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Yamaha Syncroom付属の仮想オーディオデバイスを使い、Clusterのサブ音声から同じPCで鳴らしている音を流してみた(Windows 11での場合)。

1月11日(土)のCluster上でのグランドキャバレー「クラブ別世界」のオープンに向けての準備を着々と進めています。当初はオーディオインターフェイスにDAPをつないでそこから音楽をランダム再生で流すことを考えていたのですが、一台のPCでできれば楽なのに、と思っていました。Windows PCであれば「ステレオミキサー」を使えばPCで流れている音を拾ってくれるはずなのですが、Clusterの「サブ音声」ではどうもそれがうまくできない(私だけでしょうか)ので困っていました。

で、ちょっと調べてみたところ、仮想オーディオデバイスを使えばできそうだということが分かりました。さらに既にインストールしてあるYamahaさんのSyncroomにそれが付いていることが分かりました。

じゃあ、やってみようと思ってやってみたのですが、ちょっと手間取ったので誰かの参考になればと以下備忘録的に書いていきます。

まずは、しばらく使っていなかったらバージョンアップしていたので、Yamaha Syncroomを一度削除したうえで再インストールしました。その際、これはインストール時の標準設定でオンになっているのですが、「Yamaha SYNCROOM Driver」というのもインストールします。こちらが仮想オーディオデバイスとなります。一応インストールが終わったら再起動するといいでしょう。

その上で、「スタート」→「設定」→「サウンド」と進んで、下の方にある「すべてのサウンドデバイス」をクリックします。

そうすると入出力共に「ライン Yamaha SYNCROOM Driver (WDM)」と言うのが出てくるので、それを「有効」にします。

で、ここからが問題だったのですが、PC版のClusterアプリを開くとインプット側のClusterのサブ音声の「デバイス」には「ライン Yamaha SYNCROOM Driver (WDM)」が出てくるようにはなるのですが、問題はそこにどう音を送るか、つまりはどこから「ライン Yamaha SYNCROOM Driver (WDM)」をアウトプットとして設定するか、というところで手間取りました。先ほど「有効」にはしたのですが、「サウンドを再生する場所を選択」する「スタート」→「設定」→「サウンド」の画面には「ライン Yamaha SYNCROOM Driver (WDM)」は出てこなかったからです。「デバイスの追加」をやってみてもできませんでした。

となると、出力先を自由に設定できる音楽再生ソフトが必要となります。私の場合、以前「AIMP」というソフトをダウンロードしていたので、これならいけるかな、と思いやってみたところ行けました。このアプリを開き「設定」から「再生」をクリックすると「再生オプション」が開けます。そうするとそこの「デバイス」から「ライン Yamaha SYNCROOM Driver (WDM)」が開けました。

こうすることで「AIMP」から音楽を「ライン Yamaha SYNCROOM Driver (WDM)」に出力して(アウトプット)、それをPC版のClusterアプリで受け取る(インプット)ことができるようになりました。頭上のネームプレートが緑色になっているということはちゃんと音が出ているということです。

一応、別アカウントでipadからClusterにアクセスし、ヘッドフォンで聞いてみたところ、見事ステレオ再生されていること、音も良いことを確認しました。

ただ、心配なのはPCのスペック的にこの状態で一晩持つか、ということです。ほかにオーディオビジュアライザーも立ち上げ、画面共有機能も使いたいので。まあ、とりあえずはやってみるしかないでしょう。オープン後しばらくはそのようなトラブルも楽しんでいただければと思います。


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