【台本】もしも、ルパン三世と手塚国光と土方歳三と三井寿と伊達政宗らが同級生だったら。

※○○先生となっているところなどキャラ名のないものは、
適当に名前つけて読んでください。

女先生1:それでは、点呼を取ります。
ルパン三世くーん。

ルパン三世:ははーい。かわいこちゃん。ボクはここにいるよ~。

女先生1:はい。だけでいいです。

女先生1:次、手塚国光くん。

手塚国光:「油断せずにいこう。」

女先生1:カッコつけないでいいから。はい。とだけいえばよろしい。

女先生1:次…。土方歳三くん。

土方歳三:・・・・。

女先生1:はいはい。今日も寡黙ね。出席と。

ルパン三世&手塚国光:あー。先生!
なんで土方は、はい!って言わないでもOKなんですか?

もしかして、先生、えこひいきしてません?

女先生1:してません!!

手塚国光:ほんとかなぁ。じゃぁ他のメンバーも呼んできてみますね。

(教室の扉が開く)

女先生1:はいはい。わかりましたよ。
じゃぁ。呼びますね。三井寿くん。

三井寿:安西先生……!!バスケがしたいです……。

女先生1:はいはい。すればいいと思いますよ。
ちなみに、私は、安西先生じゃないけどね。

女先生1:ええと、じゃぁ。出席と。

女先生1:では、次。
ええと…。伊達政宗くん。

伊達政宗:うむ。呼んだか。儂(わし)が独眼竜政宗であるぞ。

女先生1:はいはい。いいから、兜、外しなさい。
まったくいつになったら、ふつうの服を着てくるのかしら。

女先生1:独特だけど、出席と。

女先生1:次、○○さん(女生徒1のこと)

女生徒1:(得意なキャラの声で)はい。

女先生1:はい。○○さん、出席。

女先生1:次、○○さん(女生徒2のこと)

女生徒2:(得意なキャラの声で)はい。

先生:はい。○○さん、出席。

先生:よし。これで全員、揃ったわね。

ルパン三世:だね。かわいこちゃん。

手塚国光:「油断せずにいこう。」

土方歳三:・・・・。

女生徒1:(得意なキャラの声で)はい。

三井寿:行くぜ!

女生徒2:(得意なキャラの声で)はい。

伊達政宗:うむ。出陣じゃ!

女先生1:はいはい。(手をパンパンとする)
女先生1:それでは、説明しますね。

伊達政宗:うむ。よいぞ。申せ。

女先生1:はいはい。(いつものことという感じであしらう)

女先生1:ええとですね。
今日は、たくさんの声優さんが、我が校に来てくれています。

それでですね。ちょっと個性が強い、このクラスの生徒のみなさんにお願いがあって。くれぐれも「声優さん」に失礼がないようにね。

女生徒1:(得意なキャラの声で)失礼にあたらないようにとは?

女先生1:たとえば……。「声優さん」がやってくれる役の真似をするとか。

(全員)ああ……。

(全員)それは、つまり、私たちの方がうまいと傷つくからということですか?

女先生1:違います!下手だったり、似てないと失礼だからです!!

(全員)なんだ。そうですか。じゃぁ。似ていればやっても失礼じゃないんですね?

女先生1:そ、そういうことじゃ……。

女生徒2:(得意なキャラの声で)ないんですか?

女先生1:ええ。

女生徒2:(得意なキャラの声で)では、どうしろと?

女先生1:お願いだから、声優さんが帰るまで大人しくしといて。

(全員)wwwwwwwww

伊達政宗:それはムリな相談じゃ。わが軍のこの個性の強さ、
おぬしも、わかっとるだろうに。

女先生1:そうだけど……。だから、頼んでるんでしょう?
お願いよ。たった3時間(1刻半)なの。それぐらいの間、大人しくできるでしょ?

伊達政宗:ふむ。1刻半か…。ムリではない。
ほかならぬ先生の頼み……。この政宗、引き受けた。
ところで、褒美はなんじゃ?

女先生1:はっ?褒美?

伊達政宗:そうじゃ。褒美じゃ。任務を全うしたら褒美は出るもんじゃろが。

女先生1:そんなもの。ありません。

伊達政宗:そうか…。じゃぁ。しょうがない。この話はなかったことにしよう。

女先生1:そ、それは困るわ。

伊達政宗:困る?そうか。そうなのか。
では、どうする?

女先生1:・・・・・・。
女先生1:政宗くん、数学の補習免除でどうかしら?

伊達政宗:ふむ。悪くない。しかし、今回の任務は、ほかのメンバーにも協力してもらわないと中途半端に終わると思うが?

女先生1:そ、そうよね。じゃぁ。それぞれ、ひとつだけ、補習を免除してほしい教科をいいなさい。その教科を免除してあげます。どう?

伊達政宗:ふむ。儂(わし)は、悪くないと思うが……。
みなのものどうじゃ?

(全員)いいと思います。

女先生1:ありがとう。では。それで。

伊達政宗:承知した。それでは、さっそく客人をもてなすために、茶の湯の準備と能の準備をしよう。みなのもの、くれぐれも失礼がないように。

(全員)はい!

女先生1:(慌てて)STOP!!

伊達政宗:なんじゃ?

女先生1:先生さっき頼んだよね?「大人しくしてて」って。

伊達政宗:そんなこともあったかもしれぬ。

女先生1:そう。わかった。じゃぁ。補習免除という取引はナシね。

伊達政宗:ああーーー。思い出した。思い出したぞ。
そうじゃそうじゃ。そうじゃった。

みなのもの。茶の湯も能もナシじゃ。
ただただじっと耐えるのじゃ。よいな?

(全員)はーい。

女先生1:ほんと、頼むわよ……。はぁ……。胃がキリキリしてくる……。

女先生2:○○先生(○○のところの部分は、てきとうに名前つけて、(名前)のあとに先生をつけて読んでください)みなさん、ご到着なさいました。

女先生1:うん。わかった。いまいく。
そういって○○先生は教室を出ていいた。
そのとき、教室の風がふわっと流れ、僕らの意識を書き換えた。

【完】

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