Plum Bloom 店主

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Plum Bloom 店主

-Creative Taiwan- 台湾の素敵な雑貨を見つけるWeb Shop【Plum Bloom】の店主による日々の記録です。 Web Magazine 【PB by Plum Bloom】に掲載する未満の店主の独り言や台湾のオススメなどを書いて行こうと思っています。

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最近の記事

神話と現実が交錯する

私は霧台(むたい)に来ていた。 そこにはなんとも形容しがたい凛とした空気が漂っていた。 降り立った瞬間の何かに全身を包まれるような不思議な感覚。 気のせいだろうか。ここは標高が高く空気が澄んでいるからだろうか。 まるで時が止まったようにも感じる。 ◆ 台湾という場所は北部は亜熱帯、南部は熱帯という気候を持つ。霧台がある最南部の屏東縣は台湾の中でも気温が高い場所である。 霧台は屏東の市街地からバスで一時間半ほど走った平均海抜1000mの山岳地帯。住んでいる原住民は主に魯凱

    • 私と台湾原住民との出会い

      それは突然の事だった。 2018年7月に反時計回りで台湾一周の旅に出ていた私は7月半ば台東の街に入ったところだった。 一ヶ月海外に滞在するため宿泊費用を極力安く抑えたい私はドミトリー仕様のゲストハウスに泊まった。 今時のゲストハウスはプライベート感のある二段ベッド仕様が多いが、そこの宿はいかにも家庭にあるような二段ベッドだった。 上の段には仕切るカーテンも無く隣のベッドは丸見えで、私は上の段をあてがわれた。 チェックインしたとき、隣のベッドの上の段にも人がいた。目が合い、

      • 売れた時の気持ち

        Plum Bloomの商品は一点物が多い。 素材自体はある程度量産できるものではあっても、作り手がひとつのデザインでひとつしか作らないので必然的に一点物になっているという感じだ。 昨日に書いたように、買付時は「これ欲しい!」という衝動が起きた物を買うようにしている。 つまりそれはすっごくすっごく自分が欲しいものだということ。 ある程度の数を買い付けることができれば、ひとつは私の、あとはお店に…ってできるけど、一点物はそれができない。 本当に欲しければ自分の物とするしかない

        • 買付ポリシー

          「仕入れの基準はなんですか?」と聞かれたら答えは「自分が欲しいかです」となる。 商品を手にした時に、 「きゃー!!可愛いぃ!!!!」 「かっこよすぎるぅぅぅ!」 「ほしいーーー!!」 という衝動が自分の中に起きるかどうか。 買い付けの時は普段は抑えている「欲」を全開にして「欲しい!!」という感覚に頼る。 次に気になるのが、 「ブランドコンセプトは何か?」 「どういうインスピレーションを受けて作ったものか?」 内容も大事だけれど、どちらかというとこの質問を聞いた時に即答する

        神話と現実が交錯する

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        • 店主の独り言
          4本

        記事

          はじめまして、Plum Bloomです

          みなさん、はじめまして。 Plum Bloom店主の柘植亜美と申します。 台湾が大好きで、台湾の素敵な雑貨を見つけて販売するお店【Plum Bloom】の運営と、Creativeな台湾をご紹介するWeb Magazine【PB by Plum Bloom】の運営をしています。 ここのnoteではWeb Magazineに掲載する未満の店主の独り言(台湾に関係ない事もたくさんあります)や、オススメの台湾などについて書いていきたいと思っております。 よろしくお願いします。

          はじめまして、Plum Bloomです