ひどすぎたCD初回盤の内容トップ4

皆さんはCDだけ買いますか？CDとDVDのセット、さらにグッズ付きで買う方もいますか？
2000年代後半の邦楽で、DVDが広まると同時に、CDとDVDが付いた、「初回限定盤」なるパッケージを売る手法が出ました。それ以前の邦楽は、CDのみの販売だけでした。初回限定盤パッケージは、アルバムに多かったです。ハードカバーになったジャケット、紙ケースや特殊加工のプラスチックケース付き、キラキラ反射する紙、バンドロゴのシール付録、紙やケースに工夫されていました。
今は、ほとんどのレコード会社から、シングル・アルバムに初回限定盤パッケージが用意されています。よくあるのが、DVD付きのパッケージ、ジャケット違い、グッズ付きです。しかし、ブリが今まで見てきたなかで、「初回盤」なのに、内容がちっともおもしろくなかったり、華がないパッケージだったり、ひどいものに当たったことがあります。
今回は、ブリが見た、ひどかった初回盤の内容トップ4を書いていきます。記事内にバンド名は出ません。

♪パッケージが安っぽくてもろい

CDとDVDが収納されているパッケージが、非常に折れやすい厚紙だったことでした。ディスク収納部分が厚紙とくっついた、「デジパック仕様」なる初回盤がよくあります。プラスチックケースみたいに割れない安全性があります。しかし、強い衝撃と湿気に弱くて、扱いに気をつけなければいけません。一番嫌だったのは、ディスク収納が、厚紙のカバーに入れるタイプです。厚紙のカバーに、小さなビニール袋に包んだディスクが入った様子です。これは厚紙がもろいものが多くて、強い衝撃に要注意です。あと、傾けると、ディスクが出てきてしまうことがあります。こういうものは、ディスクが飛び出さないように、小さなビニールカバーに入れて、保管しています。
厚紙がもろくても、ディスクの内容が豪華なものがあります。でも、コストダウンのために、こんなものはどうかと思ってしまいます。

♪後出しの蔵出し映像収録

最初から見せろと、突っこみたくなった内容でした。ライブ映像集を発売した後、シングルかアルバムに、ライブ映像集に未収録だった映像を初回盤のDVDに収録した発表時、がっかりしました。何かの事情で、映像収録が後になったりして、ブリは待ち切れない日々を過ごしました。もったいぶらないで、小売りじゃなくて、まとめて1枚のDVDに入れとけばよかったのに、値段と内容が合わないと、突っこみたくなりました。
最近は、YouTubeにミュージックビデオだけ上げて、メイキング映像はシングルかアルバムの初回盤のDVDに収録するような売り方があります。YouTubeが作られて間もない頃は、ミュージックビデオは途中まで上げて、続きはDVDを買うなんていう、ひどいやり方がありました。映像をもったいぶるなんて、ディスク売上が少ないこの時代に合わない手法だと思います。映像こそYouTubeに上げてほしいものです。いまだに陽が当たらない映像を早く上げてほしいです。でも、インターネットばかりに力を入れて、DVD内容が少なくなるとさびしいです。

♪付録がランダム方式

これは嫌です。写真A、B、Cなどなどのどれかが付録で入っている、サイン入りの歌詞カードかディスクが混ざっているという、まさにガチャガチャ仕様です。アイドルがよく使った、売上を伸ばす手法です。欲しい写真を手に入れたら、CD自体がゴミになってしまったと考えたファンが多かったです。音楽よりグッズという、CDの権威が落ちた様子でした。
今は、欲しい写真やグッズをフリーマーケットサイトで手に入れやすい状況になりました。写真やグッズ単体を出品して、中にはプレミアが付いてしまったものもあります。フリーマーケットは、CDやDVDは売れず、写真やグッズがよく売れるという、皮肉な様子になっています。何十人の人間たちが寝る間をおしんで作った、音楽を大切にしてほしいものです。

♪単なる色違いジャケット

ジャケットデザインがただの色違い、アーティストの位置を変えただけ、これだけで値段が高いなんて不満です。ゲームキャラクターの使い回しじゃない。青か赤の色違いでCDのみか、DVD付きの内容なんて、不満だと思ってしまいます。ジャケットは違うだけで、歌詞カードの中身は、DVDの項目と説明事項、映像スタッフクレジットだけ加わったような、簡単な作業で済んだ、安っぽいものです。もっと仕事してほしいと突っこみたくなるものです。

以上、ひどすぎた初回限定盤の内容4つでした。音楽は素晴らしいのに、今は何かおまけがないと売れない、そんな悲しい状況になりました。DVDの映像はサブスクにはないので、貴重な内容のものが多いです。中古市場では貴重な存在です。いまだに未収録のものが多いので、レコード会社のスタッフは、映像メディアを駆使した内容を盛りこんで欲しかったです。CD不況の今では、初回盤手法はもう限界じゃないかと思います。ぜひ映像作品は、YouTubeに入れてほしいです。グッズは通販で売って欲しいです。