きな言葉なんだろうと気になり、検索しているうちに岡さんのTwitterにたどり着いた。

カウンセラーらしからぬアイコンに正直驚いたけれど、ツイートやnoteを読んでみると、私と似た境遇なのでは、と親近感を持ち、話してみたいと思うように。

そこで、岡さんのカウンセリングが受けられる、というツイートのカウンセリング申込みボタンを少し迷ったけれど押してみた。

カウンセリングで岡さんが言ってくれたことは核心をズバリと突いていて、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けることばかりだった。

そもそもコースへの申し込みは考えていなかったこともあり、その電話ですぐに申込みを決めるには自分の中の動揺が大きく、結論を出すまで確か数時間待ってもらったことを覚えている。

フワフワとした気持ちながらも、申し込んだ方がいい気がする、という気持ちは電話を切ってすぐから感じていた。最終的に自己分析プランへの申込みを決めたのは、自分で考えているだけではモヤモヤは晴れないのでは、という漠然とした思いが、カウンセリングを受けてみて確信に変わったから。箱入り娘だったとはとても思えない岡さんのキッパリハッキリとした強い口調と気持ちが、私の背中を押してくれたのだと思う。

この時決断して、本当に良かった。そのまま岡さんがトレーナーになってくださったことも、無料カウンセリングとの相乗効果を生み出せたと思う。

過去、転職を考えるたびに登録して来たどの人材会社で面談を受けても、人生についての質問を受けたり、自分の性格について深掘りするようなことはなかった。仕事を人生の一部として捉え、人生全体を豊かにするために伴走してくれる、というのが他の人材会社とポジウィルの一番の違いなのではないだろうか。

何より今回自己分析プランを受講しての一番大きな気づきは
仕事を通じて人生で何がしたいのか
という視点を全く持ち合わせていなかったこと。

更には、
人生の満足を全て仕事から得ようとしてきた
仕事だけで自分の人生を100%満たす必要はない

ということを知ることができたのも、とても大きなことだった。

加えて、
ネガティブ思考が身につきまくっている
自己肯定感があまりに低い

という決定的なマイナスポイントも突きつけられたのだった。

箱に入っているのも、レールの上を歩くことも嫌悪していた箱入り娘だったけれど、結局これまでレールの上を歩くことしかできなかったんだな、と改めて気が付いた。30代も半ばで転職した会社が本当に辛くて帯状疱疹になったのに、試用期間中で有休が無いからと休まずに働き続けた自分のことを思い出すと、リングサイドからタオルを投げ込みたくなる。
ここまでよく働いてきたなぁ。

決して短くはないこれまでの人生を、限られた時間の中でじっくり振り返り、人生全体のバランスを見直した結果、中長期的に現職にすがって生きるだけの選択肢はなくなった。

耐えられないほど仕事や会社が嫌い、というわけではないけれど、このままなんとなく人生が終わってしまうのかな、という漠然とした気持ちや、老後の不安を抱えているという人は多いと思う。

私も、気が付いたらこんな年齢になっていた、というのが正直なところ。

親の期待に応えられるように、いや、応えたくない自分の気持ちと折り合いをつけるために、父親の事業の借金をなんとかするために、ずっとずっと目の前のことに集中するあまり、自分が頑張らなければ、自分でなんとかしなければ、と夢中でやってきた。そんな考えに囚われていることにすら、気づかなくなるほどに。

ポジウィルとの出会いを通して、ようやくキャリア=仕事だけでなく人生(4のL=Labor/Love/Learning/Leisure)を捉え直すことだと視野が広がり、自分のために生きるとはどういうことなのか、考えるきっかけになった。

これから自分のために生きるセカンドキャリアの設計について。

次回もう少し詳しく書きたいと思う。




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