見出し画像

ネタバレしかないグラブルリリンクは最高って話


この記事の概要

グラブルリリンク、正式名称「GRANBLUE FANTASY:Relink」はPS4、PS5、PC(steam)で発売されたゲーム!
ソシャゲとして展開されているグランブルーファンタジーの世界観で、
とある空域でのオリジナルエピソードが展開されるゲームです。

これがすっっっごい面白かった!
ので感想記事を書きたいとおもいました。

さて、ここからネタバレの嵐です。なにせこれは感想を熱く語りたい記事なので。
なのでストーリー最終章までクリアした人に、「うんうんそうだねえ」とか「そういう感想もあるのか」と思ってもらうための記事です。

ちなみに私はグラブル本家をちょっとだけやって辞めた人間なので、本家のことはなんとなく知っているけど詳しくは知らない立場です。

じゃあ早速感想、いきます!!!




ネタバレありストーリー以外の感想

まずね~、アクションRPGとしての難易度がちょうどいい!

まだHARD以降行ってないからこれから挫ける可能性はあるんだけどね。
とりあえずストーリークリアする分にはかなりいい感じの調整がされていると思う。

私、アクションの上手さは高くないというか、
平均的なよくゲームする人の中では下手な方だと思ってるし、
そのレベルの癖してちょっとでもきっついな……ってなると投げちゃうタイプのぬるま湯ぷかぷかなプレイヤーなんだけど、
それでもアシストとかなしで諦めずにクリアできた!

苦手な人でもストーリー楽しめるようにアシスト用意あるのも大変親切……
操作自体はどちらかというとシンプルでわかりやすさに重きを置いていそうな感じだけど、「簡単すぎる」とか感じない程度で、すごく楽しい!

私はシャルロッテちゃんを操作できるアクションRPGということで始めたので、メイン操作キャラがシャルロッテちゃんだったからこそ、シンプル重視と感じるというのもあるとは思うが……(シャルロッテちゃんはとにかくやることがシンプル)

一番苦労したのはガランツァ&マギラフリラ戦で、あそこは何度やっても味方がすぐ落ちて最終的に負けるから、クエストをこなしてパーティの強化をし、再度挑戦したらいけました。
レベルを上げてぶん殴る!もできるのが比較的ライトなユーザーにも優しくできてるな~って思う。

まぁ若干厳しく感じるところを挙げるとすれば、ジャンプの挙動かもしれない。
これはSNS等でほかの遊んだ人も挙げてる率が高い話で、あれで高くて狭いところのアイテム取りに行くのとかはちょっときつい。
でも慣れの問題かも……とも思う。
私は変な慣性ジャンプのネトゲに慣れ切った人だから、まぁいずれ慣れてなんとかなるんじゃないか?という気持ちではある。
かなりこのゲーム好きなので、そこらへんはまぁ瑕疵があっても穏やかな気持ちで見ている。

世界観の描き方やグラフィックもこだわりがある


これは体験版時点でも感じたことだけど……このゲーム、「グランブルーファンタジーの世界観を徹底的に描いていくぞ!」という気概に満ちている。

まず村や街がすごい
主人公たちがお世話になる鍛冶屋やシェロの商店、クエストカウンター、その他サブクエストに必要な住人……だけじゃない!
そ、そんなにNPCを用意しているのか……!?と驚いた。数がすごい。
話の内容を立ち聞きできるNPCもいれば、決まった動作を繰り返す住人もいる。
まぁそれ自体は特筆するべきことではないんだけど……そのバリエーションと住人の数が……とにかく多い!
これは主人公たちが主に滞在する街のマップが2つしか用意されていないからこそできる芸当なのではとも思うけど。それにしたってすごい。
お店の呼び込みをしている者、酒場でカウンターに座って話している者、行商人、池で遊ぶ子供たち、街の防衛に気合を入れる騎士、ゆっくり杖をついて歩く老人……書ききれないよ!
村や街に人々が息づいている生活感すごーい!
ってなりました。もはやこの要素だけで感動もの。
グラブル本家をやりこんでいる人は私よりも何倍もうれしかったのではなかろうか……

あと種族の差もすごい
商店やってるドラフの男性はでかくてたくましく若干威圧感を感じるし、ドラフのお姉さんは服きわどくてどーん!て感じだし(?)、エルーンの人はなんか男女どっちも背中がすごい空いてる服着てて長身痩躯だし、ハーヴィンは老若男女問わず微笑ましく感じる。
多種族ファンタジー感を出すのがお上手。

あと細かなところだけど、村の道が結構奥まって曲がったところまで続いているとか、城がある街の豪勢でにぎやかな感じとか、そういう違和感のない造りも良い。

村だけじゃないぞ。
騎空艇もすごい!
騎空艇って思ったより広い!
空をバッグにすると、爽快でワクワクする旅が待ち受けているような……そういう胸弾む期待感が沸いてくる。
いや、でもそこじゃないんだ。私が伝えたいのは。
最初のバハムート暴走時のバトル! バハムートによってどんどん壊れていく騎空艇! 「やめろ~!」と思いながらもその壊れていく過程のグラフィックの良さに感動していた。
あそこらへんの気合の入れよう、すごくなかったですか?
直接的なゲームの面白さには寄与しないかもしれないけど、私はあれで没入感がプラスされたので、ありがとう!といった気持ちがある

そして、グラブル本来のキャラクターグラフィックの良さと3Dキャラクターの絶妙な落としどころについても触れたい。
あの、一目でグラブルだ~!とわかる感じの素敵なタッチのキャライラストは、ステータス画面的な場面やアイコンとして使用されている。
相変わらず圧巻のクオリティだ。

そして発売前ちょっと不安だった「3Dであのキャラクター達を表現したら、違和感が生じてしまうのではないか?」というところだが、そんなことはない。
完全にイラストに近い雰囲気のキャラクターだ!となる。
もちろん、イラストのタッチはあのままではない。3D特有のテカテカした感じも多少あり、完全にあのイラストがそのまま動いているわけではない。
3Dになったことで(この服すごい服だな……)みたいなのも感じはする。
それでも違和感なく物語に没入できる絶妙なバランスに仕上げたという点を評価したい
表情とか特にね、活き活きとしていて良かったです。

音楽最高!

グラブル本家からそうだったが、耳に残りつつもゲーム体験を音楽一辺倒にさせないほどよいファンタジーっぽい音楽が流れる。
なんならグラブル本家で聞いたBGMっぽいのもリリンクで聞ける。
音楽も間違いなく楽しさの一助になっている、と思うくらいには良いBGMが聞ける。
サントラ買おうかなぁって悩んでたりもする。CD6枚組らしい。(6枚!?)

個人的に特に好きなのが、ガランツァ&マギラフリラ戦の奥義使うあたりから流れるあのBGM。
もっとも苦戦したと述べたあの戦いだが、BGMがとにかくかっこよく、気持ち的にはずっと楽しかった。
後々再度聞けるタイミングがあって、印象に残った理由に聞く回数が多かったのもあるかもしれない。

UIや動作面など細かなところ

文句なし!いや、ちょっとありました。
基本的にサクッとうごいてUIもわかりやすく、楽しさを削ぐものではない程度によくできているなぁ……ってくらいの感想なんだけど。
クエストでボス倒したときの演出の長さがちょっと気になる。
おそらく今後周回とか必要になるであろうときにあの長さが苦にならないといいな……と思っている。
アプデとかでスキップができるようになると嬉しい。

ここからが本番、ネタバレありストーリーの感想……いくぞ!!


いや~、正直舐めてましたね
メインストーリーすごい面白い!

最初のローランと会って星晶獣と戦うあたりまでは物語としては「まーそんなもんか。でもこの主人公パーティ雰囲気いいな……」くらいだったんですよね。(星晶獣のデザインはかなり良いと思うし、フラカーン戦にたどり着くまでの行程はゲームとしてかなり好き)


ん?なんかこのゲーム、様子が普通と違うぞ……!と気づいた

ルリアが教団に奪われるところあるじゃないですか。
あのあたりでちょっと見る目変わりましたね……

あの……ジータちゃん(グランくん)に対する曇らせえぐくないですか……?
大変良いと思います(小声)

いや、そんな執拗に敗北を色濃く描かなくても……!と驚愕しました。
すごい、希望の光の一筋さえ見つからなそうな負けっぷりすごいよ。
手をルリアに伸ばしたところで、イドの剣が振り下ろされて断ち切るような、あの演出。ぐっときましたね……!
はえ~~、すげ~~~、なんか物凄い熱量を感じさせる物語に触れちゃったみたいだぞ……!とワクワクしきりでした。

敗北シーンが終わってからも、悪夢を見せて追撃するあたりも恐ろしい。
正気か……!?制作陣、徹底的に主人公を曇らせるつもりだぞ……!
と感じました。
いやー、作ってる側ノリノリじゃん。楽しんでそう~~~!(邪推)とまで思いました。

その時、畏怖を覚え、覚悟を決めましたね。
怖いよ、その熱量! ……でもそれだけ"本気"でやろうっていうんだな……!
私も全力で向き合ってやる!!!

と。

実際ここからも熱量がすごかった。
なんならボルテージが底知れず上がっていく感覚すらありました

細かいところでいうと、徹底的な敗北の後、エオスソードを装備して新衣装になるところよかったですね。ジータちゃん、かわいくてかっこいい……

これは個人の好みの話になるんですけど、
「女主人公」というカテゴリがとにかく好きなため、ジータちゃん、かなり良かったです。
大好き~~! お前こそが主人公だーーー!




え?このでっかいやつ、もしかして面白い奴じゃない??

で。ガランツァ将軍戦ですよ。
最初、強面のでっかい圧の強いやつだな……ぐらいに思ってたんですけど、なんか戦っているうちにも面白いバトルジャンキーだということが分かり、好感度あがっていって、すごかった。
ただただバトルジャンキーなだけで、かなり好漢だよね……
いや、バトルジャンキーなところが厄介なんだけど。
槍飛ばしてそれに乗るの、何? やば過ぎ。

あとルリアノートのガランツァ将軍の項目みたんですけど……
教団に入った目的すごくないですか!?
星の民のすげー奴と戦うぞ!みたいなノリで!?
それでいて離反した理由が、空の破壊を目論まれたから、なのいいですよね。
根はマジでいいやつなんだ……ってのがわかって……
ただただバトルジャンキーなのがちょっとというか、だいぶ厄介だけど……

マナガルムあたりはあんまり話すことないな……
氷のマップの神秘的な空間が好きだったのと、マナガルムの戦い方はかなり好みでした。

あの、好みまっしぐらの女ハーヴィンでてきたんですけど……

6章やばかった。
砂漠MAPのギミック結構楽しかった(滑って高速移動できる奴とか)し、マギラフリラ最高に好みだし、エクスカリオン戦の規模圧巻だし……

マギラフリラとかいう女ハーヴィン、やばすぎる大好き~~!もーっ!
無数の刃を操って、浮遊し、ハーヴィンだからかなり小柄で?
お嬢様で一族を大事にしてて?
実は表情豊かで、人を信じることが苦手(ルリアノートより)?
27歳!?!?
重課金装備を振り回す!???

かわいすぎるにもほどがある……!助けてくれっ!!!

一族のことはかなり大事にしてて、迫害された刃重衆の身を寄せるところとして教団を選んだの、悲しみもあるけどグッときちゃう部分も強いな……

てかこういう大変な事情抱えた感じで教団に入るのが通常じゃないの!?
なぁ、ガランツァ将軍!!聞いてるか!?

エクスカリオン戦もよかったですね。
クソデカロボットとの対決、かなり大変だった。
けど、楽しさもでかい思い出として残ったぜ……ありがとうCygames……

予感はしてたけど、イド、お前……

ヴォルカンボーラ戦、ゲーム的にはつらいけど、ストーリー的には楽しかった~~~~~という記憶。
まず敵との共闘って感じもよかったし、暴走しているボスを追って削っていく感じがすごくよかった
ただ、逃げ場まで遠い範囲攻撃とか、攻撃当てるところの少ない感じはちょっと辛かったな……これはシャルロッテちゃんでやってたからかもしれないけど。

イドがまたさぁ、お前……なんかあのやばそうな教団と育ての親の環境にいながら……かなり真っ当なのか!?ってびっくりしたよね。
多分ガランツァ将軍とかマギラフリラがいい感じに和らげる方向に作用したんだろうな……あの三将、大好きぃ……

あとルリアかわいいからな、仕方ない……ルリアはとにかく光属性って感じでそれにあてられる部分があったのも、納得がいく……


うおおおお、二将の共闘だあああああ!!

シードホルム城突入。
なんか変なロボットバトルもかなり面白かったが、それさえ霞んでしまうものが待ち受けてましたね……
ガランツァ&マギラフリラ戦楽しすぎ!

戦闘準備の紅茶&おにぎりもよかったが、戦闘中のコントみたいな仲いい掛け合いや、合わせ技、敗北後のセリフもすごい。
全部おいしい。

合わせ技……よかったですね。BGMの良さも相まって、大変熱かった。
それはそれとしてかなり辛酸をなめさせられたが……でも本当に楽しく気分の良い戦いができたんだよな!

それでいて、まだストーリーの美味しい可食部、いっぱいあるんだよな。なにこのゲーム、面白過ぎる……



いちばんよかった部分。トロの部分。

イド戦もイド……ってなりながらなんとか倒し、最初のアンラマンユ戦。
エオスソード、ここで伏線回収としてちゃんと効いてくるのずるくない!?

あとこのシナリオの一番トロの部分だと思うの、タイトル回収部分みたいなところですね……
このゲームRelinkなんだよな……ルリアと主人公の二人の生命のリンクについては序盤から折に触れて説明されてきたが……世界観説明だけじゃなくストーリーにも生かしてくるんだねえ! 剛腕すぎないか!?

ふたりが再度つながるって……リリンクじゃん!
「始原の竜……」から始まる召喚のあたりなんか、正直感動で泣いてた
ルリア戻ってきて本当に良かった……あの濃厚な敗北シーン、ここらへんのカタルシスのためにあったんだなぁ。
最高の王道ストーリー、グラブルリリンク。ありがとうCygames……

でもまだ終わりじゃないんだよな……


便利屋の兄ちゃんを取り戻すぞ……! ん!?まだこいつら好感度上げに来た!

ローランもなんだかんだ結構好きになってきてたところだったし、いっちょ助けにいくかぁ」っておもってヴァヨイの塔進んだらさぁ
怒涛の星晶獣ラッシュだったんだけど、それに加えてさぁ!
ガランツァ将軍とマギラフリラ、それにイド。それぞれ加勢してくれるじゃん!!!お前ら……大好き!
味方にすると頼もしすぎる。
他にもアンラマンユのところでは騎空艇でいっぱい駆けつけてくれてさぁ……何度でもいうが、楽しすぎるこのゲーム……

それからイドがバハムートオルタとして暴れようとするところに移って、
囚われたひとりを助けるために戦いに挑むパターンが三連続は、
さすがにワンパターンじゃないか?とも思ったけど、
でもまぁ、このストーリーならイドの内面や背景にも触れなきゃだよなぁ
と考えて、ちょっと奮い立たせて(奮い立たせる必要があった。ワンパターンさにちょっと疲れたため)挑んだ最終章

お決まりの王道ってかんじだけど、イドが抵抗しながらこっちに攻撃してくるの、よかったですね。
イド、あのリリスに育てられたにしては、根が善人すぎるって。
主人公パーティの駆ける言葉も、結構涙腺にきちゃった。

最後、バハムートオルタをイドと二人で向こう側に押し込むシーンもかなり熱かった。

終わりに


実はまだ0章をクリアしてないので、まだローラン戻ってきてない。そもそも戻ってくるのか??
そんな感じで0章も楽しみにしながら、ネタバレ感想は終わりです。

本当に楽しく、良いゲーム体験ができたな……買ってよかったと思えるゲームでした!ありがとうCygames……ありがとうグラブルリリンク!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?