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詩や詩のようなものを、まとめてみました。

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自然が大好き 人も大好き 感じることをそのまま詩にたくしたり、 応援したい人のことを想像しながら詩を書いたり 時には心から絞り出すように、時には自然を感じながら流れるように、 普…
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2021年12月の記事一覧

『日常の一コマ』

空さん、少し泣いていた 今は、泣かないでって 泣き止んでくれた 嬉しくて、悲しくて、泣い…

A-VOCE
2年前
86

『一枚一枚』

いつの間にか年月が経っていて 思い出だけが積み重なっていく データの消去や書類の廃棄のよ…

A-VOCE
2年前
77

『いつになく静か』

凪の海、いつになく静かに佇む 海鳥が 1羽2羽3羽と、順番に素潜り 縁日の帰りに立ち寄っ…

A-VOCE
2年前
85

『近い道を一緒に歩く』

今することなの 明日じゃダメなの それ買うの、買わなきゃいけないの って、言われても 街…

A-VOCE
2年前
79

『白く広がる世界』

いつもと違う風景に出会いたくて 少しだけ早く出掛け 日の光を少しだけ高く感じ 頭のてっぺ…

A-VOCE
2年前
88

『さぁ始まる』

遅めのランチ済ませて 向かう先には待っている ビートの効いたサウンド 聴きながらハイテン…

A-VOCE
2年前
73

『思わずつぶやく』

夕陽を背に受けて 前には足の長い人影が現れ すぐ目の前では海での攻防戦 海鳥が捕まえた魚を落とした あっ! 情けねぇなぁと 思わず呟き、同時に脳内で 逃がした魚は大きいぞって 夕焼け空が、一面オレンジ色に ぽっかり空に浮かんだ丸い雲 うっすら桃色に染まり 筋を引くように形を変えて 仄かな想いを残していった 今日と明日へとつながる道 真っ直ぐに見つめながら

『届けよう』

大きな紙袋 何が入っているのだろう 茶色や白や柄入りのもの 洋菓子や和菓子、持ち歩き 見…

A-VOCE
2年前
77

『海の深さとともに』

緑や青へ途中で色が変わって 海の色は変化して 透明な浅い部分と深い部分 透明な部分は、奥…

A-VOCE
2年前
77

『太陽に照らされて』

若草色だった芝生 今は飴色に変わり 大地のふかふかラグに 色褪せることのない空気感 冬の…

A-VOCE
2年前
76

『もう少しだけ』

カーテンを閉めて 部屋を温かくして暖を取る 白い吐息を吐く装置で 乾燥した空気を湿らせて…

A-VOCE
2年前
85

『波のやさしさ』

波に洗われ、削れていく 岩肌が、丸くなって 海藻が、へばり付いている 幾年もかけて、やさ…

A-VOCE
2年前
75

『伸びてつながって』

下から上へぐんと伸びた 大きな飛行機雲 あなたを乗せてぐんぐんと 夢をのせて広がっていく…

A-VOCE
2年前
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『気づかない錆び』

自転車に乗って 遠く遠く離れた世界へ向かう 力一杯ペダルを踏み込み 都会の喧騒を忘れ去るかのように 真っ直ぐに前を向いて漕ぎ続ける 空の青さと雲の白さに見惚れ 少し汗ばんできた体内時計 アロマオイルで癒す 気付く暇がなく キコキコと鳴っている自転車 茶色く錆びたチェーンがフル回転 そろそろ差してあげないと この1年、頑張ってくれたのだから 少しだけ、ほんの一瞬だけ 笑顔が見たいから、漕ぎ続けている 自転車に乗って